監督:小松莊一良
出演:フジコ・ヘミング / 大月ウルフ
老齢のピアニスト、フジコ・ヘミング
彼女の日々の演奏と生活を描く
本当に失礼ながら彼女のことをよく知らずに観たのですが、その見た目とは違って親しみやすい人柄に親近感がわきました
演奏シーンでも素人目にみても卓越した技巧が素晴らしく、それでいて音楽そのものにはひどく馴染むものでした
すごいとか素晴らしいとかは大前提として、その奏でられる音が本当に身近なものに感じられた
私生活の中で語られるこれまで歩んできた人生も、その一部を抜き出しただけにすぎないのに人として好意を抱かざるえない
猫や犬たちとの関わり合いも微笑ましく、家へのこだわりや家族や友人たちへ向ける想い、クラシック音楽のドキュメンタリーなんて眠いだけと避けるのはもったいない
ひとりの人間として好感が持てたならば、音楽と人間のふたつのドキュメンタリーが一得できて耳も心も満たされる作品ですね
個人的評価:85点
オススメ度:ウルフさんのキャラが濃すぎて、そこだけ別映画になる
フジコ・ヘミングの時間 予告
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