出演:ジェラード・バトラー / アンバー・ヴァレッタ / マイケル・C・ホール / ローガン・ラーマン / キーラ・セジウィック / アリソン・ローマン / テリー・クルーズ / クリス・リュダクリス・ブリッジス / アーロン・ヨー / ラムジー・ムーア / ジョナサン・チェイス / ダン・キャラハン / ブリジット・フレミング / ジョニー・ウィトワース / マイケル・ウェストン / マイロ・ヴィンティミリア / ゾーイ・ベル / ジョン・レグイザモ / ノエル・グリエミ / キース・デヴィッド / ミミ・マイケルズ / エフレン・ラミレス
画面の向こうの生身の死刑囚を操って、銃撃戦を繰り広げるゲーム「スレイヤーズ」
30ゲーム生き残れば自由になれるシステムの中、死刑囚であるケーブルは残り3ゲームを戦えばクリアというところまできていたのだった
ゲーム感覚の殺し合い、という作品は少なくないですが、この映画では実際に戦ってる者には意識はあっても体の自由はなく、あくまで姿の見えないプレイヤーの操作しだいってところがあります
サード・パーソン・シューティング・ゲームにおいて、キャラが生身の人間で武器も戦場も本物って感じ
まんま「ゲーム感覚」ってのを題材にした内容ですね
画面の前の人が現実世界の生身の人間をコントロールして遊ぶ新しいコミュケーションの場「ソサエティ」、その延長線上で死刑囚を使って本物の銃撃戦を行う「スレイヤーズ」というシステムが定着した世界
「スレイヤーズ」内で30ゲームで自由になれる中、もうちょっとのところまできた死刑囚のケーブルに、敵とも味方ともわからない女性がコンタクトをとってくる・・・
「ソサエティ」システムを作った天才キャッスル、それを快く思わないハッカー集団「ヒューマンズ」、ただ不毛な戦いにおもむくしかないケーブル、そして中の人であるプレイヤー、思った以上に設定と世界観を作り込んである感じでしたね
だけど、なんというか作品そのものもゲーム感覚で、設定だけを見せてるだけのかなり表面的なところしか描いてない印象が強い
ホントに上っ面だけは設定武装でよく見えるけど、まったくといっていいほど中身がスッカスカ
やりたいことは分かるけど、「俺はこういうのがやりたい」という思惑だけ見えちゃってて肝心の内容がともなってない感じ
例えば実際に戦ってるキャラとそのプレイヤーの関係とか、もっと掘り下げればおもしろくなるだろうに、それをかなり端折ってる
戦場にいる人は意思もあるし感覚もある・・・ようするに、操作してるプレイヤーが気がついてない戦場の雰囲気や流れが見えてるのに、体は自分で動かせないもどかしさ
そこら辺とか個人的にはおもしろいな、と思ったのにそんなに掘り下げないで終わってるのが残念ですね
そんな上っ面だけな内容ながら、いちおはキチンと広げた風呂敷を大ざっぱに畳んでるのは好印象
「スレイヤーズ」内だけのストーリーで終わらないところはよかった
この内容だったら変に力を入れずに、スタイリッシュバカアクションに特化した方が完成度はあがった気がしないでもないのがもったいない
ミュージカルシーンとか、素敵なおバカポイントがあるんですが、そのノリで全編やればよかったのに
中途半端にシリアス路線でしたね
あとはプレイヤー側の人間が、なんともステレオタイプな感じなキャラでちょっと新鮮味がなかった気がする、全体的にちょっと微妙に残念な作品でした
個人的評価:70点
オススメ度:考えたとおりになるってのはある意味で不便だね
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