2012年5月31日木曜日

5月のこれ一本

最近、意識して(努力目標として)散財をやめてるんですが、ビックリするくらいゲームを購入することがなくなりました
というかマジで未開封ゲーと積みゲーを消化するだけで余裕でしばらく遊べるレベルなんですよね
それでもなぜか新作を欲しいという欲望と戦う日々…
個人的な性格からいって、ぜったいちょろっとプレイしただけで満足しちゃうってのが分かってるから何とも言えない…

まあ、そんなことはどうでもいいとして、今月のこれといった作品は「タッカーとデイル」ですかね
個人的な趣味でアレですが、ホントにこういう作品はいいわあ
観ていて良い意味で裏切ってくれる映画はおもしろい
一般的に言えば「テルマエ~」だろうけど、あえて今月は「タッカーとデイル」ということでひとつ

2012年5月29日火曜日

メン・イン・ブラック3 (2012/米)

監督:バリー・ソネンフェルド
出演:ウィル・スミス / トミー・リー・ジョーンズ / ジョシュ・ブローリン / エマ・トンプソン / ジェマイン・クレメント / マイケル・スタールバーグ








地球におけるエイリアンの存在を監視する秘密組織MIB
ある日、そのエージェントJの相棒であるエージェントKと因縁のあるエイリアン・ボリスが脱走してしまう

なぜ今このMIBなのか、としか言いようのない内容でしたね
確かに映像的な演出はパワーアップしてるけど、中身はホントにあの頃のMIBという感じ
作品じたいまだ懐かしむほど古いとは思えないし、なんとも過去作が完熟しないままに新作をだされても、ね
しかもご丁寧にあの頃MIBを観て楽しんだ人向け、という風でなくてノリもまんま当時のまま
おっさん的にMIBの名前に釣られてはみましたが、ギャグの要素しかりライトすぎる内容は若者向けな感じを受けましたね

まあ、でもきわものエイリアンが出てきてはドタバタするJとクールさが逆におかしいKの活躍は観てて楽しい
ホントにいろんなエイリアンが出てくる序盤は楽しいんですよ・・・
それなのに過去パートになって物語が転がり始まるとビックリするくらい退屈になっていきます
過去なら過去でその当時っぽさをだした時代を感じ取れるエイリアンとのあれこれを観たかったんですが、実際の内容はメインストーリー一本筋
せっかく過去の世界を描いてるんだから、もっと「昔のMIBはこうだったんだぜ?今では考えられないだろ?」みたいのを観たいじゃない
というか全体的に過去なのに過去を描いてる感が薄い

ストーリー展開もけっこう稚拙でいっさい頭を使わずによだれ垂らして、なんならちょっとくらい寝ても問題ないかもしれんね
こう書いてくるとすごいつまらない作品のようだけど、そこまで悪い映画じゃないんですよ
いや、フォローとかじゃなくて
楽しめる人はホントにおもしろおかしく爆笑できるシーンもある、と思いますし
普通、そんな印象が強くて灰汁がない一本でしたね

個人的評価:75点
オススメ度:3作目はどうしてこうも過去を描きたがるのか




メン・イン・ブラック3 予告

2012年5月27日日曜日

ダーク・シャドウ (2012/米)

監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ / ミシェル・ファイファー / ヘレナ・ボナム=カーター / エヴァ・グリーン / ジャッキー・アール・ヘイリー / ジョニー・リー・ミラー / クロエ・グレース・モレッツ / ベラ・ヒースコート / ガリー・マクグラス / イヴァン・ケイ / スザンナ・カッペラーロ / クリストファー・リー / アリス・クーパー






魔女の呪いにより吸血鬼にされたうえ、扇動された民衆によって地面深く埋められてしまったバーナバス・コリンズ
それから200年後、偶然にも掘り起こされたバーナバスはかつての記憶を頼りに館に戻るのだったが…

いやあ、これ予告編詐欺にもほどがあるだろ
現代(でもないか)によみがえったヴァンパイアが科学の発達にハッスルしながら、落ちぶれた家系とやさぐれ子孫たちにファミリーっぽい絆をなんやら…ってファミリーコメディだと思うだろ?
それがいざフタを開けてみたら平気で人は死ぬし下ネタもあるしギャグはスベリっぱなしだし…それでいてダークファンタジーに徹しきれてない、ザ・中途半端映画だったよ
なんというかフルコースの料理をいっきにテーブルに乗せられ、しかもパッと見でどれが前菜やらメインやらデザートやら判別つかない品々におっかなビックリちょっとずつ手を付けてみました、みたい感じの作品…って分かりづらいか

