監督:井上春生
出演:平祐奈 / 大友花恋 / 星田英利 / 小市慢太郎 / 関めぐみ / 久保田磨希 / 佐藤正宏 / 齋藤隆 / 駿河太郎 / 久松信美 / 藤井さやか / 斉木しげる / 草村礼子 / 柳葉敏郎
東京から佐渡島へやってきた亜季は島で友達になった珠子とソフトテニスの試合を見に行く
そして、経験者の亜季は珠子に頼まれ、ソフトテニスを教えることになるのだった
得意分野がありなが自ら封印してる都会育ちの主人公が、田舎町にやってきて出会った人たちの影響でうんぬん・・・というパターンのソフトテニス版
そんな感じなんだろ、と軽い気持ちで観たらいつの間にやらけっこう作品にのめり込んでいる自分がいました
ありがちな設定ではあるんだけど、とにかく鑑賞後にホントに後味さわやかな気分になった
珠子にソフトテニスを教えることになった亜季、そんなふたりは練習場所をなんとかするため、草むしりからのコート作りをはじめる
という流れなんだけど、亜季が思いの外に前向きで明るい性格で、ソフトテニス&過去に対する傷を抱えたやさぐれガールなキャラかと思ってただけに意外でした
ソフトテニスを教えることについても、田舎暮らしについてもわりとポジティブな対応で作品的などろどろ感は薄い
島の情景やら人物の描写やら、どこかマンガのひとコマのような撮り方な印象を受けた
そんな点が最初こそちょっと鼻につく画作りと思ったけど、良い意味での作品のクセとして最終的にはプラス要素に感じられました
そんな作品世界でふたりの少女がきゃっきゃとソフトテニスと夏休みを楽しむ姿を観ているだけでも楽しい
だけど、やっぱり個人的には裏主人公コンビ(?)な小田切父とリンジー青木さんの存在が大きいと言わざるえない
下を向いていたおっさんが顔を上げ、やがて子供みたいに笑顔になっていく姿に妙に心を洗われる
それぞれが抱えた問題やら暗くなる要素はひかえめで、とにかく子供たち&おっさんたちによってスッキリさわやかな心持ちにしてもらえる一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:なんとも前向きな気分に、というか体を動かしたくさせられる
案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み 予告
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