なんともあんまりパッとしないのばかりみてた気がしないでもないですが、それでもあえて選ぶというか、一番印象に残ったのは「その男ヴァン・ダム」ですね
こればっかりはしょうじき予告で損してる気がしないでもない
あの予告じゃホントにコメディみたいな内容と思われても仕方ない
というか、邦題からして笑かしにかかってるんじゃないかと
まさに、これそういう映画じゃねーから
ホントに哀愁漂う落ちぶれた映画スターのおっさんが、これ映画の世界じゃないのよ的にふるまうのを楽しむ感じですね
まあ、ちょっと心温まる所もどーんとあった方がいいかもしれないですが、それでも十分に見応えはあるかと
というか、自分がここまでヴァン・ダム映画を楽しめるとは意外だった
どっちかというとセガール派で、ヴァン・ダムとかソバットだけしてりゃいいんじゃねーのという意見だったので
まあ、そんなこんなでヴァン・ダムに特に思い入れがなくても見れる作品…といいきれないけど、ヴァン・ダムがどんな感じの人かうっすら知ってれば楽しめると思いますね
2009年5月31日日曜日
深呼吸の必要 (2004/日)
監督:篠原哲雄
出演:香里奈 / 谷原章介 / 成宮寛貴 / 金子さやか / 久遠さやか / 長澤まさみ / 大森南朋 / 北村三郎 / 吉田妙子
住み込みで沖縄のさとうきびの刈り取りのアルバイトに集まった6人の男女
それぞれ年齢も性格もバラバラな6人が納期までの刈り取り作業に入るのだった
うーん、基本的にいい話だなあ、って感じなんだけど、どうにもあざとすぎるというか青春ごっこ臭がきつかったですね
展開的には最初から最後までずっとさとうきびの刈り取り作業なんで、人によっては退屈かもしれません
でも作り方や見せ方がうまいので、そうは飽きないと思いますが
内容はいわゆる金八方式
どういう人間なのか見てる側に説明ないままに集められたちぐはぐな男女が、それぞれのストーリーを絡ませつつ団結していくという感じで
このての作品には珍しく恋愛要素がないのは精神的によろしかったですね
ホントにさわやか青春ドラマっていうふうな感じで
互いにぎくしゃくしたり対立したりしながら、それでも前に進む姿は面白い
でも、なんというか話の流れはこういう系のテンプレみたいなアクシデント的イベントがあって、それを乗り越えて徐々に仲良くなっていくみたいで、ちょっと新鮮さはないかも
あとはトゲのある人物が丸くなっていくのもお約束ですが、その変わり身があんまりに早すぎる感じは否めない
「え?そんなんで改心しちゃうの?」と何度ツッコミたくなったことか
それぞれのキャラ設定はいいんだけど、一人だけヒロインと思われる派遣の女性のキャラが薄すぎる
特に負い目や悩み、すごい目標があるわけでもなく、なんかバイトにきた理由の説明が劇中であった気がするけど思い出せないくらいインパクトがありません
そして、物語の後半、いよいよもって青春ごっこ臭がマックスになって、いい話なんだけどくさくてたまりません
個人的には前半のいがみ合いながらも前進する姿がよかっただけに、ちょっと後半がついていけなかったかなあ、と
ラストに壊滅寸前まで人間関係がずたずたになるイベントでもあれば盛り上がった気がしないでもないですが
まあ、なにはともあれ、結局の所この作品の主人公はおじい、ヒロインはおばあでしたってことでいいんじゃないでしょうか
個人的評価:70点
オススメ度:夏に家族そろってみたらいいんじゃないでしょうか
深呼吸の必要 予告
出演:香里奈 / 谷原章介 / 成宮寛貴 / 金子さやか / 久遠さやか / 長澤まさみ / 大森南朋 / 北村三郎 / 吉田妙子
住み込みで沖縄のさとうきびの刈り取りのアルバイトに集まった6人の男女
それぞれ年齢も性格もバラバラな6人が納期までの刈り取り作業に入るのだった
うーん、基本的にいい話だなあ、って感じなんだけど、どうにもあざとすぎるというか青春ごっこ臭がきつかったですね
展開的には最初から最後までずっとさとうきびの刈り取り作業なんで、人によっては退屈かもしれません
でも作り方や見せ方がうまいので、そうは飽きないと思いますが
内容はいわゆる金八方式
どういう人間なのか見てる側に説明ないままに集められたちぐはぐな男女が、それぞれのストーリーを絡ませつつ団結していくという感じで
このての作品には珍しく恋愛要素がないのは精神的によろしかったですね
ホントにさわやか青春ドラマっていうふうな感じで
互いにぎくしゃくしたり対立したりしながら、それでも前に進む姿は面白い
でも、なんというか話の流れはこういう系のテンプレみたいなアクシデント的イベントがあって、それを乗り越えて徐々に仲良くなっていくみたいで、ちょっと新鮮さはないかも
あとはトゲのある人物が丸くなっていくのもお約束ですが、その変わり身があんまりに早すぎる感じは否めない
「え?そんなんで改心しちゃうの?」と何度ツッコミたくなったことか
それぞれのキャラ設定はいいんだけど、一人だけヒロインと思われる派遣の女性のキャラが薄すぎる
特に負い目や悩み、すごい目標があるわけでもなく、なんかバイトにきた理由の説明が劇中であった気がするけど思い出せないくらいインパクトがありません
そして、物語の後半、いよいよもって青春ごっこ臭がマックスになって、いい話なんだけどくさくてたまりません
個人的には前半のいがみ合いながらも前進する姿がよかっただけに、ちょっと後半がついていけなかったかなあ、と
ラストに壊滅寸前まで人間関係がずたずたになるイベントでもあれば盛り上がった気がしないでもないですが
まあ、なにはともあれ、結局の所この作品の主人公はおじい、ヒロインはおばあでしたってことでいいんじゃないでしょうか
個人的評価:70点
オススメ度:夏に家族そろってみたらいいんじゃないでしょうか
深呼吸の必要 予告
2009年5月29日金曜日
コドモのコドモ (2008/日)
監督:萩生田宏治
出演:甘利はるな / 麻生久美子 / 宮崎美子 / 谷村美月 / 草村礼子 / 斉藤暁 / 榎木兵衛 / 北見敏之 / 深水元基 / 森郁月 / 柄本佑 / 上野樹里 / 光石研 / 塩見三省
田舎町の小学生、春菜は同級生のヒロユキと「くっつけっこ」という遊びをしていた
そして後日、学校の性教育の授業でその遊びがセックスという行為だと知り…
クソガキ耐性をつけようぜ、ということで視聴
まあ、なんというか、なにはともあれリアルクソガキだわ
しかも周りの大人たちもたいていリアル汚い大人ときたもんだ
物語的にもクソガキ共がだんだん団結してきたり、大人たちが理解しはじめたりして良い人化するんですが、前のクソガキ&汚い大人の印象が強すぎて、キレイにまとまってるようなラストもまったくスッキリしないから困る
展開的には妊娠発覚から大人には秘密、そしてばれることなく話は進み、その進行過程を田舎町の四季を描きながらゆったり平坦に流れていきます
思ったほど子供たちの青春ストーリーがドラマティックに展開するでもなく、まあ、クラスがまとまった所は面白かったけど、ちょっと食い足りない感は否めませんね
で、一番肝心なのは出産後、小学生という身で周りに隠しきれない状況下、社会とどう渡り合っていくかを楽しみにしてたんですが、出産後の話はおまけていど
ほぼ全編に渡って出産までの物語だから困る
ぶっちゃけ出産ストーリーなら小学生というシチュエーションでやる意味が薄くないかなあ
単なる、うっかり妊娠した男女が大人たちに内緒で子供を産む物語でしかない
小学生という立ち位置と妊娠出産というドラマが生きるのは、やっぱり出産後の生き方だと思うんですが
しかも、丁寧に出産までの過程を描くのはいいけど、全体的に雰囲気が退屈な気がする
どこまでも淡々としているから、小学生が妊娠出産というインパクトも薄くって、どこか予定調和な話に付き合わされてる感じ
それでも先まで見るのは、「で、結局どうするつもりなんだよ」という一点なんですが…
ガッカリだわ、あんまりにどうでもいい感じな「その先の展開」にガッカリだわ
結論から言えば子供好き、もしくは人の親とかじゃないと楽しめないんじゃないでしょうか
個人的評価:20点
オススメ度:はげしくどうでもいい
コドモのコドモ 予告
出演:甘利はるな / 麻生久美子 / 宮崎美子 / 谷村美月 / 草村礼子 / 斉藤暁 / 榎木兵衛 / 北見敏之 / 深水元基 / 森郁月 / 柄本佑 / 上野樹里 / 光石研 / 塩見三省
田舎町の小学生、春菜は同級生のヒロユキと「くっつけっこ」という遊びをしていた
そして後日、学校の性教育の授業でその遊びがセックスという行為だと知り…
クソガキ耐性をつけようぜ、ということで視聴
まあ、なんというか、なにはともあれリアルクソガキだわ
しかも周りの大人たちもたいていリアル汚い大人ときたもんだ
物語的にもクソガキ共がだんだん団結してきたり、大人たちが理解しはじめたりして良い人化するんですが、前のクソガキ&汚い大人の印象が強すぎて、キレイにまとまってるようなラストもまったくスッキリしないから困る
展開的には妊娠発覚から大人には秘密、そしてばれることなく話は進み、その進行過程を田舎町の四季を描きながらゆったり平坦に流れていきます
思ったほど子供たちの青春ストーリーがドラマティックに展開するでもなく、まあ、クラスがまとまった所は面白かったけど、ちょっと食い足りない感は否めませんね
で、一番肝心なのは出産後、小学生という身で周りに隠しきれない状況下、社会とどう渡り合っていくかを楽しみにしてたんですが、出産後の話はおまけていど
ほぼ全編に渡って出産までの物語だから困る
ぶっちゃけ出産ストーリーなら小学生というシチュエーションでやる意味が薄くないかなあ
単なる、うっかり妊娠した男女が大人たちに内緒で子供を産む物語でしかない
小学生という立ち位置と妊娠出産というドラマが生きるのは、やっぱり出産後の生き方だと思うんですが
しかも、丁寧に出産までの過程を描くのはいいけど、全体的に雰囲気が退屈な気がする
どこまでも淡々としているから、小学生が妊娠出産というインパクトも薄くって、どこか予定調和な話に付き合わされてる感じ
それでも先まで見るのは、「で、結局どうするつもりなんだよ」という一点なんですが…
ガッカリだわ、あんまりにどうでもいい感じな「その先の展開」にガッカリだわ
結論から言えば子供好き、もしくは人の親とかじゃないと楽しめないんじゃないでしょうか
個人的評価:20点
オススメ度:はげしくどうでもいい
コドモのコドモ 予告
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007/日)
監督:庵野秀明 / 摩砂雪 / 鶴巻和哉
出演:緒方恵美 / 林原めぐみ / 三石琴乃 / 山口由里子 / 立木文彦 / 清川元夢
2015年、第3新東京市に父に呼ばれてやってきた少年、碇シンジ
彼は襲いくる謎の敵「使徒」と戦うために巨大なロボットのような外観を持つ「ヱヴァンゲリヲン」に搭乗することを余儀なくされる
1.1.1発売ということで、エヴァオタク世代ど真ん中な身としては見ざるえないということで
いやあ、色々と噂は聞いてたけど、先に発売されたDVDとかクソすぎて笑うしかない
しょうじきDVD版見た時は「ああ、はいはい焼き直し焼き直し」という印象だったけど、1.1.1になっただけでかなり印象が変わった
ぶっちゃけアニメをBDにしたことの恩恵とか実写ものほど期待してなかったけど、こんなにクッキリ画質だとかDVDは詐欺としかいいようがない
まあ、でもどんなに良くなっても内容はやっぱりアレですがね
最初の劇場公開版→DVD版→BD版、後発ほど修正入ってクオリティ高くなるのはわかる
でもこれがTV放映→ソフト版の修正ならまだしも、劇場公開されたものを手直しするってどうよ?
