監督:ジョン・キャロル・リンチ
出演:ハリー・ディーン・スタントン / デビッド・リンチ / ロン・リビングストン / エド・ベグリー・Jr. / トム・スケリット / ジェームズ・ダーレン / バリー・シャバカ・ヘンリージョー / ベス・グラント / ヒューゴ・アームストロング
年老いた身で日々、街を歩いて人々と関わりあって生きるラッキー
ある日、ふいに自宅で倒れ込んでしまったことから、彼の中に心境の変化がおこる
まさにハリー・ディーン・スタントンという人間、そして映画俳優のための作品でした
出演作品がらみの小ネタがありつつ、だけどファン映画なだけじゃない内容もちゃんと見応えがありました
孤独と一人暮らしは違う、まさにその言葉通りに、卑怯なほどに集束されたラッキーの最後の表情には身が震えざるえない
劇中で登場するラッキーの馴染みの人たち、さらに新たに出会う人たち、それぞれと関わりあう内に、その心境と背後にある人生が透けて見えてくるようでおもしろい
年老いた男ゆえの思いと、老いてなお成熟していく精神、ちょっとしたやんちゃっぽさも愛らしいラッキーの生きざまが素晴らしい
なんてことはない作品のようで不思議と晴れやかさに気持ちがよくなる一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:枯れ格好いい、こんな老人になりたい
ラッキー 予告
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