とりあえず現代によみがえったヴァンパイアのジェネレーションギャップコメディがしたいのか、没落したコリンズ家を建て直したいのか、ファミリーの絆を描きたいのか、魔女との愛憎劇と新たなロマンスを描きたかったのか…ホントになにがやりたいのかよく分からん映画でしたね
コメディとダークさ、ロマンスと下ネタがホントにぐっちゃぐちゃでまとまりがない
しょうじきこれをファミリーコメディとして観にくるとガッカリ度がハンパないでしょうね
まちがって子供連れで観た日にゃ「パパー、あの女の人、おまたに顔をうずめて何してるのー?」と聞かれるリスクを背負うことになるかもね

それでもクライマックスになって唐突に設定が色々ひろがっていく感じはおもしろかった
でも、それを受けてのラストでようやくコリンズ家のキャラ紹介が終わって、いよいよ役者がそろい、これからおもしろくなるってところで終わるのはどうなんスかね
もっと早い段階できわものファミリーを出し切って、そっからドタバタ日常&非日常コメディやってくれれば、ね…
200年後の世界へけっこう柔軟に対応してるバーナバスさんの性格はちょっとよかったし、ひとりひとりのキャラはホントに良い味だしてるだけに素材をいかしきれてないもったいない一本でしたね

個人的評価:60点
オススメ度:ビッチであることは認める




ダーク・シャドウ 予告

2012年5月24日木曜日

ストレンヂア 無皇刃譚 (2007/日)

監督:安藤真裕
出演:長瀬智也 / 知念侑李 / 竹中直人 / 山寺宏一 / 石塚運昇 / 宮野真守 / 坂本真綾 / 大塚明夫








乱世の時代、ある寺へ向かって犬と共に逃避行を続ける少年、仔太郎
少年は異国の武装集団に襲われたところを助けてもらった、刀を封印した男を用心棒に雇うのだった

ライトな冒険アクションものかと思ってたら、これが意外に芯のしっかりした活劇ものでしたね
出てくる剣客たちはいずれも常人から外れた技をもってはいるんですが、刀で斬られればひるむし戦いが長引けば体力も失う
気合いや不思議な力でいきなり強くなったりすることがなく、人としての肉体的もろさがあるのがいい
斬られればその度合いによって傷を負うし、どんな強者でももろに攻撃をもらえばあっさり即死していきます
だから観てて非常に緊張感があります
どんなに魅力的で強うそうなキャラでも常に死と隣り合わせな感じがおもしろい

話的には明国に狙われてる仔太郎と、そんな少年を成り行きで守ることになった刀を封印した名無しの剣士が旅を続ける…といった感じ
さらに赤池国と明国は共謀しつつも赤池の領主は明を出し抜こうと画策しており、このふたつの勢力の激突も描かれてます
しょうじき主人公たち対明国の刺客の戦い、というより赤池と明の対立の方がメインな気がしないでもない
赤池側にも虎杖(いたどり)さんというナイスなキャラがいるんですが、しょうじき主人公の名無しさんの存在を大きく食ってますね

とにもかくにもストーリーがちょっと残念なのは否めない
主人公周りのエピソードとかもっと深く描いてもいいだろうし、名無しと虎杖の確執みたいなのもあってもよかったんじゃなかろうか
なにより明国の刺客と名無しの戦いがラストに集中してしまっているので、どうにも名無しという主人公のキャラの掘り下げが足りないかなあ、と
加えて言うなら個人的に作品の雰囲気や演出は満足ですが、このキャラの端正な顔つきっぷりだけはちょっと受け入れられない
もっともっと泥臭く汗くさい感じが画面から伝わってくるようなキャラでもよかったのにな

そんな感じで斬られれば死ぬ、そんなあたりまえな演出がおもしろいし、敵の目的であるものの胡散臭さとその顛末の描き方も個人的にはよかったんですが、じゃっかん惜しい点が多いのが気になった一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:別に名無しさんが刀を封印してる設定なくてもよっかたんじゃね?




ストレンヂア 無皇刃譚 予告


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2012年5月22日火曜日

からっぽ (2012/日)

監督:草野翔吾
出演:清水尚弥 / 平愛梨 / 三浦誠己 / 山本浩司 / 向清太朗 / 伊藤毅 / 橘実里 / 岡田浩暉 / 大杉漣 / 品川徹 / 宮下順子








存在感が極端に薄い少年、加藤小判
誰にも意識されないことでテレポートできる能力がある彼は、ある日、孤独な女シーナと出会い・・・

個人的に思い入れのある土地である桐生で全編ロケされた作品
「ああ、ここかー」と見覚えのある場所が映るたびににやにやしておりました
まあ、それはそれとして、内容的にはけっこうコメディよりになっていて、孤独の深刻さとかシリアスになりそうな場面はあえて深く描いてない感じ
内容うんぬんというより雰囲気を楽しむ作品かもしれません