劇場版が一番劣化してるという現実ですが、監督さんは劇場公開したいのか、ソフト販売で普及したいのか分からない
内容的にも新規で見るもんじゃなく、最低でもTV放映版と「THE END OF EVANGELION」視聴は大前提なんじゃないんでしょうか
四部作と最初から区切ってるのはいいとして、それでも一つ一つはキチンと完結していけよ、と
中途半端な所で伏線だけはって終わって、最後に次回予告とか…OVAでも作ってりゃいいんじゃないんでしょうかね
わざわざ映画化する意味がない…金儲けの手段ということ以外では
限られた金と尺、納期の中で一本の作品を作るのが映画ですよ
もちろん続編ありきでもかまわない
「まあ、分かってると思うけど、これ続きあるから」という理由で投げっぱなしが許される現実
アニメでもドラマでも映画でも切り売り商法おいしいですか?
どんなクソ展開でも一本完結できない映画監督は才能がありません、とあえて言っておきますね
個人的評価:40点
オススメ度:見ても見なくても
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 プロモ
出演:緒方恵美 / 林原めぐみ / 三石琴乃 / 山口由里子 / 立木文彦 / 清川元夢
2015年、第3新東京市に父に呼ばれてやってきた少年、碇シンジ
彼は襲いくる謎の敵「使徒」と戦うために巨大なロボットのような外観を持つ「ヱヴァンゲリヲン」に搭乗することを余儀なくされる
1.1.1発売ということで、エヴァオタク世代ど真ん中な身としては見ざるえないということで
いやあ、色々と噂は聞いてたけど、先に発売されたDVDとかクソすぎて笑うしかない
しょうじきDVD版見た時は「ああ、はいはい焼き直し焼き直し」という印象だったけど、1.1.1になっただけでかなり印象が変わった
ぶっちゃけアニメをBDにしたことの恩恵とか実写ものほど期待してなかったけど、こんなにクッキリ画質だとかDVDは詐欺としかいいようがない
まあ、でもどんなに良くなっても内容はやっぱりアレですがね
最初の劇場公開版→DVD版→BD版、後発ほど修正入ってクオリティ高くなるのはわかる
でもこれがTV放映→ソフト版の修正ならまだしも、劇場公開されたものを手直しするってどうよ?
劇場版が一番劣化してるという現実ですが、監督さんは劇場公開したいのか、ソフト販売で普及したいのか分からない
内容的にも新規で見るもんじゃなく、最低でもTV放映版と「THE END OF EVANGELION」視聴は大前提なんじゃないんでしょうか
四部作と最初から区切ってるのはいいとして、それでも一つ一つはキチンと完結していけよ、と
中途半端な所で伏線だけはって終わって、最後に次回予告とか…OVAでも作ってりゃいいんじゃないんでしょうかね
わざわざ映画化する意味がない…金儲けの手段ということ以外では
限られた金と尺、納期の中で一本の作品を作るのが映画ですよ
もちろん続編ありきでもかまわない
「まあ、分かってると思うけど、これ続きあるから」という理由で投げっぱなしが許される現実
アニメでもドラマでも映画でも切り売り商法おいしいですか?
どんなクソ展開でも一本完結できない映画監督は才能がありません、とあえて言っておきますね
個人的評価:40点
オススメ度:見ても見なくても
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 プロモ
2009年5月26日火曜日
トニー滝谷 (2005/日)
監督:市川準
出演:イッセー尾形 / 宮沢りえ / 篠原孝文 / 四方堂亘 / 谷田川さほ / 小山田サユリ / 山本浩司 / 塩谷恵子 / 猫田直 / 木野花 / 西島秀俊
日本の敗戦時、これからは米国の時代が続くという理由でトニーと名付けられた純日本人のトニー滝谷
その名と父の仕事の都合で一カ所にとどまることなく過ごした少年期により孤独に成長したトニーだった
どう見てもコメディだろ
と思ったら普通に邦画のお家芸である雰囲気を楽しむ系の映画でした
こういった雰囲気系のはしょうじき嫌いなんですが、これはけっこう面白かった
まるで動画付き短編小説って感じで、語りと演技がいい感じで融合してる
トニー滝谷は思想や感情で描かれる芸術を理解できず、ありのままを描くことに特化して行く末はメカニカルなもの専門のイラストレーターとして大成する
人付き合いもそう上手な方じゃなく、冷たく孤独な、しかし本人にとっては日常的な生活が続くんですが、そんな孤独をよく表したように語り、曲、画に一体感があります
話の展開も感情的な起伏は描かず、一切の無駄なく進んでいき、本当にこの映画のすべての要素がトニー滝谷という男を表してるなあ、と
そんなトニー滝谷役のイッセー尾形はハマリすぎなほどハマリ役
というか、それより宮沢りえってこんな演技できたのか、とビックリした
その内容ゆえに画面に出てくる役者の演技がダイレクトに見てる側に伝わってくるんですが、宮沢りえはマジでいいわ
こんな自分でも十年以上前は一時、文学小説にはまってたことがあったんですが、その時に感じたのと同じ感覚をこの映画を見た後におぼえましたね
まさに短編小説を読み終えた、って感じでこの表現はこうだったのか、とかこの作品はこれを伝えたかったのか、ということをアレコレ考えるのが楽しすぎる
内容的にも難しくなく、そんな頭を使わなくても分かりやすい表現ばっかりなので、こんなおっさんの劣化脳でも理解できます
ただやっぱり雰囲気映画なんで、人を選ぶと思いますね
冒頭からこの映画に引きずり込まれるような人なら最後まで楽しめるでしょう
そして、なにこの演出キモーイという意見もあるだろうなあ、と思えるのも確かですが
個人的評価:90点
オススメ度:現代の孤独人間たちにささぐ
トニー滝谷 予告
出演:イッセー尾形 / 宮沢りえ / 篠原孝文 / 四方堂亘 / 谷田川さほ / 小山田サユリ / 山本浩司 / 塩谷恵子 / 猫田直 / 木野花 / 西島秀俊
日本の敗戦時、これからは米国の時代が続くという理由でトニーと名付けられた純日本人のトニー滝谷
その名と父の仕事の都合で一カ所にとどまることなく過ごした少年期により孤独に成長したトニーだった
どう見てもコメディだろ
と思ったら普通に邦画のお家芸である雰囲気を楽しむ系の映画でした
こういった雰囲気系のはしょうじき嫌いなんですが、これはけっこう面白かった
まるで動画付き短編小説って感じで、語りと演技がいい感じで融合してる
トニー滝谷は思想や感情で描かれる芸術を理解できず、ありのままを描くことに特化して行く末はメカニカルなもの専門のイラストレーターとして大成する
人付き合いもそう上手な方じゃなく、冷たく孤独な、しかし本人にとっては日常的な生活が続くんですが、そんな孤独をよく表したように語り、曲、画に一体感があります
話の展開も感情的な起伏は描かず、一切の無駄なく進んでいき、本当にこの映画のすべての要素がトニー滝谷という男を表してるなあ、と
そんなトニー滝谷役のイッセー尾形はハマリすぎなほどハマリ役
というか、それより宮沢りえってこんな演技できたのか、とビックリした
その内容ゆえに画面に出てくる役者の演技がダイレクトに見てる側に伝わってくるんですが、宮沢りえはマジでいいわ
こんな自分でも十年以上前は一時、文学小説にはまってたことがあったんですが、その時に感じたのと同じ感覚をこの映画を見た後におぼえましたね
まさに短編小説を読み終えた、って感じでこの表現はこうだったのか、とかこの作品はこれを伝えたかったのか、ということをアレコレ考えるのが楽しすぎる
内容的にも難しくなく、そんな頭を使わなくても分かりやすい表現ばっかりなので、こんなおっさんの劣化脳でも理解できます
ただやっぱり雰囲気映画なんで、人を選ぶと思いますね
冒頭からこの映画に引きずり込まれるような人なら最後まで楽しめるでしょう
そして、なにこの演出キモーイという意見もあるだろうなあ、と思えるのも確かですが
個人的評価:90点
オススメ度:現代の孤独人間たちにささぐ
トニー滝谷 予告
2009年5月24日日曜日
ジャーマン+雨 (2006/日)
