監督:ジョン・ウェルズ
出演:メリル・ストリープ / ジュリア・ロバーツ / ユアン・マクレガー / クリス・クーパー / アビゲイル・ブレスリン / ベネディクト・カンバーバッチ / ジュリエット・ルイス / マーゴ・マーティンデイル / ダーモット・マローニー / ジュリアンヌ・ニコルソン / サム・シェパード / ミスティ・アップハム
田舎町で暮らす老夫婦、妻のバイオレットは口腔癌を
患い薬物中毒の状態であった
ある日、夫の失踪によってバイオレットの妹や娘たちが久しぶりに家に集まるのだが・・・
色々と問題を抱えた家族のドラマ、って言うとあまりに単純すぎる
なんというか家族だからこそめんどくさくて、優しくて、冷酷で、イラつく複雑でぐっちゃぐちゃな感情が描かれていておもしろかった
けっこうな訳ありな事情をみんな抱えているんだけど、そこら辺は話が進めばじょじょに露わになってくる感じで、しかもけっこう観てても混乱しない分かりやすさな作りになっていてよかったですね
バイオレットの夫が失踪したことによって久しぶりに家に集まった家族たち
バイオレットの妹に娘たち、それぞれにも恋人や家族があって連れだって訪れてきていた
そこで突発的な事件やらなんやらによって、それぞれが抱える問題が爆発、周りを巻き込んで連鎖的に事態はややこしくなっていく、と
この人にもこんな一面があるのか、ってのがイヤっていうほど描かれていて、どんどん話にのめりこんでしまいます
とりあえず登場人物がでそろって、各キャラクターを把握させるような序盤の作りはありがちなホームドラマながら、観てる側への複数の人物の印象づけ方は丁寧
そして、「こいつはこういうキャラなのか」と理解させるような説明展開が終わってからが本番でした
もう、次から次へと秘め事やら問題が噴出してきて、「それでも家族なんだから」とか無理矢理まとめさせる暇も与えてくれない
しょうじき個人的にこの映画のすべてが理解できたか、というとNOと言わざるえない
でも複雑でカオスな家族のつながりと溝、単純な他人との関係を観てるだけで不思議とおもしろいと思わされた一本でした
個人的評価:90点
オススメ度:バイオレットさん、すべてお見通しすぎ
8月の家族たち 予告
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