2011年12月12日月曜日

ミッション:インポッシブル (1996/米)

監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:トム・クルーズ / エマニュエル・ベアール / ジャン・レノ / ジョン・ヴォイト / エミリオ・エステベス / ヴィング・レームズ / ヘンリー・ツァーニー








ある裏切り者を監視し決定的な現場を押さえる任務につく諜報員イーサンと彼のチーム
順調かと思われたミッションだったが次々にアクシデントが重なり…

ゴースト・プロトコル前に復習しておこうシリーズ
というかこのシリーズって、この1しか観てないんだけどね。にわか的に考えて
しかもほぼどんな内容だったか忘れてるから新鮮な気持ちで観ることができました
とりあえず言えることは、こんなにエンターテインメントに特化した良作だったのか、ということ
しょうじきもっとガッカリ感が漂うトム出したいだけちゃうんか映画かと思ってたけど、これはこれは意外と普通に楽しめました

自分以外のチームのメンバーをミッションで失ってしまった主人公、たったひとり生き残ったがために逆に裏切り者の嫌疑をかけられる
かつて属していた組織に追われながら、敵組織の仕事を受けることで本当の裏切り者を探り当てようとする、という内容
えん罪によって組織を追われ、己の無実を実証するためにうんぬんという流れはスパイもののエピソードには欠かせないものですね
そういった意味でありふれてるといえばありふれているストーリー
展開的にも「たぶんこいつが悪者なんだろうな」と容易に想像つくからそれほど観ててドキドキ感はない

オーソドックスなものを丁寧に、次々にロケーションを変えてスピーディに、そんな感じで描くだけで退屈感を吹き飛ばしてボーッと観るには十分すぎるほど楽しめる作品になってます
丁寧な作りの中でも真相を知りながらも真の裏切り者の話に合わせる主人公、しかしそのイメージの中ではしっかりと目の前の裏切りものの行動がビジョンとして浮かんでいる、そんな細かい演出が個人的には好きですね
あとは走る列車の上では常識的にぴょんぴょん動き回れっこねえだろ、みたいな描き方も好き
一方でトンネル内のヘリの挙動とか「ラストにこうしたい」というためにありえない動きを描く、そんな描き分けの仕方もいい感じ

陰謀ものとしてはオーソドックスなところがじゃっかん残念だけど、総じて楽しいエンターテインメントスパイアクション映画でした

個人的評価:80点
オススメ度:組織も裏切りものをいぶりだすためにエージェントをあっさり殺すようなところじゃない





ミッション:インポッシブル 予告


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