監督:デイミアン・チャゼル
出演:マイルズ・テラー / J・K・シモンズ / メリッサ・ブノワ / ポール・ライザー / オースティン・ストウェル / ネイト・ラング
音楽院でドラムを叩くニーマン
ある日、フレッチャー教授に見初められ彼の楽団の練習に参加することになる
音楽、ジャズという文系な作品と思わせつつの体育会系、というかバトル映画でした
ラスト約10分がなんかすごいらしいとか、予告からハードル上げまくってくれたけど、期待は裏切られませんでしたね
ドラマも音楽もたかぶりまくりで、もう鳥肌の連続でした
内容としては冴えないドラマーな主人公が、鬼教官の容赦ないレッスンを受けるうちにマッチョになっていくブルーワーカーな感じ
基本はアメとムチでニーマンくんをのぼせさせといてから落とす、という繰り返しなだけなんだけどその過程でどんどん狂気じみてきて素敵
この主人公の傲慢さというか、自惚れの部分が意外なくらい個人的に嫌な気分にならなかったのも楽しめた要因のひとつかも
「女なんかすっこんでろ」ってな感じの野心家なオスは嫌いじゃない
そんなニーマンくんとフレッチャー軍曹とのバトルが熱くて、おっさんの心のタンスの奥にしまっておいた男の子の部分をたぎらせてくれる
欲を言えばどうせならもっとつっこんで恋愛要素を描いてくれれば完璧だったけど、終わりよければすべて良し、あのラストを観せられた日にゃ細かいことをグジグジ言うのは野暮と言わざるえない
個人的評価:90点
オススメ度:ま、作品内では魅力的だけど現実ではこのふたりとお近づきにはなりたくないわな
セッション 予告
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