2010年10月31日日曜日

ちょんまげぷりん (2010/日)

監督:中村義洋
出演:錦戸亮 / ともさかりえ / 鈴木福 / 今野浩喜 / 堀部圭亮 / 佐藤仁美 / 忽那汐里 / 中村有志 / 井上順









仕事と育児に追われながらも、幼い息子と暮らしているひさ子
ある日、侍のかっこうをした謎の男、安兵衛と出会うのだった

現代にタイムスリップしてきた侍が、そのギャップにドタバタしつつ・・・というありふれた話ですが、意外にけっこう安兵衛のキャラがいい味だしてます
いちいち現代の物事に大仰にリアクションするさまと、昔の人だからこそ芯のしっかりしているところをだすのを楽しむ映画ですね
コミカルなシーンが多く、ホントに肩の力を抜いてリラックスしてまったり観るのに最適かもしれません

だけどね、これはかなり個人的なアレなんですが、子役がクソガキすぎて困り果てる
映画でリアルクソガキ演技はやめてくれと、あれほど言ってるじゃない
まったり観てると、要所要所にクソガキ成分がちりばめられていて、なんというか「あー、こいつ○○してえ」と本気でダークな気分になるようなならないような
これがあるだけでまったりする気分とイライラする気分が混ざりあって、ひじょうに不安定な状態で鑑賞することに

あとは母ちゃんも母ちゃんで終盤にきて、リアル汚い大人っぷりを発揮するのが・・・ね
具体的にいうと子供と二人で卒園式うんぬんの話をするシーン
そこで安兵衛についての母ちゃんの言葉が、ホントにリアル汚い大人発言すぎてどん引きですよ
せっかくほんわかまったり笑えてジーンとくる作品なんだからさ、そういう現実に言いそうな汚い大人セリフはやめてくれよと

話の展開的にはオーソドックスなものですが、きちんと丁寧に作られている好印象っぷり
そこへクソガキ母子が画面に映るだけで、なんともいえない苛立ちが・・・
安兵衛が良い奴すぎることが救いですが、それがなかったら本気でクソ映画認定せざるえない
あとはクライマックス近くのトラックを追うシーンも個人的には、ちょっと
あんまりにベタすぎる上に、なんでここで侍であることを見せつけるような展開になるんだって感じ
けっこう乱暴で強引に流れを変えてる感が強いですね

ラストもラストで、けっこういい感じな展開なのに、それなのに、ここでもやっぱりクソガキが良いシーンを台無しにしてくれます
わかったから、もうおまえはしゃべるな、と心の中で悪態の嵐がおきたわ
そんなわけで、この子供と母ちゃんのキャラが気にならないって人なら、かなり楽しめるまったり系の良作かもしれません

個人的評価:55点
オススメ度:エドウィン




ちょんまげぷりん 予告

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