テレポートするたびに自分がいかに誰からも必要とされてないか痛感し、その能力がイヤな主人公
出会った女のシーナもどこか陰のある孤独を抱えており、じゃっかん似たもの同士で行動するうちに誰にも意識されてなかった主人公が、良くも悪くも相手に意識される日常の中で満たされていく
まあ、そんな感じのロマンス要素ありきのコメディなんかなあ、と思ってたんですが終盤になってちょっと流れが変わります

個人的にエピソード的に分離してると感じる終盤のカッパ編
このカッパ編になってから急におもしろくなります
よりコメディ要素が増え、主人公がいろんな人とふれ合うことで作品的に深みもでてきてる感じでした
そういった意味でもしょうじき前半のシーナとの交流がちょと長く描きすぎてる気がしましたね
どっちかといえばいろんなキャラとの交流と主人公の存在感みたいのをおもしろおかしく描いてくれた方がおもしろい

シーナ編を引っ張りすぎてることでシーナとの関係をメインにしたいのか、主人公の存在感を描くのをメインにしたいのかブレてるのがもったいないなあ、と
あとは意識世界と現実世界の境界をもっと曖昧に描いたり、トリッキーな演出とかあれば個人的には楽しめたんですが・・・
なんて偉そうですが、もっと練り込めばもっともっとおもしろくなる気がした一本でした

個人的評価:70点
オススメ度:めんどくさいなら仕方ないな



からっぽ 予告

2012年5月20日日曜日

バッド・ティーチャー (2011/米)

監督:ジェイク・カスダン
出演:キャメロン・ディアス / ジャスティン・ティンバーレイク / ジェイソン・シーゲル / ルーシー・パンチ / ジョン・マイケル・ヒギンズ / フィリス・スミス / モリー・シャノン / デイヴ・アレン / エリック・ストーンストリート / ジリアン・アルメナンテ / ポール・フェイグ / トーマス・レノン / ナット・ファクソン / ステファニー・ファラシー / デヴィッド・ペイマー / アラナ・ユーバック





結婚を前に中学教師を辞めたエリザベス
しかし結婚目前、彼氏にお金目的で付き合っていたとバレて結婚話は白紙になり嫌々もとの中学校へ復職するのだった

まったくやる気も熱意もなく、得にならない人との付き合いもしない女教師
玉の輿にのれそうな男をゲットすることだけには努力を惜しまない主人公のダメ教師っぷりをコミカルに描いた…ただそれだけの作品でしたね
どうせふだん素行が悪いヤツがちょっと良いことしたらすっごい大げさに褒められる、そんな感じの内容なんだろと思ってたんですが、それすらない薄っぺらな映画に気分が落ちまくり

とりあえずノリ的に洗車シーンあたりまでは普通におもしろかった
そこから偽善者エイミーさんとの対立を描いていく流れもよかった
でもとにかくなにもかもが中途半端で不完全燃焼なんですよね
悪対偽善者のやりすぎどたばたコメディならそれに徹すればいいのに、勉強以外のところで生徒との絆が知らず知らずに深まっていくならそれに徹すればいいのに、とにかく玉の輿大作戦ならそれに徹すればいいのに、ホントに本編の主人公よろしく映画じたいにやる気が感じられない
後に残ったのは正真正銘のクズ教師だな、という印象だけ

あとは主人公の心境の変化っぷりが個人的にまったく理解できなかった
直前までクズでビッチで悪賢さっぷりをいかんなく発揮してたのに、なんか急に悟った感じで心境変化しても「はあ?」としか言いようがない
まるでとりあえず最後のしめに向かって無理矢理キレイに終わらせようとしたみたいな展開ですね
生徒たちとの絆もあんまり感じられないし、いったいなにが描きたかったのかも不完全燃焼な一本でした

個人的評価:30点
オススメ度:2008年問題について詳しく




バッド・ティーチャー 予告

2012年5月18日金曜日

おいしい殺し方 (2006/日)

監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ / 波多野健
出演:奥菜恵 / 犬山イヌコ / 池谷のぶえ / 真木よう子 / 久ヶ沢徹 / 長谷川朝晴 / みのすけ / 山崎一








料理ベタで男に逃げられる日々の消崎は一念発起して料理スクールに通うことにする
そこの有名料理研究家の先生が彼女へのメールを最後に連絡がとれなくなり…

かなりコメディよりな脱力系ミステリーな内容
しょうじきコメディ部分はおもしろいけどミステリー部分が壊滅的につまらない
同じような感じの作品なら、ちょっと前にやっていたテレビドラマの「妄想捜査」の方が完成度が高い気がしますね
あと普通に主人公たち三人の言動や行動にイラッとくる場面もあって、なんともすっきり笑えたという気持ちよさもないかな

