出演:アントニオ・バンデラス / トーマス・クレッチマン / ウィリアム・フィクトナー / シエンナ・ギロリー / オータム・リーサー / ジミ・シンプソン / ビル・デューク / ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク / レベッカ・メイダー / ロバート・メイレット / スヌープ・ドッグ / デルロイ・リンドー / サム・エリオット
探偵のネッドに依頼されたレクシーという女性の捜索
怪しいと思いつつ捜索を進めるうちに、それがとんでもなく面倒な依頼だと分かってくるのだった
スーパーバンデラスアクション、いくぜ!
銃には銃で、拳には拳で、女にはナニで、悪には悪で立ち向かうスーパーデンジャラス探偵
誰でもそう思うだろ?バンデラス映画だし
しかしいざフタを開けてみたら、今回のバンデラスさんはなんともインテリ探偵役だった…
いや、いかんだろ、これ
完全なミスキャストだろ
飛ばない、叫ばない、ぶっ飛ばさない、ぶっ放さない、ファックはするけどこんな普通のくたびれ探偵役とか誰得よ?
物語の展開もよく分からないし、主人公のネッドが聞き込みしていく情報提供者が次々に変死していく流れも「はあ、そうですか」ていどのインパクトしかない
だって、被害者みんな主人公のあずかり知らないところで殺されるからね
自分に関わる者が次々に死んでいく、そんな危機感とかいっさい無縁に淡々と普通に調査を続けるだけだもんなあ
そして、そこかしこにネッドさんのインテリトークが展開するんですが、そのどれもが上滑りしてる感が否めない
作ってる側からすればイメージは固まってるんだろうけど、映画という形になってみたら違和感ありまくりでしっくりこないシーンばかり
そういう意味で究極のオナニー映画といってもいいかもしれません
「ザ・ビッグバン」というタイトルに偽りはないんですが、ホントに終盤の展開の脈絡のなさはひどい
作り手の見せたいものに無理矢理こっちが付き合わされてる感すらする
けっきょくこの依頼のオチもひどいもんで、本気で「どうでもいい」と思わざるえない
僕らのバンデラスさんの野獣っぷりも影も形もなく、単なるおっさんになっちゃってるその容姿もちょっと…
ありていに言えばまったくバンデラスさんにオーラが感じられない
いや、マジでどうしちゃったんだ、バンデラスさん…
そんなわけで今現在のバンデラスさんの劣化っぷりを確認するためだけの作品でしたね
でも、それでも僕は信じてるよ!あの頃の野獣が帰ってきてくれることを!
個人的評価:50点
オススメ度:なんかミスター・ビーンっぽい
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