監督:横浜聡子
出演:野嵜好美 / 藤岡涼音 / ペーター・ハイマン / ひさうちみちお / 本多龍徳 / 徳永優樹 / 田尻大典
両親が離婚しながらどちらからも引き取り拒否された少女、よし子
ワガママ、自己中、笛一本で歌手を目指すもヘタクソ、しかもブスというよし子が生まれ故郷に帰ってきた
いやあ、まあ、なんというか、つまらないわー
日本映画のちょっとダメな部分である観念的な作品ですね
内容はよく分からないが、所々で刺すような痛みを感じるそんな内容ですね
よし子は自分一人の林家を残そうと子供を作りたいといいつつ、バイト先のドイツ人にちょっかいをだします
でもそのドイツ人が放火魔で人殺しの経験あって日本に渡ってきたと知るや、いきなり距離をおいたり何がしたいのか分からない
子供たちを自分の家へ呼んで金をとって笛教室ひらいて、そこで子供たちのトラウマを聞き出して曲を作ったり…ホントに何がしたいのか分からない
よし子自身も父親にトラウマというかコンプレックス的なものがあり、植物状態になりかけで入院してる父親の所へ行ってなにするかと思ったら、おもむろに刺さってた点滴抜いて逃げる始末
しかもいきなり何を絶望したのか持ち金を全部使い果たし、トイレのくみ取りようの穴に飛び込んで意識不明に
入院したよし子の所に「うーあーうーあー」って感じの父親がベッドに向かってはいつくばって寄ってきます
それをお見舞いに来てた笛教室の子供たちがピーヒャラピーヒャラとカオスな笛演奏で彩ります
マジキチすぎるだろ
努力はしたけど意味が分からない
でもよし子の女友達とか、子供たちとか、よし子がどんなワガママ行為しても愚痴一つこぼさずに付き合い続けてくれるのは見てて気持ちよかった
ただそれだけの映画
個人的評価:30点
オススメ度:タイトル買いは失敗率も高い
出演:野嵜好美 / 藤岡涼音 / ペーター・ハイマン / ひさうちみちお / 本多龍徳 / 徳永優樹 / 田尻大典
両親が離婚しながらどちらからも引き取り拒否された少女、よし子
ワガママ、自己中、笛一本で歌手を目指すもヘタクソ、しかもブスというよし子が生まれ故郷に帰ってきた
いやあ、まあ、なんというか、つまらないわー
日本映画のちょっとダメな部分である観念的な作品ですね
内容はよく分からないが、所々で刺すような痛みを感じるそんな内容ですね
よし子は自分一人の林家を残そうと子供を作りたいといいつつ、バイト先のドイツ人にちょっかいをだします
でもそのドイツ人が放火魔で人殺しの経験あって日本に渡ってきたと知るや、いきなり距離をおいたり何がしたいのか分からない
子供たちを自分の家へ呼んで金をとって笛教室ひらいて、そこで子供たちのトラウマを聞き出して曲を作ったり…ホントに何がしたいのか分からない
よし子自身も父親にトラウマというかコンプレックス的なものがあり、植物状態になりかけで入院してる父親の所へ行ってなにするかと思ったら、おもむろに刺さってた点滴抜いて逃げる始末
しかもいきなり何を絶望したのか持ち金を全部使い果たし、トイレのくみ取りようの穴に飛び込んで意識不明に
入院したよし子の所に「うーあーうーあー」って感じの父親がベッドに向かってはいつくばって寄ってきます
それをお見舞いに来てた笛教室の子供たちがピーヒャラピーヒャラとカオスな笛演奏で彩ります
マジキチすぎるだろ
努力はしたけど意味が分からない
でもよし子の女友達とか、子供たちとか、よし子がどんなワガママ行為しても愚痴一つこぼさずに付き合い続けてくれるのは見てて気持ちよかった
ただそれだけの映画
個人的評価:30点
オススメ度:タイトル買いは失敗率も高い
その男ヴァン・ダム (2008/ベルギー・ルクセンブルク・仏)
監督:マブルク・エル・メクリ
出演:ジャン・クロード・ヴァン・ダム / カリム・ベルカドラ / ジャン・フランソワ・ウォルフ / ジヌディーヌ・スアレム / フランソワ・ダミアン / アンヌ・パウリスヴィック
年により体の動きも鈍くなり、ハリウッドスターであったのも過去の栄光となったヴァン・ダム
親権争いにより金を必要としていた彼が、故郷のベルギーの郵便局に押し入ったと警察に連絡があるのだが
嘘みたいだろ?これホントに正式な映画タイトルなんだぜ
本人が本人役でリアルな落ちぶれっぷりな役所とか、ホントにどんだけ自虐ネタ映画だよ
と、誰しもそう思うだろうけど、実際はかつての映画スターの悲哀とヴァン・ダムという男をよく描いた作品
ネタとしても面白いけど、主役がヴァン・ダムってどんだけピンポイントに視聴者をターゲッティングしてんだよ、と
逆に言えばヴァン・ダムの大ファンってとこまでいかなくても、ちょっとでも知っていれば内容にすっごいリアリティみたいなものを感じると思う
展開的には時間軸が飛び飛びになりつつ、郵便局襲撃の真相を描いていくんだけど、要所要所のヴァン・ダムの落ちぶれた惨めさと、しかしそれでいて人付き合いの良さの描写がすごくいい
ぶっちゃけストーリー展開的には新しいものもひねりもないありふれた内容なんだけど、主役をヴァン・ダムにするってだけでこうも面白くなるから不思議
まさにヴァン・ダム映画といわざるえない
この映画の中のヴァン・ダムはけっしてヒーローではなく、等身大の落ちぶれた映画俳優でしかない
カメラの外では無茶なアクションもしないし、けっして常に毅然としてるわけでもない
だが、そこがいい
あとそんなリアル演技ばかりだけじゃなく、故郷の住民はヴァン・ダムを過剰に地元の英雄視したり、滑稽な場面もちりばめられているので肩肘張らずに見ていられます
クライマックス直前、ヴァン・ダムが自身の歩みを語るんですが、たぶんこの映画ではこれをやりたかったんだろうな、と
なんかしらないけど、その言葉を聞いてるうちにジーンとくるものがある
ありふれた言葉なんだけど、ヴァン・ダムがいい味出しすぎてる
まあ、ちょっとラストが弱いというか、ヴァン・ダム語りが肝なんで、あとは蛇足っぽい感じがしないでもない
それでもラストの悲哀に満ちながらもちょっと心が優しくなれる展開はアリで
ヴァン・ダム好きで子供持ちのおっさんが見たら、まさに直球ストライクものの映画かもしれません…って、どこまで見る側を選ぶのよ
個人的評価:90点
オススメ度:タイトルはアレだが、ただの色物映画じゃない
その男ヴァン・ダム 予告
出演:ジャン・クロード・ヴァン・ダム / カリム・ベルカドラ / ジャン・フランソワ・ウォルフ / ジヌディーヌ・スアレム / フランソワ・ダミアン / アンヌ・パウリスヴィック
年により体の動きも鈍くなり、ハリウッドスターであったのも過去の栄光となったヴァン・ダム
親権争いにより金を必要としていた彼が、故郷のベルギーの郵便局に押し入ったと警察に連絡があるのだが
嘘みたいだろ?これホントに正式な映画タイトルなんだぜ
本人が本人役でリアルな落ちぶれっぷりな役所とか、ホントにどんだけ自虐ネタ映画だよ
と、誰しもそう思うだろうけど、実際はかつての映画スターの悲哀とヴァン・ダムという男をよく描いた作品
ネタとしても面白いけど、主役がヴァン・ダムってどんだけピンポイントに視聴者をターゲッティングしてんだよ、と
逆に言えばヴァン・ダムの大ファンってとこまでいかなくても、ちょっとでも知っていれば内容にすっごいリアリティみたいなものを感じると思う
展開的には時間軸が飛び飛びになりつつ、郵便局襲撃の真相を描いていくんだけど、要所要所のヴァン・ダムの落ちぶれた惨めさと、しかしそれでいて人付き合いの良さの描写がすごくいい
ぶっちゃけストーリー展開的には新しいものもひねりもないありふれた内容なんだけど、主役をヴァン・ダムにするってだけでこうも面白くなるから不思議
まさにヴァン・ダム映画といわざるえない
この映画の中のヴァン・ダムはけっしてヒーローではなく、等身大の落ちぶれた映画俳優でしかない
カメラの外では無茶なアクションもしないし、けっして常に毅然としてるわけでもない
だが、そこがいい
あとそんなリアル演技ばかりだけじゃなく、故郷の住民はヴァン・ダムを過剰に地元の英雄視したり、滑稽な場面もちりばめられているので肩肘張らずに見ていられます