料理スクールの先生の件は自分のせいだと悩む主人公
そんなことよりおもしろそうじゃん、と素人探偵ごっこをはじめるふたりのババア
そうこうしてるうちに先生の一件は事件性が強く、自分のせいじゃないんじゃね?って思いはじめた主人公もババアたちに加わって三人で素人探偵団を結成して色々と調べ始める…という展開
うーん、このババアどもの厚顔無恥な探偵ごっこを許せるか否かでこの作品の評価は大きく変わってくるかもしれません
笑い飛ばせるなら楽しめるだろうし、さすがにイラッとくるわという人には微妙な印象な作品

あとミステリー要素を求めてもダメですね
ホントにミステリー要素はオマケもオマケ、二時間ドラマ以下というか通常のテレビドラマ以下でしかない
作中でも台詞にありますが、常に非常識でトンチンカンなことを言ってるキャラたちが、たまーにすんごく常識的なことを言ってツッコミを返すのが見どころ
出てくるキャラたちもみんな個性的でおもしろい、まあ、じゃっかんすべってる登場人物もいるけど、基本的にキャラ祭りを楽しむ作品かな

色々とおもしろくなる要素があるんだけど、個人的にはなんとも残念な内容だったかな
ミステリー部分がしっかりしてればまだ楽しめたんですが…

個人的評価:40点
オススメ度:全体的に中途半端




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2012年5月15日火曜日

幸せの教室 (2011/米)

監督:トム・ハンクス
出演:トム・ハンクス / ジュリア・ロバーツ / ブライアン・クランストン / セドリック・ジ・エンターテイナー / タラジ・P・ヘンソン / ググ・バサ=ロー / ウィルマー・バルデラマ / パム・グリア / ラミ・マレック / ジョージ・タケイ / グレイス・ガマー / リタ・ウィルソン / ジョン・セダ / リチャード・モントーヤ / マリア・カナルス=バレッラ / ホームズ・オズボーン / デイル・ダイ / ニア・ヴァルダロス





長年つとめてきたスーパーをリストラで解雇された中年男のラリー
再就職先を探すも難しく、学歴をつけようと短大を訪れるのだった

中年大学生がそこで出会った先生の講義を受けているうちに恋になんちゃら・・・ってのをコミカルに描いてる感じの作品
うん、まあ、これといった斬新な設定じゃないけど、そこは実力のあるトムのことだ、なんとか感情をゆさぶる内容に作り上げてるにちがいない
と思って観たら予想外にすっかすかな内容と、ひたすらライトな展開におどろいた
鑑賞後にまったくなにも残らないダメな意味でのライトさですね

中年おっさんの大学生活、もとはスーパーの店員だってんだから社交性だけは抜群で、持ち前のラリーワールドを展開してすぐに学生たちとは仲良くなっていきます
かなりポジティブなおっさん学生ライフストーリーとしてはおもしろいんですが、この作品の芯が個人的にまったく見えてこなくて物足りなかったですね
スピーチクラスの学生たちとの交流、先生との交流、スクーターギャングたちとの交流、お近所さんたちとの交流、バイト先の人たちとの交流・・・いろんなことをちょっとずつ描きすぎてるんじゃないかな、と

ありがちではあるけど、先生とのロマンスを軸にクラスの学生たちとの交流を描くくらいのシンプルな内容でもよかったんじゃなかろうか
あと主人公に明確な目的がないってのも、ね
なにかなさなければならないことに向かって努力して、時には挫折しそうになりながらも前に進む物語ってのをこの映画には期待してたんだけど・・・
単に学生生活を送ってたら先生とつきあうことになりました、ってだけの話になっちゃってる印象
そこになんのドラマもないんですよね

そんな感じでインスタントにハッピーになれる映画ですが、ホントにそれだけ
内容とかなんにもないようにしか思えないし、あとあと思い返してもぜったい記憶に残ってない自信があるそんな一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:スタートレックと醤油ネタはおもしろかった




幸せの教室 予告

2012年5月13日日曜日

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら (2010/カナダ)

監督:イーライ・クレイグ
出演:タイラー・ラビーン / アラン・テュディック / カトリーナ・ボウデン / ジェシー・モス / フィリップ・グレンジャー / ブランドン・ジェイ・マクラレン / シャーラン・シモンズ








