監督:白石晃士
出演:長澤つぐみ / 川連廣明 / 大迫茂生
町であるカップルを誘拐してきた男
ふたりを拘束し拷問をくわえる男の望みは「感動」であった
なんかヤバイ内容だってんであちこちで発売自粛になってる、という作品です
ですが、まあ、レンタルは普通にできるという現実
ただしもっとヤバイシーンを追加してある「UNLATED版」はセルオンリーなので、こっちはもう手に取るのは困難らしい
たぶんプレミアっぽい価格がついてたり、かなり入手に苦労するだろうセル版でしょうが、個人的にしょうじきそこまでして観たいものじゃないからレンタル版で十分ですね
ストーリーは特にありません
ふたりの男女が恥辱と拷問を受け続ける、ただそれだけ
そんなストーリー性のなさが「単に拷問してるだけじゃねえか」という悪い印象になって発売自粛になってるらしい
そういう意味で純粋にシーンだけを観ればそうグロイものではありません
直接的なものではなくギリギリのところでフレームアウト→事後という想像力に働きかける系のグロ演出ですね
あれこれ想像して「痛い痛い…」と思える人はいいですが、直接描写を期待してる人は「はあ?ちゃんと見せろや!」と物足らないでしょう
思ったよりバカっぽい内容ではなく、わりと丁寧に描かれてますが、ストーリー性がアレだからどうしても内容は軽くなってしまいますね
ストーリーがなくても大丈夫、観てるだけでおもしろい、という作品ではないのでちょっとつらい
登場間もない時期の拷問男は目つきからなにから「マジもんじゃねか、こいつ」と思えるすごさがあってよかったけど、次に女の頬をベローンとしたシーンで「映画的によくある、ありきたりな変態か」とちょっと失望しました
うーん、この拷問男にはよけいなことをさせず最小限の演技で怪しさを貫いてほしかったかな
そんな感じでクソつまらないってわけじゃないけど、観たあとに「ここがよかった」というオリジナリティがなく、内容も軽い、想像力を働かせて痛い痛いと感じたい人ならちょっと楽しめる一本でした
個人的評価:40点
オススメ度:感動した!
グロテスク 予告
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