クライマックス直前、ヴァン・ダムが自身の歩みを語るんですが、たぶんこの映画ではこれをやりたかったんだろうな、と
なんかしらないけど、その言葉を聞いてるうちにジーンとくるものがある
ありふれた言葉なんだけど、ヴァン・ダムがいい味出しすぎてる
まあ、ちょっとラストが弱いというか、ヴァン・ダム語りが肝なんで、あとは蛇足っぽい感じがしないでもない
それでもラストの悲哀に満ちながらもちょっと心が優しくなれる展開はアリで
ヴァン・ダム好きで子供持ちのおっさんが見たら、まさに直球ストライクものの映画かもしれません…って、どこまで見る側を選ぶのよ
個人的評価:90点
オススメ度:タイトルはアレだが、ただの色物映画じゃない
その男ヴァン・ダム 予告
2009年5月22日金曜日
東京残酷警察(2008/米・日)
監督:西村喜廣
出演:しいなえいひ / 板尾創路 / 堀部圭亮 / 紅井ユキヒデ / 坂口拓 / 菅田俊 / ジジ・ぶぅ / 澤田育子 / 泉カイ / マメ山田 / 山本彩乃 / 木ノ下もこ / 長澤つぐみ / 浅野麻衣 / 松木大輔 / 村田尚史 / 清水崇 / オッペマ / 園子温 / 豊島圭介 / 神谷誠 / デモ田中 / 塩田時敏 / 田野辺尚人 / 桐島チェリー / ナコシサヤコ / 三島ゆたか / 津村和幸 / 西村喜廣 / 重盛さと美 / 神田茉里奈 / 町田マリー / 中原翔子
警察が民営化された東京で日々、悪をこらしめる女警官ルカ
世間では人がミュータント化して暴れ回る「エンジニア」と呼ばれる者たちが猛威をふるっていた
まさにスタイリッシュキチガイアクション
ムダに残酷で、ムダに血が飛びすぎ、ムダにゴア、そして素敵で無意味でムダなシーンが満載です
惚れるわ
序盤からヒロインはざっくざっくリスカするわ、バズーカを地面に押し当てて発射の勢いでビルに登るわ、エンジニアをチェーンソウ二刀流で楽しそうに切り刻むわ…マジキチとしかいいようがない
そんなヒロインが所属する東京警察株式会社も基本は戦国時代風の兜をかぶるのが制服で、署長は囚人の肘から先と膝から下を切り落として首輪付きでペットにしてるし
覚悟のススメのカッコイイ所だけをなくしたような内容といえなくもない
ヒロインのお父さんも警官で、目の前で暴漢に射殺されてるんですが、ストーリー的にはよくある敵対してるエンジニアの首領が復讐相手(?)って感じで進みます
内容はうっすいけど、劇中に出てくるオシャレリスカ用カッターCMとか、ハラキリ防止CM、遠隔処刑制度CMなんかが狂った世界を演出してていい
あとはガチで見てて引く見せ物小屋のフリークス、なぜか暴走しはじめる東京警察とか見所満載ですよ
まあ、なんだかんだで敵の首領の板尾さんにエンジニア化されてしまったヒロインが、実は全ての元凶は署長だったと知り警察署に乗り込むんですね
よくある話ですが、それでも四肢切断された署長のペット囚人が手足の代わりに四本の刀をつけられてて、こいつをバトルするシーンもいい感じでキチっぷりが出てていい
そして、いよいよ署長とのラストバトルなんですが、あっさりとヒロインは署長の両膝を斬り落としてしまうんですね
実はラスボスは弱かった、ってのはたまにあるし、署長は人間でヒロインはエンジニア化してるから勝負にはならないよね…とちょっとガッカリしたその時ですよ
なんとこの署長さん、斬られた膝から出てる血を利用してジェット推進で空を飛んで襲いかかってきます
もう、大爆笑&テンションマックスですよ
しかも飛んでる最中はなぜか飛行機みたいに「キーン」とか高音響かせてるし
アホや、この映画最高にアホやで
でも手放しで全編楽しめたってわけでもなく、がんばってはいるけどチープさが痛々しい場面も多々あります
どうにもならないチープさをうまく隠せてもいないし、隠すことなく逆に笑いにかえてるわけでもない痛々しさってやつ
あとはネタかどうか知らないけど、続編あるよ的なものをラストに仕込むな、と
ハナから続編考えてて、最後にそれを臭わせる作品はガッカリ感がする
個人的評価:70点
オススメ度:血が出すぎ注意
東京残酷警察 予告
出演:しいなえいひ / 板尾創路 / 堀部圭亮 / 紅井ユキヒデ / 坂口拓 / 菅田俊 / ジジ・ぶぅ / 澤田育子 / 泉カイ / マメ山田 / 山本彩乃 / 木ノ下もこ / 長澤つぐみ / 浅野麻衣 / 松木大輔 / 村田尚史 / 清水崇 / オッペマ / 園子温 / 豊島圭介 / 神谷誠 / デモ田中 / 塩田時敏 / 田野辺尚人 / 桐島チェリー / ナコシサヤコ / 三島ゆたか / 津村和幸 / 西村喜廣 / 重盛さと美 / 神田茉里奈 / 町田マリー / 中原翔子
警察が民営化された東京で日々、悪をこらしめる女警官ルカ
世間では人がミュータント化して暴れ回る「エンジニア」と呼ばれる者たちが猛威をふるっていた
まさにスタイリッシュキチガイアクション
ムダに残酷で、ムダに血が飛びすぎ、ムダにゴア、そして素敵で無意味でムダなシーンが満載です
惚れるわ
序盤からヒロインはざっくざっくリスカするわ、バズーカを地面に押し当てて発射の勢いでビルに登るわ、エンジニアをチェーンソウ二刀流で楽しそうに切り刻むわ…マジキチとしかいいようがない
そんなヒロインが所属する東京警察株式会社も基本は戦国時代風の兜をかぶるのが制服で、署長は囚人の肘から先と膝から下を切り落として首輪付きでペットにしてるし
覚悟のススメのカッコイイ所だけをなくしたような内容といえなくもない
ヒロインのお父さんも警官で、目の前で暴漢に射殺されてるんですが、ストーリー的にはよくある敵対してるエンジニアの首領が復讐相手(?)って感じで進みます
内容はうっすいけど、劇中に出てくるオシャレリスカ用カッターCMとか、ハラキリ防止CM、遠隔処刑制度CMなんかが狂った世界を演出してていい
あとはガチで見てて引く見せ物小屋のフリークス、なぜか暴走しはじめる東京警察とか見所満載ですよ
まあ、なんだかんだで敵の首領の板尾さんにエンジニア化されてしまったヒロインが、実は全ての元凶は署長だったと知り警察署に乗り込むんですね
よくある話ですが、それでも四肢切断された署長のペット囚人が手足の代わりに四本の刀をつけられてて、こいつをバトルするシーンもいい感じでキチっぷりが出てていい
そして、いよいよ署長とのラストバトルなんですが、あっさりとヒロインは署長の両膝を斬り落としてしまうんですね
実はラスボスは弱かった、ってのはたまにあるし、署長は人間でヒロインはエンジニア化してるから勝負にはならないよね…とちょっとガッカリしたその時ですよ
なんとこの署長さん、斬られた膝から出てる血を利用してジェット推進で空を飛んで襲いかかってきます
もう、大爆笑&テンションマックスですよ
しかも飛んでる最中はなぜか飛行機みたいに「キーン」とか高音響かせてるし
アホや、この映画最高にアホやで
でも手放しで全編楽しめたってわけでもなく、がんばってはいるけどチープさが痛々しい場面も多々あります
どうにもならないチープさをうまく隠せてもいないし、隠すことなく逆に笑いにかえてるわけでもない痛々しさってやつ
あとはネタかどうか知らないけど、続編あるよ的なものをラストに仕込むな、と
ハナから続編考えてて、最後にそれを臭わせる作品はガッカリ感がする
個人的評価:70点
オススメ度:血が出すぎ注意
東京残酷警察 予告
2009年5月20日水曜日
デコトラ・ギャル奈美(2008/日)
監督:城定秀夫
出演:吉沢明歩 / 今野梨乃 / 吉岡睦雄 / 松浦祐也 / 中村英児 / なかみつせいじ / 森羅万象 / ホリケン。 / 稲葉凌一 / 野上正義
凄腕トラッカーだった父が遺した借金返済のため、奈美は同じトラッカーとなった
すべては金のためと割り切って働く奈美は、ある日、一人の女と出会う
オタクと児童ポルノと忍者商法の国の民としては、やはり自国の邦画文化の良さをもっと認識していこうじゃないかと視聴
いやー、まあ、なんていうか「嘘みたいだろ?これ2008年制作なんだぜ」ってくらいにノスタルジーにひたれる昭和臭満載
うん、でも悪い意味での昭和臭だけどね
つかみこそ強烈なキャラのトラッカーと警官ですくわれこそするけど、あとはあまりにヒドイ