湖の別荘を購入し休暇にやってきたタッカーとデイル
同じく湖にキャンプにきた学生たちに殺人鬼と誤解され…

好んでクソB級っぽい匂いがする映画を観る者たちにとって、その行為をやめられない理由のひとつ…
それが、こういう大当たりの作品に出会えることがあるからですね
いやあ、もう、なに?これ?久々にテンション上がりまくりなくらい、すっげえおもしろいもの観させてもらったわ
とにかく気になる人は事前情報いっさいない状態で観るのがベスト
予告すら見ない方がいいです
「ショーン・オブ・ザ・デッド」とか好きな人ならかなり楽しめるんじゃないでしょうか

冒頭からして「なんだ、これどういう内容なんだ」と思わせてくれて、観続けていって「こういう感じの作品か」とつかみかけるたびに「え?」って感じで話が転んでいきます
序盤の学生たちがキャンプ定番の恐い話で盛り上がる過去にあったという虐殺話の描写、蜂に追い回されるタッカーのシーン、チャドのキャラ…いやあ、もうまったく笑えないわ
笑えないコメディなんだけどメチャクチャおもしろい、新感覚なコメディホラーって感じ
作り手のホラー映画愛も感じられるし、単なる勘違いコメディでもなく単純なホラーでもないです

とにかく先の読めない展開も良い感じで、B級ホラー好きなほど楽しめますね
この映画の邦題も副題も狙ってるんだろうけど、狙いすぎてて逆にもったいない
だって、このタイトルでショップに並んでて手を出そうなんて人は限られるだろ、と
どんだけ観る人を試してるんだよ、と
その分、実際に観てる時の反動的な、期待値がいっきに駆け上がっていく感覚が気持ちいいのかもしれませんが

とにかくだまされたと思って観ても損はしないと思いますね
あくまで個人的に、ですが

個人的評価:100点
オススメ度:笑えない。マジでこれは笑えない




タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら 予告


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2012年5月10日木曜日

しゃべれども しゃべれども (2007/日)

監督:平山秀幸
出演:国分太一 / 香里奈 / 森永悠希 / 松重豊 / 八千草薫 / 伊東四朗 / 占部房子 / 外波山文明 / 建蔵 / 下元史朗 / 三田村周三 / 山本浩司 / 日向とめ吉








いまいちうだつの上がらない噺家の今昔亭三つ葉
ひょんなことから落語を教える機会が訪れて…

これが、この作品が「粋」というものなんでしょうか
個人的にはよく理解できなかったですね
前々からちょっと落語には興味あったので、寄席の風景とか等身大(なのであろう)の噺家さんたちの日常の描写は楽しかった
だけどどうにもこうにも話の展開と主人公のキャラが、マイナスな感情として理解しがたいもどかしさをおぼえざるえなかった

中盤までは普通におもしろかったんですよ
そろそろ中堅どころって立場の主人公が無愛想なヒロインと、関西弁のために学校でプチいじめにあってる小学生、へたくそな野球解説者に話し方を教えるという意味で落語を覚えさせる
半人前の先生が未熟な生徒をみるうちに色々あって互いに互いを高めていき、主人公は一回りも二回りも成長する…というのを見たかった
なぁんか全体的にうっすい絆っぽいドラマがだら~っとあって、師匠にダメだしばかりくらってた主人公が最終的には酒の力でうまくいく、という風にしか観れない

特に成長したわけでなく、ホントに酒の力で急にうまくしゃべれた主人公とかどう思えっていうのよ
それが「粋」ってものなの?理解できないわあ
総じて主人公のキャラが個人的につかみづらかった
口は悪いが人としての礼儀はきちんとしてて人情味あふれる他人想いの男…最初はそう感じてたんだけど、けっきょく最後まで観たら「よく分からんヤツだったなあ」と

悪いストーリーだとは言わないけど、全体的にうっすい話だったかなあ
後半はホントに退屈でしかたなかった
おもしろくできる要素はいっぱいあったと思うんだけど、どうにもこうにもうまく材料を料理できてない感じがした一本でした

個人的評価:30点
オススメ度:野球解説者は単なる道化役ですか




しゃべれども しゃべれども 予告


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2012年5月9日水曜日

デッドゾーン (1983/米)

監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:クリストファー・ウォーケン / ブルック・アダムス / マーティン・シーン / トム・スケリット / ハーバート・ロム / アンソニー・ザーブ / コリーン・デューハースト / ニコラス・キャンベル / ジャッキー・バロウズ







自動車事故により昏睡状態に陥るジョン
そして5年ぶりに目覚めた彼は看護師の手を握ることであるビジョンを見る

世にも奇妙なジョン語を映画化!みたいな作品ですね
大まかに4つのエピソードがあって、1つ目のエピソードを受けての次の話という流れになってます
そしてそのエピソードの関連性というか、全体的にみた時のひとつの作品としてのストーリー運びがまた見事と言わざるえない
およそ30年前でこのクオリティとか、やっぱり色あせない映画は素晴らしいわあ

