監督:森義隆
出演:小栗旬 / 岡田将生 / 麻生久美子 / 濱田岳 / 新井浩文 / 井上芳雄 / 塩見三省 / 益岡徹 / 森下愛子 / 吹越満 / 堤真一
2025年、月面移住計画の一端として月に向かうことになった宇宙飛行士の南波日々人
一方、その兄である六太は会社をクビになり無職の身でもんもんと過ごしていた
すぐれた弟を持ったことにより兄的な立場のなんやかんやで悩んだ末に一念発起する、というまあ設定としてはどこかで見たような感じの作品ですね
個人的にはあだっちーの「タッチ」を思い起こしたがどうか
いや、どうかと聞かれても困るか
とりあえずこういう兄弟の在り方っていいよなあ、と
宇宙飛行士として成長しても夢を持ち続ける弟、現実的に生きることを自制している兄
中途半端に見えてしまった現実の姿に夢を妥協しながら過ごす兄ちゃんの姿がいいですね
言い訳人間でありながら、心の根っこにはしっかりと熱いものをもってる兄ちゃんに好感を持たざるえない
だけど、序盤の展開があまりに早すぎて、この兄弟のキャラの掘り下げがあまりに浅い気がしました
特に六太のキャラはもっともっと掘り下げておくべきだったんじゃないかなあ、と
あとはあまりに宇宙に対する熱意、情熱、そして兄弟の絆みたいな部分に重きを置きすぎて、「宇宙飛行士になる」という行為がちょっと軽く描かれすぎてるような…
そりゃ数値だけで判断するもんじゃないだろうけど、あまりに漠然としたフィーリング的なもので決めるのはいかがなものか
しょうじき六太が宇宙飛行士になる素養がほとんど描かれてない気がするんですよね
サラリーマン時代にプライベートでは夢を捨てきれずに体を鍛え知識を蓄えていましたとか、実は宇宙飛行士にかかせない重要な素質が眠っていましたとか、そういうのが画面上で開花してこない
個人的に「兄弟で宇宙飛行にしたらおもしろくね?」みたいな企画モノなノリで客寄せパンダ的に六太が扱われてるように感じなくもなかったわ
そんな感じでつまらねえ、というわけでもないけど「おもしろかった?」と聞かれれば答えにつまる微妙な作品でした
もっとゆったりとドラマを展開してキャラを掘り下げていけば楽しめたかも
そこら辺はTVアニメ版を楽しみにしましょうかね
個人的評価:70点
オススメ度:俺の宇宙飛行士への道はこれからだENDじゃなかったのは意外
宇宙兄弟 予告
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