監督:クリント・イーストウッド
出演:マット・デイモン / セシル・ドゥ・フランス / フランキー・マクラレン / ジョージ・マクラレン / ジェイ・モーア / ブライス・ダラス・ハワード / マルト・ケラー / ティエリー・ヌーヴィック / デレク・ジャコビ / ミレーヌ・ジャンパノイ / ステファン・フレイス / リンゼイ・マーシャル / スティーヴン・R・シリッパ / ジェニファー・ルイス / ローラン・バトー / トム・ベアード / ジョージ・コスティガン
大津波事故により臨死体験をしたマリーは、そのことを機に死後の世界について考えるようになる
そして霊能力者としての自身を呪う男ジョージ、そして心に傷を負った少年マーカスの運命も動き始め・・・
霊能力者としての自分の力がイヤになってるところに、同じく臨死体験した女性や、いたいけな少年とふれ合うことで前向きになんたらかんたらって単純な話かと思ったら、そうでもなかった
基本、マリー、ジョージ、マーカスの三人のストーリーが別々に平行して進んでいく感じの作品でしたね
ようするに別々の三つの話が徐々に絡み合っていって一本の作品を編み上げていく、みたいな
とりあえず出だしの大津波からのマリー編のプロローグ、そしてジョージとマーカスのプロローグまでは集中して楽しめました
だけど、そこからがあまりにゆったりまったりなスローペースで各人物の話が展開していくんですが、あまりにゆっくりすぎてしょうじき眠気との戦いになりましたね
つまらなくはないけど、それぞれ独立してる話を淡々と描かれても観てる方の集中力が続かない
丁寧に描きすぎてることと、あまりにトリック的な演出がないストレートな物語運びが単調かもしれません
三人の主人公の話が別々に平行して進むのはいいんですが、もっと序盤から「知らず知らずの内に運命が交錯していた」とか、「思い返してみたら実はあれは伏線でキャラ同士を結びつけていた」みたいなトリッキーなところが皆無すぎる
個々のエピソードはおもしろい、確かにおもしろいんだけど、せっかくなんだからもっと序盤から絡みを入れてほしかった気がしないでもない
そんなじらしプレイゆえに三人の道が交錯した時のおもしろさがでる、と言えばそうなんだけど、そこに行き着くまでの道中が眠いのも事実なわけで
とりあえずラストまで観たあとで、三人のたどってきた道を振り返りながら「ああ、よかったなあ」と感じられるスルメ的な作品であることは間違いないと思う
「つまりどういうことだよ?」ってのを観終わった後に振り返ることで楽しさがわいてくる系の作品
ちょっとまったりしすぎな感はあるけど、ひどい内容ではない
まどろっこしい映画、って個人的に感じた一本でした
個人的評価:70点
オススメ度:マーカス少年編が個人的によかった
ヒア アフター 予告
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