2012年5月10日木曜日

しゃべれども しゃべれども (2007/日)

監督:平山秀幸
出演:国分太一 / 香里奈 / 森永悠希 / 松重豊 / 八千草薫 / 伊東四朗 / 占部房子 / 外波山文明 / 建蔵 / 下元史朗 / 三田村周三 / 山本浩司 / 日向とめ吉








いまいちうだつの上がらない噺家の今昔亭三つ葉
ひょんなことから落語を教える機会が訪れて…

これが、この作品が「粋」というものなんでしょうか
個人的にはよく理解できなかったですね
前々からちょっと落語には興味あったので、寄席の風景とか等身大(なのであろう)の噺家さんたちの日常の描写は楽しかった
だけどどうにもこうにも話の展開と主人公のキャラが、マイナスな感情として理解しがたいもどかしさをおぼえざるえなかった

中盤までは普通におもしろかったんですよ
そろそろ中堅どころって立場の主人公が無愛想なヒロインと、関西弁のために学校でプチいじめにあってる小学生、へたくそな野球解説者に話し方を教えるという意味で落語を覚えさせる
半人前の先生が未熟な生徒をみるうちに色々あって互いに互いを高めていき、主人公は一回りも二回りも成長する…というのを見たかった
なぁんか全体的にうっすい絆っぽいドラマがだら~っとあって、師匠にダメだしばかりくらってた主人公が最終的には酒の力でうまくいく、という風にしか観れない

特に成長したわけでなく、ホントに酒の力で急にうまくしゃべれた主人公とかどう思えっていうのよ
それが「粋」ってものなの?理解できないわあ
総じて主人公のキャラが個人的につかみづらかった
口は悪いが人としての礼儀はきちんとしてて人情味あふれる他人想いの男…最初はそう感じてたんだけど、けっきょく最後まで観たら「よく分からんヤツだったなあ」と

悪いストーリーだとは言わないけど、全体的にうっすい話だったかなあ
後半はホントに退屈でしかたなかった
おもしろくできる要素はいっぱいあったと思うんだけど、どうにもこうにもうまく材料を料理できてない感じがした一本でした

個人的評価:30点
オススメ度:野球解説者は単なる道化役ですか




しゃべれども しゃべれども 予告


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