監督:マシュー・ボーン
出演:コリン・ファース / マイケル・ケイン / タロン・エガートン / マーク・ストロング / ソフィア・ブテラ / サミュエル・L・ジャクソン / マーク・ハミル / ソフィー・クックソン / エドワード・ホルクロフト / サマンサ・ウォーマック / ジェフ・ベル / ビョルン・フローバルグ / ハンナ・アルストロム / ジャック・ダベンポート
暴力的な義父とその手下どもに嫌気がさす日々を過ごすエグジー
ある日、子供の頃にもらった勲章に刻まれた番号に電話をかけたことから、死んだ実父の知り合いであるハリーと出会う
もうスパイアクションなんて手垢にまみれたジャンルで新しさを体感できんだろ、なんてあきらめるのはまだ早かったと思い知った
最高にイカレててイカしてるこの映画に最初から最後まで心地よく酔いしらせてもらいました
個人的に紳士なキャラがスタイリッシュに大立ち回りしながら、スーツも髪型もビシッと決めるというのが大好物なんで、この作品はホントにそれ以外の部分をとってもツボに入りまくった映画でした
どこの国にも属さない諜報機関、そこのエージェントになるべくテストを受ける主人公のエグジー
同時にある企みについて探るハリー、という話が並行して進んでいく
作中での言うところの昔の007ライクな荒唐無稽なアクションと魅力あふれる敵が映画の中でうまく作用してる
そして懐古的なだけでなく、現代風なアクションにイカレたスパイスを加えることで、ありものの素材ながら新しさすら感じるカクテルな内容になってますね
ベースとなる部分は固持しつつ、いろんな意味で振り切れるところはとことんぶっ飛んでるのが痛快
そしてスピードとテンポが観ていて気持ちよく、エグさや雑味がありながら地盤がしっかりしてるゆえに嫌なB級くささも薄い
観てるこっちの気持ちよくなるポイントを押さえまくってくれるので、ホントに心から鑑賞後に「おもしろかったー」と言わせてくれる
予告だけだとおとなしめなライトスパイアクションっぽい印象だったけど、のっけからノリノリで制作陣も楽しんでやってんなあ、とこっちも波にのっかって楽しませてもらった一本でした
個人的評価:95点
オススメ度:JBが名演技すぎるだろ
キングスマン 予告
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