出演:木村拓哉 / 蒼井優 / 浅野忠信 / 我修院達也 / 岡田義徳 / 津田寛治 / 森下能幸 / AKEMI / 青野武 / 廣田行生 / 石塚運昇 / 三宅健太 / 石井康嗣 / チョー / 堀内賢雄
5年に一度のカーレースの祭典「レッドライン」
その前哨戦で「すごく優しい男」の異名をとるJPは八百長レースをするのだが…
木村拓哉こと木村が主役の声をやってるレースアニメ、という前知識だけで鑑賞
うん、なんというか、もっとこうどっしりとした重厚な作品かと思ってたけど、かなりノリといきおいだけで突っ走る「やり逃げ、投げっぱなし上等」な軽い内容だった
とりあえずテンションが上がればそれでいい、ということに特化してストーリーもクソもない見た目重視のスタイリッシュクレイジーレースアニメですね
夢は捨てきれないけど、八百長せざるえない現実の中でモヤモヤしてるJPが、ふとしたきっかけでレーサーの夢である最高峰レース「レッドライン」に出場できることになる
そんなレースが開催される惑星ロボワールドはレッドラインの受け入れを拒否、しかしレース主催側は強行開催を決定する
ロボワールドの大統領は軍隊を動かしレースに介入することを決定する中、個性的なレーサーたちが集結する
みたいな感じのチキチキマシン猛レース
主人公の過去とヒロイン、八百長問題と主人公JPにつきまとう闇組織、イカレたライバルたち、軍隊の介入、シリアスで重い設定はあることはありますが、基本的に「んなこたあ、どうでもいい」感じで気持ちよければすべてよし、というスタンスで話は展開していきます
レースものであり、ロボットものであり、SFものであり、アクションものであり、いろんな要素がごった煮になっていて場面場面で盛り上がればいいじゃない的なノリで暴走ぎみに話が展開するので、そういったドタバタな感じに抵抗なければ楽しめます
逆にストーリーとかそっちを求める人にとっては幼稚な作品に思えてしまうかもしれません
とりあえず観てるあいだは楽しいのは間違いないですが、その軽すぎる展開ゆえに後に残るものがホントになにもない
後味すっきりにもほどがある、ってくらい記憶に残らないいさぎよさ
こんなバカアニメは個人的には好きですけどね
ただ、このラストのシメはちょっと…
「いや、さすがにこれで終わりじゃないだろ?」「エピローグ的なものやるんだろ?」と思ってたけど、ホントにやり逃げ&投げっぱなしエンドすぎて笑えない
「なんじゃそりゃ」とラストにツッコミを入れたのは私だけじゃない、はず
そんな観てる間だけ気持ちいいインスタントな娯楽作品としてわりきれば楽しめる一本だと思います
個人的評価:70点
オススメ度:やっぱボインがいいネ!
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