2017年11月13日月曜日

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 (2017/米)

監督:アンドレス・ムシェッティ
出演:ジェイデン・リーベラー / ビル・スカルスガルド / フィン・ウルフハード / ソフィア・リリス / ニコラス・ハミルトン

弟が行方不明になってしまったビルは友人たちと間をみては捜索していた
そんな中、町では同様に子供たちの失踪事件が相次ぐのだった

薄暗い闇の中からぼんやりとしたナニかが襲いかかってくる恐怖、という雰囲気はまったくなくて、はっきりくっきりダイレクトアタックしてくる作風の映画でした
青春の甘美と辛酸が絡み合うひと夏の少年少女たちの物語、その隙間をこじ開けるような怪奇さがマッチしていて楽しめた
原作が有名すぎるゆえに色々と言いたい人もいるのは分かるけど、個人的にはそれほどズッコケ感はなく思えた
ペニーワイズさんにしても、恐怖をあおる描写にしても姿があまりにはっきり現れすぎていて娯楽的な怖さや生理的な嫌悪による不気味さが強い
観る側の想像力を刺激されて恐怖心が雪だるま式に大きくなっていく、という雰囲気ではないので、そういう意味では作品内容とちょっとズレてる気もしないでもない
目に見えない恐怖より、目に見える恐怖ってのが今時なのかは知らないけど、娯楽ホラーな方面としては見栄えもする一本でした

個人的評価:80点
オススメ度:まあイットだけでは寂しいのは分かるけど、この日本のサブタイセンスは…



IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 予告

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