監督:三木孝浩
出演:新垣結衣 / 木村文乃 / 桐谷健太 / 恒松祐里 / 下田翔大 / 葵わかな / 柴田杏花 / 山口まゆ / 佐野勇斗 / 室井響 / 渡辺大知 / 眞島秀和 / 石田ひかり / 木村多江 / 小木茂光 / 角替和枝 / 井川比佐志 / 朝倉ふゆな / 植田日向 / 高橋奈々 / 狩野見恭平 / 三浦翔哉 / 内里奈 / 阿部夏実 / 浜浦彩乃 / 脇内萌 / 春乃きいな / 山崎可穏 / 中村結香 / 田村隆 / 鈴木亮平 / 前川清
長崎の小さな島の中学生ナズナの学校へ臨時の教師としてプロピアニストの柏木がやってくる
合唱部の面倒をみることになった柏木だが、ピアノは弾かないなど冷めた態度に部長のナズナは苛立ちをおぼえる
アンジェラ・アキの歌ありきで小手先の感動ドラマっぽい作品・・・という個人的な失礼な思いこみを叩きのめしてくれましたね
都会派のドライ教師が田舎のまっすぐな子供たちとふれ合ううちになんたら、っていう単純な話じゃなくて楽しめた
というか、柏木先生の話ってより子供たち中心になってる内容で、非常に真面目に丁寧に作られている印象
ピアノを弾かないとか言っちゃうピアニストの教師な都会からやってきた柏木先生
合唱部のコンクールが近づく中、ドライな雰囲気にナズナは反感をもちながらも歩みよろうとするけど、どうにもこうにもって感じの流れ
柏木先生の抱えている問題だけが中心ではなく、ナズナと自閉症の兄を持つサトルのエピソードが加わって単調なものではなくなってますね
田舎の子供に対する「素直でまっすぐ」という幻想や、ちょっと過剰演出すぎる部分が気になるけど、要所要所でグッとくるものがあっておもしろい
ピアノにうつる子供たちの顔の描写とか、ちょっとした部分に印象深いシーンがちりばめられてますね
あとは個人的にはサトルの手紙がやばかった
しょうじきサトルの問題へシフトした作りにしても、じゅうぶんに鑑賞に耐えうる作品が一本できるんじゃないかと思わざるえない
ナズナのエピソードの締めくくり方もどうすんのか、と思ってたらノリだけのやっつけ仕事になってなくて好印象な感じの一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:優しさだけに溢れているわけじゃない青春ドラマにおっさんの心も洗われるわ
くちびるに歌を 予告
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