2011年5月14日土曜日

ブラック・スワン (2010/米)

監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ナタリー・ポートマン / ヴァンサン・カッセル / ミラ・クニス / バーバラ・ハーシー / ウィノナ・ライダー / セニア・ソロ / ベンジャミン・ミルピエ / ティナ・スローン / クリスティナ・アナプー / セバスチャン・スタン / トビー・ヘミングウェイ






バレエ団に入って4年目のニナ
ニナは新しい機軸で作られる「白鳥の湖」の主役を目指し、己の足りない部分を見つめながら努力するのだった

ちょっと最初に思ってたのと違う、良い意味で裏切られた作品でした
あまりネタバレはしたくないんでアレですが、「レクイエム・フォー・ドリーム」が好きな人にはかなりマッチする内容かもしれません
個人的にはホントに楽しめた
冒頭のバレエで心をがっちり鷲掴みされ、そのままどっぷりと世界観にひたれましたね

白鳥の湖の講演が決まり、白鳥と黒鳥を同じバレリーナで演じることになる
純真でマジメなニナは白鳥役としては完璧だけど、黒鳥のイメージからはほど遠い
そこに黒鳥のイメージにピッタリなリリー、憧れの先輩プリマ、偉大な演出家、ニナの母親が絡んできて、ニナの心が揺れる…
雰囲気映画っていえばそんな感じですが、とにかくニナの存在をたっぷりと堪能する作品と言ってもいいかもしれません

ピュアで努力家ないかにもドラマヒロインって感じのニナなんだけど、ちりばめられた怪しいシーンと観てる側の精神を圧迫してくる音の演出で、なんともいえない影がまとわりついてくる
そんな「なにかある」的な影がホントにおもしろくて、序盤のニナを包む得体の知れない狂気の演出には自然と先が気にならざるえない
で、いろいろあって(ここら辺は実際に観てもらうとして)、いよいよもって黒鳥の出番がきた途端にマジで鳥肌ものだった
予告でちょいちょいそのシーンは見てたけど、本編で観るとマジでやばいんですけどぉ、とか思わずウザイしゃべりにならざるえない

どこまでがアレなのかっていう境界を観た後であれこれ考えても楽しい、良い子ちゃんなだけじゃないブラックな作りが内容にマッチした一本でした

個人的評価:100点
オススメ度:個人的にはママ自体があっち側の存在な気が…





ブラック・スワン 予告

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