監督:フランソワ・オゾン
出演:マリーヌ・バクト / ジェレミー・レニエ / ジャクリーン・ビセット / ファニー・セイジ / ミリアム・ボワイエ / ドミニク・レイモン
精神的なものによる腹痛をうったえるクロエは精神分析医のポールを紹介してもらう
そして話をするうちに彼と親しい間柄になっていく
本当に精神を鷲掴みされたような感覚に、見事に映画に翻弄された
絶妙に虚実があいまいで、時に目が覚めるようにクッキリしながらも、それすら次の瞬間にはあやしくなる
主人公といっしょに真相を追って観ていくほど、どんどん深みにはまっていく感じがおもしろい
官能的に誘っておいて、油断してると恐怖をおぼえるサスペンス展開に落とされます
序盤こそよく分からなさがちょっと退屈に思えるけど、いったいなんなんだと答えを求めてもがくのが苦しくも楽しい
そしてラストを迎えたとき、ふりかって見ると状況を象徴しているシーンで構成されていた、と多少はスッキリしつつ精神にまとわりつく余韻が何ともいえない
個人的評価:80点
オススメ度:よく分かる(?)双子解説映画
2重螺旋の恋人 予告
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