逆にひどすぎて面白くなってきて最後まで見ちゃったよ
奈美の相棒として、脳天気で人なつっこくて天然なお馬鹿女が仲間になるんだけど、ぶっちゃけお馬鹿キャラっていうか、どうみても知的障害者です
この相棒、トラッカー相手に体を売って生きてるんですが、どうやら子供がいたけどお母ちゃんがアレすぎて引き離されてしまったらしいです
で、そんなこんなしてるうちに分かりやすいチンピラが持っていた「謎の白い粉」をうっかり荷物と間違えて奈美はトラックに積んでしまいます
分かりやすい展開ですなあ、って感じでチンピラとバトルが始まるんですが、わりと簡単にケリがついてしまうんですね
しょうじきこのエピソードで最後まで引っぱらないとか意外だった
また話が進んで、もともと病弱だった相棒の女が実は癌だってことが分かり、奈美は相棒の女の子供を探そうと全国のトラッカーどもに呼びかけます
まあ、しかし、簡単に見つかるわけもなくあーだこーだ、と
よし、お涙ちょうだいなこれがラストエピソードか、と思いきや…
実は子供がいるって設定は死産した末の妄想で、女はそれを生きてて引き離されたと思いこんでいたと判明
まあ、それなりにちょっと盛り上がってきたかな、という所で唐突に海に向かって灰をまくシーンに切り替わる
展開はやすぎだろ、と
そんなこんなでこれどんな終わり方するんだよ、思ってたら奈美がトラック運転中に前のトラックの荷台の扉が開いて、そこには死んだ女と子供がピアノを演奏しながら好きだった歌をうたってましたEND
そうか、としか言い表しようがない素敵なラストでしたね
あと、この作品は露骨にサービスシーンが多く、お風呂でヌードが1回、ファックシーンが3回とお得です
低レベルAVなみにまだろっこしくて単調で、思わず早送りしたくなるほどの魅力です
個人的評価:20点
オススメ度:普通に地雷
デコトラ・ギャル奈美 予告
出演:吉沢明歩 / 今野梨乃 / 吉岡睦雄 / 松浦祐也 / 中村英児 / なかみつせいじ / 森羅万象 / ホリケン。 / 稲葉凌一 / 野上正義
凄腕トラッカーだった父が遺した借金返済のため、奈美は同じトラッカーとなった
すべては金のためと割り切って働く奈美は、ある日、一人の女と出会う
オタクと児童ポルノと忍者商法の国の民としては、やはり自国の邦画文化の良さをもっと認識していこうじゃないかと視聴
いやー、まあ、なんていうか「嘘みたいだろ?これ2008年制作なんだぜ」ってくらいにノスタルジーにひたれる昭和臭満載
うん、でも悪い意味での昭和臭だけどね
つかみこそ強烈なキャラのトラッカーと警官ですくわれこそするけど、あとはあまりにヒドイ
逆にひどすぎて面白くなってきて最後まで見ちゃったよ
奈美の相棒として、脳天気で人なつっこくて天然なお馬鹿女が仲間になるんだけど、ぶっちゃけお馬鹿キャラっていうか、どうみても知的障害者です
この相棒、トラッカー相手に体を売って生きてるんですが、どうやら子供がいたけどお母ちゃんがアレすぎて引き離されてしまったらしいです
で、そんなこんなしてるうちに分かりやすいチンピラが持っていた「謎の白い粉」をうっかり荷物と間違えて奈美はトラックに積んでしまいます
分かりやすい展開ですなあ、って感じでチンピラとバトルが始まるんですが、わりと簡単にケリがついてしまうんですね
しょうじきこのエピソードで最後まで引っぱらないとか意外だった
また話が進んで、もともと病弱だった相棒の女が実は癌だってことが分かり、奈美は相棒の女の子供を探そうと全国のトラッカーどもに呼びかけます
まあ、しかし、簡単に見つかるわけもなくあーだこーだ、と
よし、お涙ちょうだいなこれがラストエピソードか、と思いきや…
実は子供がいるって設定は死産した末の妄想で、女はそれを生きてて引き離されたと思いこんでいたと判明
まあ、それなりにちょっと盛り上がってきたかな、という所で唐突に海に向かって灰をまくシーンに切り替わる
展開はやすぎだろ、と
そんなこんなでこれどんな終わり方するんだよ、思ってたら奈美がトラック運転中に前のトラックの荷台の扉が開いて、そこには死んだ女と子供がピアノを演奏しながら好きだった歌をうたってましたEND
そうか、としか言い表しようがない素敵なラストでしたね
あと、この作品は露骨にサービスシーンが多く、お風呂でヌードが1回、ファックシーンが3回とお得です
低レベルAVなみにまだろっこしくて単調で、思わず早送りしたくなるほどの魅力です
個人的評価:20点
オススメ度:普通に地雷
デコトラ・ギャル奈美 予告
2009年5月17日日曜日
難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版XII 逆転相続(1998/日)
監督:萩庭貞明
出演:竹内力 / 古本新之輔 / 竹井みどり / いしのようこ / 結城哲也 / 布施辰徳 / 福家美峰 / 丹波義隆 / 松居一代 / 山本竜二
大阪難波で金融業を営む萬田銀次郎
彼の元へ売れない演歌歌手が金を借りに来るのだが
なんとなく見始めたら結局最後までだらだらと見てました、という感じで
ミナミの帝王シリーズは初見ですが、なんというか僕らの竹内力先生があんまり暴れないのね
というか法律の知識で微妙な頭脳戦をする先生の姿は今さらながら新鮮でした
画面から隠すことなくあふれ出てくる昭和臭、というかテンプレすぎる昭和寸劇にあくびをかみ殺しながら楽しめましたね
演歌歌手がだまされて金を取られ、萬田から夜逃げする形になるんだけど、行き着いた先では子供を保育施設に預けて奥さんと共働きでなんとかやっていきます
見知らぬ土地でゼロから出発できるパワーがあるなら、最初から金借りずに自力でなんとかできたんちゃうんか、というツッコミは無粋ですか
なんだかんだで大分に逃げたことを知った萬田は手下とともに演歌歌手の所へ乗り込むんですが、わざわざ大分という設定なのに屋内セットのシーンばかりなのが涙を誘いますね
二時間ドラマばりに観光地とタイアップしていってもいいんじゃないでしょうか
その後も実は演歌歌手の子供は養子で金持ちの跡取りでしたってオチがあるんですが、しょうじき法律の知識とかないと「ふーん」レベルのどうでもいい展開
結局、萬田もワルに見えて実は曲がったことの嫌いな頼れるアニキ、と思いきや普通に金の亡者でしかないとかどうよ?
しかも殴らない竹内力、蹴らない竹内力、方の知識で相手を威嚇する竹内力…やっぱりなんか違うかなあ、と
やっぱりカオルちゃんが最強ですね
個人的評価:30点
オススメ度:萬田はんはカッコイイがスッキリしない
出演:竹内力 / 古本新之輔 / 竹井みどり / いしのようこ / 結城哲也 / 布施辰徳 / 福家美峰 / 丹波義隆 / 松居一代 / 山本竜二
大阪難波で金融業を営む萬田銀次郎
彼の元へ売れない演歌歌手が金を借りに来るのだが
なんとなく見始めたら結局最後までだらだらと見てました、という感じで
ミナミの帝王シリーズは初見ですが、なんというか僕らの竹内力先生があんまり暴れないのね
というか法律の知識で微妙な頭脳戦をする先生の姿は今さらながら新鮮でした
画面から隠すことなくあふれ出てくる昭和臭、というかテンプレすぎる昭和寸劇にあくびをかみ殺しながら楽しめましたね
演歌歌手がだまされて金を取られ、萬田から夜逃げする形になるんだけど、行き着いた先では子供を保育施設に預けて奥さんと共働きでなんとかやっていきます
見知らぬ土地でゼロから出発できるパワーがあるなら、最初から金借りずに自力でなんとかできたんちゃうんか、というツッコミは無粋ですか
なんだかんだで大分に逃げたことを知った萬田は手下とともに演歌歌手の所へ乗り込むんですが、わざわざ大分という設定なのに屋内セットのシーンばかりなのが涙を誘いますね
二時間ドラマばりに観光地とタイアップしていってもいいんじゃないでしょうか
その後も実は演歌歌手の子供は養子で金持ちの跡取りでしたってオチがあるんですが、しょうじき法律の知識とかないと「ふーん」レベルのどうでもいい展開
結局、萬田もワルに見えて実は曲がったことの嫌いな頼れるアニキ、と思いきや普通に金の亡者でしかないとかどうよ?