能力に目覚めて人の助けになりつつも自分はなんか不幸になっていく、そんな主人公の悲壮感がたまらない
それでいて自分のことをかなぐり捨てて、見て見ぬふりをできないジョンさんマジでいいわ
他の人からは嫌われこそすれ理解者はほとんどいなく、その能力にともなうリスク、そんな各エピソードの積み重ねの果てのラストエピソードとか最高ですね
きちんとした起承転結、これをやるだけでここまで作品がしっかりしたものになるんですね
最近の作品だといきなり能力を持っていて、序盤で解説がてら能力お披露目シーンがあり、もう本題にはいっていくパターンが多いけど、この作品みたいにちょっとずつ積み重ねていくのも方向性を誤らなければ十分におもしろい

難点を言えばじゃっかん時間の流れがよく分からない点でしょうか
物語の中でどれだけ時が流れているのか把握しづらいというか
最後まで観ればジョンさんが目覚めてからそう時は経過してないようなんですけど、観てると感覚的にけっこう月日が経ってるように思えるんですよね
まあ、それほど大きなマイナス要素じゃないけど、ちょっとだけ混乱しそう

ともあれ最後の行動にでるに至るジョンさんのある意味でダークヒーローっぷりを堪能できた一本でした

個人的評価:90点
オススメ度:同系の能力者とのバトルも観たかった…気がしないでもない




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2012年5月8日火曜日

おとなのけんか (2011/仏・独・ポーランド)

監督:ロマン・ポランスキー
出演: ジョディ・フォスター / ケイト・ウィンスレット / クリストフ・ヴァルツ / ジョン・C・ライリー








子供同士のケンカのことで話し合いをもうけた二組の夫婦
大人同士らしく話し合いは平穏に終わるかにみえたのだが・・・

子供同士のケンカに大人が介入すると違う意味でバトルが始まるもんだろ、ってのを描いたコメディ
うん、設定的には目新しさはないんだけど、とにかくおもしろい
どことなく三谷幸喜作品っぽい雰囲気で、ほぼ舞台は一室の中だけ&登場人物は二組の夫婦だけ
とにかくしゃべりまくりで観てる方を飽きさせる間をあたえずにおもしろおかしいケンカが繰り広げられます

子供のケンカを大人が代理戦争するみたいなノリの作品といえばそうなんですが、観てる側からケンカの矛先がコロコロと変わっていくのが楽しい
二組の夫婦のバトルってだけじゃなく、男同士、女同士、男対女、時には3対1と体裁を整っても皮肉になり、本音を露わにしてもヒートアップするばかりな口げんかが展開されます

特に個人的にアランさんがキャラ的に素敵すぎてしかたなかった
もう嫌々この話し合いの場にきたって体を隠しもせず、それでいて相手のちょっとした皮肉めいた言葉遣いには脊髄反射、そしてすべてにおいて他人事みたいなスタンスにあこがれるわ
というかぜったい内心このケンカを楽しんでるだろ、と言いたくなるような火に油を注ぐ言動&行動がおもしろい

携帯の着信をラウンド終了のゴング代わりにしてるのもいい感じで、作中のキャラも観てる側もちょっと一息して次のラウンドへ備える間を提供してますね
とにかく潔いほど不毛で非建設的なケンカが展開していった末のオチも個人的にはアリかな、と
しょうじきこの終わり方は物足りない感がある気がしないでもないけど、それがいい
もっと観ていたい、という腹八分目感がいいんですよ

というわけでしょうもない、ホントにしょうもない内容だけどおもしろくてしかたなかった一本でしたね

個人的評価:90点
オススメ度:なぜ引き止め、なぜ帰らないんだよ




おとなのけんか 予告

2012年5月6日日曜日

宇宙兄弟 (2012/日)

監督:森義隆
出演:小栗旬 / 岡田将生 / 麻生久美子 / 濱田岳 / 新井浩文 / 井上芳雄 / 塩見三省 / 益岡徹 / 森下愛子 / 吹越満 / 堤真一








2025年、月面移住計画の一端として月に向かうことになった宇宙飛行士の南波日々人
一方、その兄である六太は会社をクビになり無職の身でもんもんと過ごしていた

すぐれた弟を持ったことにより兄的な立場のなんやかんやで悩んだ末に一念発起する、というまあ設定としてはどこかで見たような感じの作品ですね
個人的にはあだっちーの「タッチ」を思い起こしたがどうか
いや、どうかと聞かれても困るか

