監督:エリック・トレダノ / オリビエ・ナカシュ
出演:オマール・シー / シャルロット・ゲンズブール / タハール・ラヒム / イジア・イジュラン
フランスでの滞在許可が切れていることに気づかなかったサンバは勾留されてしまう
そんな彼を支援するためにアリスが話を聞きにきたことで、ふたりの交流がはじまる
いろんな人の助けになる主人公、という映画であることは間違いないんだろうけど、なんとも微妙な物足りなさを感じずにいられない
アリスをメインにオムニバス的に出会った人に笑顔をふりまく、というシンプルなものでもなく、個人的に各エピソードそれぞれが不完全燃焼すぎる気がした
鑑賞後も「え?終わり?」みたな半端な気持ちなまま突き放された印象がありました
警察に絡まれれば一発アウトという状況になり、かなり生活に制限と虚偽の負担がかかるサンバさんが、そんな自身のことをよそになんだかんだで周りの人の助けになっていく感じのお話ですね
ただ、自己犠牲による人情ドラマみたいな息苦しさの中での気持ちよさ、ってのが観てて感じられないんですよね
特にメインとなるアリスさんとの話にあまり魅力が感じられない
ウィルソンとバカをやりはじめた辺りでおもしろくなってきて、どんどん救われていくアリスと苦境におちいっていくサンバの対比が楽しめます
だけどやっぱりウィルソンが絡んできてこそサンバさんの魅力が輝く気がしないでもない
話的にもアリスかウィルソンかもっとしぼって描くか、三人の関係を深めてくれた方がおもしろかったかも
瞬間的なおもしろさはあるし、ここが良かった点もある
だけど総じてみてみると、鑑賞後の物足りなさがなんともいえないんですよね
個人的評価:75点
オススメ度:自分のことはおいといて、バカみたいに笑顔を振りまく話じゃないのは確か
サンバ 予告
0 件のコメント:
コメントを投稿