しかも殴らない竹内力、蹴らない竹内力、方の知識で相手を威嚇する竹内力…やっぱりなんか違うかなあ、と
やっぱりカオルちゃんが最強ですね
個人的評価:30点
オススメ度:萬田はんはカッコイイがスッキリしない
2009年5月15日金曜日
サーフズ・アップ (2007/米)
監督:アッシュ・ブラノン / クリス・バック
出演:シャイア・ラブーフ / ジェフ・ブリッジズ / ジェームズ・ウッズ / ズーイー・デシャネル / ジョン・ヘダー / ディードリック・ベーダー / ケリー・スレイター / マリオ・カントーネ / ロブ・マチャド / アッシュ・ブラノン / ブライアン・ポーセーン
南極育ちのペンギンサーファーのコディ
伝説のサーファー、ビッグZにあこがれてピングーアイランドのサーフィン大会を目指すのだが
これがCGアニメ映画ってもんだ
と言い切れない所もあるけど、「ウォーリー」なんかより数倍は面白い
ありきたりな展開、どこかで見たことある話、先が読めすぎるストーリー、基本は「ウォーリー」とおなじ印象だけど、とにかくこっちはちゃんと映画になってる
きちんとしたエンターテインメント性があり、最初から最後まで内容通り疾走していく感覚が気持ちいい
内容的には主人公のコディを撮るドキュメンタリー風になっていて、いちいち演技が細かいのは好印象
やっぱりCGアニメは無機物より有機物を描いた方がいいなあ
主人公も熱くてバカでワガママな少年マンガ的な感じですが、個人的には分かりやすい性格はアリということで
展開的にもスポーツを勝ちだけにこだわる世界と楽しむのが基本っていうありふれた対比、そこに主人公の成長を合わせたオーソドックスなものだし、ぶっちゃけペンギンじゃなくても話は成り立つけど…それはそれでいいじゃない
物語に深みがありそうでそうでもない感じでも許せるじゃない
とにかく頭からっぽで肩の力抜いて見るのに最適ですね
ただラストはもうちょい盛り上がってほしかったかな、と
熱い勝負を期待してただけにこじんまりとまとめに入っちゃった感じでスッキリ度はいまいち
まあ、でも視聴後はさわやかな笑顔になれるそんな一本でした
個人的評価:70点
オススメ度:イカ焼き喰いたい
サーフズ・アップ 予告
出演:シャイア・ラブーフ / ジェフ・ブリッジズ / ジェームズ・ウッズ / ズーイー・デシャネル / ジョン・ヘダー / ディードリック・ベーダー / ケリー・スレイター / マリオ・カントーネ / ロブ・マチャド / アッシュ・ブラノン / ブライアン・ポーセーン
南極育ちのペンギンサーファーのコディ
伝説のサーファー、ビッグZにあこがれてピングーアイランドのサーフィン大会を目指すのだが
これがCGアニメ映画ってもんだ
と言い切れない所もあるけど、「ウォーリー」なんかより数倍は面白い
ありきたりな展開、どこかで見たことある話、先が読めすぎるストーリー、基本は「ウォーリー」とおなじ印象だけど、とにかくこっちはちゃんと映画になってる
きちんとしたエンターテインメント性があり、最初から最後まで内容通り疾走していく感覚が気持ちいい
内容的には主人公のコディを撮るドキュメンタリー風になっていて、いちいち演技が細かいのは好印象
やっぱりCGアニメは無機物より有機物を描いた方がいいなあ
主人公も熱くてバカでワガママな少年マンガ的な感じですが、個人的には分かりやすい性格はアリということで
展開的にもスポーツを勝ちだけにこだわる世界と楽しむのが基本っていうありふれた対比、そこに主人公の成長を合わせたオーソドックスなものだし、ぶっちゃけペンギンじゃなくても話は成り立つけど…それはそれでいいじゃない
物語に深みがありそうでそうでもない感じでも許せるじゃない
とにかく頭からっぽで肩の力抜いて見るのに最適ですね
ただラストはもうちょい盛り上がってほしかったかな、と
熱い勝負を期待してただけにこじんまりとまとめに入っちゃった感じでスッキリ度はいまいち
まあ、でも視聴後はさわやかな笑顔になれるそんな一本でした
個人的評価:70点
オススメ度:イカ焼き喰いたい
サーフズ・アップ 予告
WALL・E(2008/米)
監督:アンドリュー・スタントン
出演:ベン・バート / エリッサ・ナイト / ジェフ・ガーリン / フレッド・ウィラード / ジョン・ラッツェンバーガー / キャシー・ナジミー / シガーニー・ウィーバー
人が誰もいなくなった地球でただ一機、もくもくとゴミ処理を続けるロボットのウォーリー
そんな地球にロケットが降り立ち、あるロボットを置いていくのだった
有名な作品は値崩れしやすいね
ということで今までなんとなく距離をおいてきたピクサーものですが、やっぱり野生の勘というかそういうので拒絶してきた通り個人的にピクサーは合わないと再認識
最初から最後までどこかで見た展開、ご都合主義、意外性の全くない話、よくここまで退屈に仕上げられるもんだ
CGの表現力の意外性というのはもう今の時代では「意外」ではないでしょうに
そこにいまだにたよりきって凡庸でありきたりな話を誤魔化してる雰囲気が充満しすぎ
「うわあ、映像がキレイだなあ」「へえ、CGアニメってこんなこともできるんだ」とか言って欲しいのか?あ?
こんな内容のうっすい作品なんてセミプロのショートCGムービーとかでごまんとあると思うんだが
とりあえず冒頭から地球にひとりぼっちのウォーリーの悲哀がまったくないし、あらすじ知ってることを前提に話が進んでる感じで説明不足な気もする
こういった作品の定番である主人公の状況を説明してくれるサブキャラがいない、というかしゃべれない虫としゃべれない主人公、そこにしゃべれないヒロインロボとか出してどうするちゅうのよ
あざとくてもいいから解説役のキャラを入れるべきだろ
そんなこんなでどうでもいい話が延々と進んで、舞台がかわってもダラダラと平坦にストーリーが進行
もうちょっといろんなキャラがウォーリーのピュアさに感化されていって、それが終盤にいきてくる展開を期待してたのに、わずか数人の人間といつの間にか感化されてた多くの人々、そしていつの間にか仲間になってたロボットたちのうわべだけとしか思えない絆物語ってどうよ
ラストもラストでねえ…
さすがにファンタジーでハッピーなエンディングはいいんだけど、人間を美化しすぎじゃないんでしょうかね
醜くて悪い人がいるから、全体的ないい人がいきてくるんであって、みんないい人だとどうにも盛り上がらない気がしないでもないんですが
ということで、こういう本気で作ってみたけど空回りでつまらない映画は、見る前から分かる普通のクソ映画を見た時より数倍疲労を感じるから困る
個人的評価:10点
オススメ度:まさに子供向け作品
WALL・E 予告
出演:ベン・バート / エリッサ・ナイト / ジェフ・ガーリン / フレッド・ウィラード / ジョン・ラッツェンバーガー / キャシー・ナジミー / シガーニー・ウィーバー
人が誰もいなくなった地球でただ一機、もくもくとゴミ処理を続けるロボットのウォーリー
そんな地球にロケットが降り立ち、あるロボットを置いていくのだった
有名な作品は値崩れしやすいね
ということで今までなんとなく距離をおいてきたピクサーものですが、やっぱり野生の勘というかそういうので拒絶してきた通り個人的にピクサーは合わないと再認識
最初から最後までどこかで見た展開、ご都合主義、意外性の全くない話、よくここまで退屈に仕上げられるもんだ
CGの表現力の意外性というのはもう今の時代では「意外」ではないでしょうに
そこにいまだにたよりきって凡庸でありきたりな話を誤魔化してる雰囲気が充満しすぎ
「うわあ、映像がキレイだなあ」「へえ、CGアニメってこんなこともできるんだ」とか言って欲しいのか?あ?