とりあえずこういう兄弟の在り方っていいよなあ、と
宇宙飛行士として成長しても夢を持ち続ける弟、現実的に生きることを自制している兄
中途半端に見えてしまった現実の姿に夢を妥協しながら過ごす兄ちゃんの姿がいいですね
言い訳人間でありながら、心の根っこにはしっかりと熱いものをもってる兄ちゃんに好感を持たざるえない
だけど、序盤の展開があまりに早すぎて、この兄弟のキャラの掘り下げがあまりに浅い気がしました
特に六太のキャラはもっともっと掘り下げておくべきだったんじゃないかなあ、と

あとはあまりに宇宙に対する熱意、情熱、そして兄弟の絆みたいな部分に重きを置きすぎて、「宇宙飛行士になる」という行為がちょっと軽く描かれすぎてるような…
そりゃ数値だけで判断するもんじゃないだろうけど、あまりに漠然としたフィーリング的なもので決めるのはいかがなものか
しょうじき六太が宇宙飛行士になる素養がほとんど描かれてない気がするんですよね
サラリーマン時代にプライベートでは夢を捨てきれずに体を鍛え知識を蓄えていましたとか、実は宇宙飛行士にかかせない重要な素質が眠っていましたとか、そういうのが画面上で開花してこない
個人的に「兄弟で宇宙飛行にしたらおもしろくね?」みたいな企画モノなノリで客寄せパンダ的に六太が扱われてるように感じなくもなかったわ

そんな感じでつまらねえ、というわけでもないけど「おもしろかった?」と聞かれれば答えにつまる微妙な作品でした
もっとゆったりとドラマを展開してキャラを掘り下げていけば楽しめたかも
そこら辺はTVアニメ版を楽しみにしましょうかね

個人的評価:70点
オススメ度:俺の宇宙飛行士への道はこれからだENDじゃなかったのは意外




宇宙兄弟 予告

2012年5月5日土曜日

ナイロビの蜂 (2005/独・英)

監督:フェルナンド・メイレレス
出演:レイフ・ファインズ / レイチェル・ワイズ / ユベール・クンデ / ダニー・ヒューストン / ダニエル・ハーフォード / ビル・ナイ / キース・ピアソン / ジョン・シビ・オクム / ドナルド・サンプター / アーチー・パンジャビ / ニック・レディング / ジェラード・マクソーレイ / ジュリエット・オーブリー / ジャクリーン・マリベ / ドナルド・アピヨ / ピート・ポスルスウェイト





英国外交官のジャスティンはケニアで妻テッサを殺害されてしまう
思い返せば日頃からなにやら秘密を抱えていた妻の行動を追ううちに…

何者かに殺された妻、そしてよくよく思い返してみればなにやら妻には隠し事があったように思える…
とくればその謎をなんたらって感じのサスペンスを期待するじゃない
しかしこの作品はサスペンスの要素は主題に対する味付けていどのものでしたね
しょうじき途中まで「なんかありきたりなサスペンスだなあ」と盛り上がらない感じでアレでしたが、徐々に「これはサスペンスを描いてるもんじゃねえな」と分かってきます
じゃっかん後味が悪い気がしないでもないですが、その選択を貫く主人公の姿に感銘せざるえない

唐突に失われた妻、その存在の大きさをストーリーの進行と平行して出会いからさかのぼって描いていき、過去が現在に追いついたところで本格的に話が転がり出す、っていう形式ですね
話が進むほど夫の思っていたことと妻の思っていたことが浮き彫りになっていき、色々あるけどお互いにお互いの存在がかなり大きいものだと観てて分かってきます
ストーリー的には妻の死の謎を追う主人公という感じではなく、大切な夫だからこそ伝えられなかった核の部分の妻の本音に触れていくみたいな展開
妻がたどった道程を遅ればせながら辿ることで色々と見えてくるって感じ

アフリカに生きる人々の描写、そしてアフリカのロケーションがよく描かれていて、個人的にあまりなじみのない国ゆえに新鮮で楽しめましたね
外交官っていうと特権階級的なアレでけっこう超法規的にやりたい放題できる、ってイメージだけどホントに主人公の立場が弱い上に優しすぎる性格が作品をおもしろくしてます
全体的にハラハラドキドキというよりロマンス映画を観てる感覚に近いものを感じますが、そう臭みはないんでロマンスものが苦手でも苦痛にはなりませんでした

ただちょっと主人公の行動に合わせたご都合主義な展開が目に付いたのがちょっと残念
集落が襲われるところとか顕著で、「そんなタイミングよくかよ」とさすがに思わざるえないわ
と、まあマイナス要因はそうなくて、総じて個人的には楽しめた一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:アーノルドさんはどうなったんだろう




ナイロビの蜂 予告


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2012年5月3日木曜日

GONIN (1995/日)

