監督:トッド・ヘインズ
出演:ケイト・ブランシェット / ルーニー・マーラ / サラ・ポールソン / ジェイク・レイシー / カイル・チャンドラー / ジョン・マガロ / コリー・マイケル・スミス / ケビン・クローリー
デパート販売員のテレーズは客として訪れたキャロルが忘れていった手袋を送り届ける
そのことからふたりは頻繁に合うようになり、その関係も深まっていくのだった
いったい何が起こるのか、キャロルって何者なんだ、という部分を注視して観ていても、いつまでたっても特別なことはおこらない
そんなところがたまらなく繰り返し睡魔の誘惑に襲われるけど、なんとか堪えて鑑賞していると、どんどん愛らしく魅力的に輝きはじめるテレーズに目を奪われる
そしてふたりの関係やキャロルの行動について引っかかりを感じつつもすっきりしない感情を抱くが、終盤になればテレーズの立場に自身を重ねることで足りないピースがはまる
それでもなんかパンチの足りなさは否めないし、分からんでもないけど単に文字通り女性たちの内面からにじみ出る美しさを楽しむだけの映画かな、と
そう思わせておいてのラストで一気に心象がひっくり返る
全体的な押さえ気味なムードに退屈感をおぼえるのは否めないけど、本当に主役ふたりの演技に引き込まれます
個人的評価:70点
オススメ度:やはり女性が観た方がもっと深い何かを感じ取れるのかな
キャロル 予告
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