こんな内容のうっすい作品なんてセミプロのショートCGムービーとかでごまんとあると思うんだが
とりあえず冒頭から地球にひとりぼっちのウォーリーの悲哀がまったくないし、あらすじ知ってることを前提に話が進んでる感じで説明不足な気もする
こういった作品の定番である主人公の状況を説明してくれるサブキャラがいない、というかしゃべれない虫としゃべれない主人公、そこにしゃべれないヒロインロボとか出してどうするちゅうのよ
あざとくてもいいから解説役のキャラを入れるべきだろ
そんなこんなでどうでもいい話が延々と進んで、舞台がかわってもダラダラと平坦にストーリーが進行
もうちょっといろんなキャラがウォーリーのピュアさに感化されていって、それが終盤にいきてくる展開を期待してたのに、わずか数人の人間といつの間にか感化されてた多くの人々、そしていつの間にか仲間になってたロボットたちのうわべだけとしか思えない絆物語ってどうよ
ラストもラストでねえ…
さすがにファンタジーでハッピーなエンディングはいいんだけど、人間を美化しすぎじゃないんでしょうかね
醜くて悪い人がいるから、全体的ないい人がいきてくるんであって、みんないい人だとどうにも盛り上がらない気がしないでもないんですが
ということで、こういう本気で作ってみたけど空回りでつまらない映画は、見る前から分かる普通のクソ映画を見た時より数倍疲労を感じるから困る
個人的評価:10点
オススメ度:まさに子供向け作品
WALL・E 予告
2009年5月10日日曜日
テニスの王子様 (2006/日)
監督:アベユーイチ
出演:本郷奏多 / 城田優 / 鈴木裕樹 / RIKIYA / 相葉弘樹 / 足立理 / 荒木宏文 / 小谷嘉一 / 加治将樹 / 鯨井康介 / 載寧龍二 / 岩田さゆり / 島谷ひとみ / 岸谷五朗
アメリカ帰りの天才中学生テニスプレイヤー越前リョーマ
彼は青春学園男子テニス部の一員として全国大会を狙うことになる
原作は一切知りません
だけどアニメの劇場版は見てます
そんな「それってどうなん」的な知識で実写版を見てみました
いや、まあ、あきらかに地雷を覚悟でクソっぷりを堪能したい日もあるじゃない
だけど、なんというか中身は普通に見れて面白かったから意外すぎる
とりあえずは視聴前から頭のB級脳が働いてたんで、ガッツリ楽しむというより広い心でツッコミ所を探しながら見るには最適すぎましたね
とにかくテンポがよくて話がガンガン進んでいくのはいいですね
しかも日常や他テニス部員との交友パートは最低限しかなく、感覚的に8割近くはテニスの試合やってる感じ
しかも序盤から小出しにトンデモテニスをやってくれるので、わりと飽きない作りになっております
日常パートではやっぱり越前パパの岸谷五朗の存在が大きくて、ぶっちゃけ空気読めないクソガキな越前をからかう役目でうまく全体的な性悪っぽさをマイルドにしてると思う
試合もアニメ劇場版みたいな空に駆け上がって全裸でラケットを振るほどのインパクトはなかったけど、それでも「アホや、アホがおる」と生やさしいツッコミ入れるのが楽しくてしょうがなかったですね
ただ青学側のメンバーが活躍ぶりは十分お腹いっぱいになるけど、手塚以外のキャラに対するエピソードが薄くって…というか他のメンバーが空気すぎて誰が誰やら状態
いきなり試合で出てきて、はっちゃけテニスをして出番終了みたいな感じで、それゆえにテニス部員同士の結束とか友情的なものの描写が薄すぎる
少林サッカー系のトンデモスポーツ映画にしては、ちゃんとトンデモしてる所は評価できるけど
あとは最後の最後でほぼ普通に打ち合いの試合してるだけってのはどうよ?
ラストくらいもっとはっちゃけてもいいんじゃないかと
まあ、でも予想以上に楽しめたのは見たかいがありましたね
けっして他の人にはオススメできませんがね
個人的評価:80点
オススメ度:コノイキュウオー
テニスの王子様 予告
出演:本郷奏多 / 城田優 / 鈴木裕樹 / RIKIYA / 相葉弘樹 / 足立理 / 荒木宏文 / 小谷嘉一 / 加治将樹 / 鯨井康介 / 載寧龍二 / 岩田さゆり / 島谷ひとみ / 岸谷五朗
アメリカ帰りの天才中学生テニスプレイヤー越前リョーマ
彼は青春学園男子テニス部の一員として全国大会を狙うことになる
原作は一切知りません
だけどアニメの劇場版は見てます
そんな「それってどうなん」的な知識で実写版を見てみました
いや、まあ、あきらかに地雷を覚悟でクソっぷりを堪能したい日もあるじゃない
だけど、なんというか中身は普通に見れて面白かったから意外すぎる
とりあえずは視聴前から頭のB級脳が働いてたんで、ガッツリ楽しむというより広い心でツッコミ所を探しながら見るには最適すぎましたね
とにかくテンポがよくて話がガンガン進んでいくのはいいですね
しかも日常や他テニス部員との交友パートは最低限しかなく、感覚的に8割近くはテニスの試合やってる感じ
しかも序盤から小出しにトンデモテニスをやってくれるので、わりと飽きない作りになっております
日常パートではやっぱり越前パパの岸谷五朗の存在が大きくて、ぶっちゃけ空気読めないクソガキな越前をからかう役目でうまく全体的な性悪っぽさをマイルドにしてると思う
試合もアニメ劇場版みたいな空に駆け上がって全裸でラケットを振るほどのインパクトはなかったけど、それでも「アホや、アホがおる」と生やさしいツッコミ入れるのが楽しくてしょうがなかったですね
ただ青学側のメンバーが活躍ぶりは十分お腹いっぱいになるけど、手塚以外のキャラに対するエピソードが薄くって…というか他のメンバーが空気すぎて誰が誰やら状態
いきなり試合で出てきて、はっちゃけテニスをして出番終了みたいな感じで、それゆえにテニス部員同士の結束とか友情的なものの描写が薄すぎる
少林サッカー系のトンデモスポーツ映画にしては、ちゃんとトンデモしてる所は評価できるけど
あとは最後の最後でほぼ普通に打ち合いの試合してるだけってのはどうよ?
ラストくらいもっとはっちゃけてもいいんじゃないかと
まあ、でも予想以上に楽しめたのは見たかいがありましたね
けっして他の人にはオススメできませんがね
個人的評価:80点
オススメ度:コノイキュウオー
テニスの王子様 予告
2009年5月9日土曜日
木と市長と文化会館 (1992/仏)
監督:エリック・ロメール
出演:パスカル・グレゴリー / アリエル・ドンバール / ファブリス・ルキーニ / クレマンティーヌ・アムルー / フランソワ・マリー・バリエ / ミシェル・ジャウワン
フランスの田舎町で市長に当選したジュリアン
田舎回帰を目指し、町に文化会館を建てる計画を実行するのだが
はいはいタイトル買いタイトル買い
このタイトルで邦画だったら手を出さなかったけど、フランス映画っていうなら買うしかない
内容的にはなんともいえない感じでしたね
とにかく序盤がかったるいくらいつまらない
いよいよもってリタイアするか、と本気で思ったほどに
だけど文化会館反対派の悲観的で小物臭がする男が出てきたあたりから面白くなってきます
といっても市長と反対派の対立が面白いんじゃないですけど
しょうじきこの映画は政治映画すぎて困る
市長、住民、反対派、ジャーナリスト、それぞれの立場で話は進むけど、一行に交わることがない
それぞれがそれぞれの言いたいことを言ってるだけ
そこが面白い
とにかく出てくる人物たちがしゃべってしゃべって、しゃべりたおす
なんということはないセリフの連続でも、それを追ってるうちにあっという間にラストまで見られましたね
あとはフランス映画なのにフランス映画らしくないというか、まったくもってオシャレ感がないどころか田舎の描写がマジで土臭い
さらに田舎の描き方、田舎はたださびれていくしかないのか、それとも新しいことに挑戦していくべきか、そんな問題がフランスに行ったこともない身ながら不思議なリアルさをおぼえましたね
そして衝撃(?)のラストに「おい」とツッコミを入れざるえない
結局は子供と市長の対話以外では、それぞれの人物たちの主張が言い争いや実力行使などいっさい交わることなく、それぞれでそれぞれのエンディングを迎えます
で、見終わった後に困るのは、この映画が面白いのか、つまらないのか、ということ
しょうじき面白くもあるけどつまらなくもある、かといって灰色な微妙映画でもない
うーん、なんともこのての映画に慣れてないのかもしれません
個人的評価:60点
オススメ度:歌はいい
出演:パスカル・グレゴリー / アリエル・ドンバール / ファブリス・ルキーニ / クレマンティーヌ・アムルー / フランソワ・マリー・バリエ / ミシェル・ジャウワン
フランスの田舎町で市長に当選したジュリアン
田舎回帰を目指し、町に文化会館を建てる計画を実行するのだが
はいはいタイトル買いタイトル買い
このタイトルで邦画だったら手を出さなかったけど、フランス映画っていうなら買うしかない
内容的にはなんともいえない感じでしたね
とにかく序盤がかったるいくらいつまらない
いよいよもってリタイアするか、と本気で思ったほどに
だけど文化会館反対派の悲観的で小物臭がする男が出てきたあたりから面白くなってきます
といっても市長と反対派の対立が面白いんじゃないですけど
しょうじきこの映画は政治映画すぎて困る
市長、住民、反対派、ジャーナリスト、それぞれの立場で話は進むけど、一行に交わることがない
それぞれがそれぞれの言いたいことを言ってるだけ
そこが面白い
とにかく出てくる人物たちがしゃべってしゃべって、しゃべりたおす
なんということはないセリフの連続でも、それを追ってるうちにあっという間にラストまで見られましたね
あとはフランス映画なのにフランス映画らしくないというか、まったくもってオシャレ感がないどころか田舎の描写がマジで土臭い
さらに田舎の描き方、田舎はたださびれていくしかないのか、それとも新しいことに挑戦していくべきか、そんな問題がフランスに行ったこともない身ながら不思議なリアルさをおぼえましたね