監督:石井隆
出演:佐藤浩市 / 本木雅弘 / 根津甚八 / 椎名桔平 / 竹中直人 / ビートたけし / 木村一八 / 鶴見辰吾 / 永島敏行 / 永島暎子 / 横山めぐみ / 川上麻衣子








暴力団に借金を作って返す当てもないまま悶々と暮らす男、万代
ある日、出会った少年を皮切りに万代はメンバーを集めはじめ、ある計画を実行しようとする

それぞれの時代にはそれぞれの時代のスタイリッシュさがある
そんなことを感じる作品でした
今現在のスタイリッシュさとは異質な95年という時代あってのスタイリッシュさがここにあります
今のはイメージ的に女性的というか「美」を意識してる感じがしますが、この作品では男性的というか匂い立つ「男」の魅力がよく描かれてる感じがしましたね

個性的な五人のメンバーで主人公である万代が考えたある計画を実行する、という内容ですがとにかく各キャラのアクが強いこと強いこと
そしてかなり有名どころの役者さんを集めてるんですが、じゃっかん若いということもあるけど初見では「え?これ誰?」と思うキャラもちらほら
主要五人のキャラで登場後、個人的に即分かったのは根津さんだけでした
モックンと椎名桔平とか「え?これ、そうだよね?」としばらく認識に自信なかったわ

しょうじき悪く言って作り手のオナニー作品な気がするのも確か
このノリ、雰囲気、キャラにどっぷりはまれれば上等ですが、そうでなければ嫌悪感しか抱けないかもしれません
かなり人を選ぶ作品な気がしますね
あと途中からビートたけしがすべて持ってってる感じがするのも否めない
クセのあるキャラたちの中でもかなりバランスブレイカーな存在

個人的にはリストラおっちゃんの顛末とか「おまえがやったんかよ」という描写がおもしろく感じたし、全体的に話の流れも好みなものでした
ラストも許容できたし、あくまで個人的には楽しめた一本ですね

個人的評価:80点
オススメ度:ジミーちゃんいいとこなしかい




GONIN 予告


あの頃映画 「GONIN」 [DVD]
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D) (2011-12-21)
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2012年5月1日火曜日

テルマエ・ロマエ (2012/日)

監督:武内英樹
出演:阿部寛 / 上戸彩 / 北村一輝 / 竹内力 / 宍戸開 / 勝矢 / キムラ緑子 / 笹野高史 / 市村正親 / 外波山文明 / 飯沼慧 / 岩手太郎 / 木下貴夫 / 神戸浩 / 内田春菊 / 松尾諭 / 森下能幸 / 蛭子能収







古代ローマの公衆浴場テルマエの設計技師ルシウス
時代の波に乗り損ねた彼は技師を失職、失意のうちにテルマエで体を休めていると現代日本の銭湯に突如飛ばされ・・・

原作は未読だったんで、予告を観る限り古代ローマ人が現代日本にタイムスリップしてカルチャーショックなコメディみたいなだけの映画かと思ってました
まあ、確かにそんな要素も強くあるんですが、ちゃんと古代ローマパートでも話が進んでいってドラマをなしてるのには驚いた
単なるバカ騒ぎ系のコメディじゃなかったのね
この内容だとたぶん古代ローマの知識があるとさらに楽しめるんじゃないのかな
個人的にそんな知識ないんで断言はできませんが

とりあえずもう日本人が外国人に混じってローマ人を演じ、吹き替え映画さながらな作りになってる点にはつっこまないよ
そんなトコは観る上で最低限の許容範囲として備えてないと楽しめません
序盤の主人公のリアクション芸で大笑いさせておいて、さりげなくローマ的な話を進めていく展開もいいですね
映画版のオリジナルらしいヒロインも最初は邪魔かな、とも思ったけどじょじょに見慣れてくるとこれはこれで

しょうじきこれ観終わったあと、原作でもこんなヒロインがでてくる内容かと思ったんですが違うみたいですね
こういう改変とかするとよく原作好きな人にあれこれ言われそうですが、個人的には作品的にアリだと思います
「ああ、このヒロインが・・・」と先が読めすぎるのは否めないけど、メインはローマ側の話なんでいいんじゃないですかね

わりとひとつの作品として形もなしてるし、続編が作られるとしても無理なくできるんじゃないでしょうか
「クロコダイル・ダンディ」みたいに同じ感じでつまんなく続けるんだったら、この一本で完結させてほしいですが
というわけで、分かっちゃいるけどベタなネタにみんなで観ながら大笑いして、最後にちょっとだけ古代ローマに興味がわかないでもない、そんな一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:下ネタ自重せよ




テルマエ・ロマエ 予告