2012年6月7日木曜日

ビヨンド・ザ・リミット (2003/独)

監督:オラフ・イッテンバッハ
出演:ダーレン・シャラヴィ / ラッセル・フレンデンバーグ / ハンク・ストーン / デヴィッド・クリードン / ジョー・クック / クリストファー・クリーサ / キンバリー・リーブ








墓地の管理人フレデリックは新米記者の取材を受ける
そこで彼は最近ここに埋葬されたある男の話を語り聞かせる

勤め先の映画好き仲間から教えてもらった作品
とにかくグロくてヤバイ…ということでしたが、個人的には思ってたほどじゃないかな
まあ、教えてくれた本人も実際に観てなくて噂として聞いただけらしいんで仕方ない
というかDVDを手にしたときにアルバトロスだった時からある意味で「分かってた」

見どころは前半と後半で雰囲気が一変するってとこですかね
ゴア描写はしょうじき作り物くさくていただけない
前半のスラッシャーというかスプラッターていうか、とにかくあるていど話が進んだら後はぽんぽん人が殺されていくというだけの展開と、後半のストーリー性をもたせた展開の融合みたいのが描きたかった、のか?
「フヘヘヘ、どうだ?無駄に血みどろなだけの内容かと思っただろ?ちゃんと深い設定のストーリーあるんだぜ?」って感じなんですかね
ええ、はい、作ってる人の頭の中の世界ではちゃんと話はできあがってるんでしょうが、実際の作品としてはうまく表現しきれてない感がバリバリですね
ぶっちゃけこのストーリーの意味とか理解できんわ

とにかく全体的に中途半端に、ホントに中途半端に映画作りをがんばっちゃってるんですよね
しょうもないクソ映画のクソ演出っていうにはかわいそうな完成度で、だからといってやりたいことに作り手の力量と予算がまったく足りてない感は否めない
そこらの大作映画よろしく「俺もこんなのが作りたいんだ!」という気持ちは分からんでもないけど、いかんせん自身のポテンシャルを越えたものを作ろうとしちゃったことでクオリティが大幅に低下してる印象が強い

変に話を複雑化してるのもアレだし、もっとクソB級ならそっち方面として開き直って作った方がぜったいおもしろいだろうな、という気がした一本でした

個人的評価:50点
オススメ度:死に際に律儀に主人公へ重要な情報をしゃべる敵に萌えるわ



ビヨンド・ザ・リミット 予告


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