そして衝撃(?)のラストに「おい」とツッコミを入れざるえない
結局は子供と市長の対話以外では、それぞれの人物たちの主張が言い争いや実力行使などいっさい交わることなく、それぞれでそれぞれのエンディングを迎えます
で、見終わった後に困るのは、この映画が面白いのか、つまらないのか、ということ
しょうじき面白くもあるけどつまらなくもある、かといって灰色な微妙映画でもない
うーん、なんともこのての映画に慣れてないのかもしれません
個人的評価:60点
オススメ度:歌はいい
2009年5月5日火曜日
ワールド・オブ・ライズ (2008/米)
監督:リドリー・スコット
出演:レオナルド・ディカプリオ / ラッセル・クロウ / マーク・ストロング / オスカー・アイザック / ゴルシフテ・ファラハニ / サイモン・マクバーニー / アリ・スリマン / アロン・アブトゥブル / マイケル・ガストン / メーディ・ネブー / サイモン・マクバーニー / ヴィンス・コロシモ / カイス・ネシフ
CIA工作員のフェリスは中東で暗躍するテロ組織を追っていた
上官やヨルダン情報局と協力してなんとか敵のアジトを探し出そうとするのだが
えっらい複雑そうに見えてそうでもなく、肩の力を抜いてボーッと見られましたね
ほぼ全編が中東で、ただただテロ組織のアジトを見つけるためにあれこれする…ってだけの内容なので地味といえば地味
それでも時間いっぱい画面から目を離させない吸引力というか、見せ方、映像的には問題ないかと
ちょっと演出的に軽いかなあ、と思うところも少し
情報局のボスであるハニの足を引っぱったことによって、こりゃ主人公は助かったとしても見せしめに死人がでるぞ、と思ったけどそうでもない
ハニに初めてあった時に「けっして嘘をつくな」と言われるけど、まあ上島的に考えてその後はゴニョゴニョっとなるけど、それに対する「直接的な」制裁が肩すかし
まあ、その件に関してはラストでネタバレがあるからあれだけど
あとは架空のテロ組織を作り上げていく過程は盛り上がっていくのに、その結果が「え?もう終わり?」な感じで食いたらない
なによりラストは「おい、主人公そんな扱いかよ」って感じで、良いところは全て脇役たちがかっさらっていっちゃいます
最後も、もしかして主人公やばいんじゃねえの的な演出ありながらそうでもない
主人公とその上司の確執、どこかとらえどころのない情報局のハニ、この関係でもっとどす黒いなにかが待っているようでそうでもない
全体的に面白いことは面白いんだけど、そうでもない不思議な一本
なんか自発的に面白さがはじけるオチの部分を放棄してるような作風でしたね
個人的評価:70点
オススメ度:嘘をもっとうまく利用できなかったものか
ワールド・オブ・ライズ 予告
出演:レオナルド・ディカプリオ / ラッセル・クロウ / マーク・ストロング / オスカー・アイザック / ゴルシフテ・ファラハニ / サイモン・マクバーニー / アリ・スリマン / アロン・アブトゥブル / マイケル・ガストン / メーディ・ネブー / サイモン・マクバーニー / ヴィンス・コロシモ / カイス・ネシフ
CIA工作員のフェリスは中東で暗躍するテロ組織を追っていた
上官やヨルダン情報局と協力してなんとか敵のアジトを探し出そうとするのだが
えっらい複雑そうに見えてそうでもなく、肩の力を抜いてボーッと見られましたね
ほぼ全編が中東で、ただただテロ組織のアジトを見つけるためにあれこれする…ってだけの内容なので地味といえば地味
それでも時間いっぱい画面から目を離させない吸引力というか、見せ方、映像的には問題ないかと
ちょっと演出的に軽いかなあ、と思うところも少し
情報局のボスであるハニの足を引っぱったことによって、こりゃ主人公は助かったとしても見せしめに死人がでるぞ、と思ったけどそうでもない
ハニに初めてあった時に「けっして嘘をつくな」と言われるけど、まあ上島的に考えてその後はゴニョゴニョっとなるけど、それに対する「直接的な」制裁が肩すかし
まあ、その件に関してはラストでネタバレがあるからあれだけど
あとは架空のテロ組織を作り上げていく過程は盛り上がっていくのに、その結果が「え?もう終わり?」な感じで食いたらない
なによりラストは「おい、主人公そんな扱いかよ」って感じで、良いところは全て脇役たちがかっさらっていっちゃいます
最後も、もしかして主人公やばいんじゃねえの的な演出ありながらそうでもない
主人公とその上司の確執、どこかとらえどころのない情報局のハニ、この関係でもっとどす黒いなにかが待っているようでそうでもない
全体的に面白いことは面白いんだけど、そうでもない不思議な一本
なんか自発的に面白さがはじけるオチの部分を放棄してるような作風でしたね
個人的評価:70点
オススメ度:嘘をもっとうまく利用できなかったものか
ワールド・オブ・ライズ 予告
2009年5月3日日曜日
地球が静止する日 (2008/米)
監督:スコット・デリクソン
出演:キアヌ・リーブス / ジェニファー・コネリー / キャシー・ベイツ / ジェイデン・スミス / ジョン・クリーズ / ジョン・ハム / カイル・チャンドラー / ロバート・ネッパー / ジェームズ・ホン / ジョン・ロスマン / ケン・カージンガー / レーン・アダチ / アーロン・ダグラス
宇宙より飛来した物体により、地球は壊滅の危機を迎えようとしていた
しかし、その物体は突如減速しマンハッタンに降り立ち、中から人型の影が現れる
地球が静止するとか、でっかい球体とかどんだけジャイアントロボなんだよ、という今さら感ただようツッコミをせざるえない一本
中身的にもがんばったB級って感じで、とにかくありきたりすぎてわざわざ映画化した勇気に乾杯ですね
あえて昔のB級のノリを現代の技術と資金力で本気で作ってみました、という遊び心があればよかったのに、これたぶん「新作としてがんばって作ったけど空回り」な映画じゃないんでしょうか
まあ、それでも大きくつまらなくはないですね
とにかくありきたりで脚本もチープだけど、逆に安心感的なものがあるようなないような
序盤、球体から出てきた巨大なアレが隠すことなくCG全開だったり、所々でCGとリアル映像の整合性がとれてない部分に萎えまくる
今どきの映画でここまでゲームのムービーみたいなCGの使われ方するのも逆に珍しい
あとは登場人物の一人である子供が、ね
リアルクソガキ演技は見てて不快になると何度いわせるのかと
明らかにクソガキの行動でじたいは悪化してるのに、本人は悪いことなんかしてない、謝らないって態度は殴って分からせてやっていいんじゃないか
泣いて落ち込んでれば誰か優しくしてくれるとか思っちゃったの?ん?ん?
クソが
それはそれとして、もう一つイヤだなあと思ったのが「人間とか滅んだほうがいい」ということに対して「人は変わっていけるじゃない」って答えはウンザリだ
確かに人は変われるよ、その場限りでね
ずっと人間のこと見てきたらほいほい変われるわけがないと分かり切ってるんじゃないかと
劇中でも人間の傲慢さ、攻撃性、その場の口だけの感情論、色々と描いてたからひょっとしたら別の答えで終わってくれると期待した私がバカでした
そんな感じで気になる所はありまくりだけど、B級として見ればアリ
ただけっこう話題になった作品だし、そういった感じで期待して見ると火傷するぜ、ボーイ
個人的評価:60点
オススメ度:天然B級もの
地球が静止する日 予告
出演:キアヌ・リーブス / ジェニファー・コネリー / キャシー・ベイツ / ジェイデン・スミス / ジョン・クリーズ / ジョン・ハム / カイル・チャンドラー / ロバート・ネッパー / ジェームズ・ホン / ジョン・ロスマン / ケン・カージンガー / レーン・アダチ / アーロン・ダグラス
宇宙より飛来した物体により、地球は壊滅の危機を迎えようとしていた
しかし、その物体は突如減速しマンハッタンに降り立ち、中から人型の影が現れる
地球が静止するとか、でっかい球体とかどんだけジャイアントロボなんだよ、という今さら感ただようツッコミをせざるえない一本
中身的にもがんばったB級って感じで、とにかくありきたりすぎてわざわざ映画化した勇気に乾杯ですね
あえて昔のB級のノリを現代の技術と資金力で本気で作ってみました、という遊び心があればよかったのに、これたぶん「新作としてがんばって作ったけど空回り」な映画じゃないんでしょうか
まあ、それでも大きくつまらなくはないですね
とにかくありきたりで脚本もチープだけど、逆に安心感的なものがあるようなないような
序盤、球体から出てきた巨大なアレが隠すことなくCG全開だったり、所々でCGとリアル映像の整合性がとれてない部分に萎えまくる
今どきの映画でここまでゲームのムービーみたいなCGの使われ方するのも逆に珍しい
あとは登場人物の一人である子供が、ね
リアルクソガキ演技は見てて不快になると何度いわせるのかと
明らかにクソガキの行動でじたいは悪化してるのに、本人は悪いことなんかしてない、謝らないって態度は殴って分からせてやっていいんじゃないか
泣いて落ち込んでれば誰か優しくしてくれるとか思っちゃったの?ん?ん?
クソが
それはそれとして、もう一つイヤだなあと思ったのが「人間とか滅んだほうがいい」ということに対して「人は変わっていけるじゃない」って答えはウンザリだ
確かに人は変われるよ、その場限りでね
ずっと人間のこと見てきたらほいほい変われるわけがないと分かり切ってるんじゃないかと
劇中でも人間の傲慢さ、攻撃性、その場の口だけの感情論、色々と描いてたからひょっとしたら別の答えで終わってくれると期待した私がバカでした
そんな感じで気になる所はありまくりだけど、B級として見ればアリ
ただけっこう話題になった作品だし、そういった感じで期待して見ると火傷するぜ、ボーイ
個人的評価:60点
オススメ度:天然B級もの
地球が静止する日 予告
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