監督:クリント・イーストウッド
出演:ブラッドリー・クーパー / シエナ・ミラー / ルーク・グライムス / ジェイク・マクドーマン / ケビン・ラーチ / コリー・ハードリクト / ナビド・ネガーバン / キーア・オドネル
愛国心から30歳で入隊したクリス
厳しい訓練でシールになり、狙撃手としての能力を開花ささせる
単なる戦争ものだけでもなし、戦争が生み出す闇の深さを描いたドラマってだけでもなし、家族愛や愛国心、クリスという個人だけって作品でもない
どうしても映画について語るのに「~もの」という単純化すると楽なんですが、どうにもこの作品については表現が難しい
ただ個人的に言えるのは「なにか感じられるか否か」ってのが重要な映画だと思う
そして、静寂のエンドロールで思いふけってみたけど、残念んがら私にはなにかを感じられなかった
主な舞台はイラク戦争で、敵の優秀な狙撃手のこともあって仲間を救いたい強い心が主人公をしばりつけ、帰国しても心は戦場に置いてきたまま、けっきょく幾度も戦地へ向かうことになってしまう
そんな流れの中で強い愛国心でけっして心を病んだりしないかにみえたクリスだけど、みたいな話
戦争と心の問題というドラマ性も、戦争じたいのドンパチも両立して描かれ、頭でも目でも楽しめる
戦闘は終始リアル路線の描写で迫力もあり、それでいて戦争万歳ってわけじゃないのはいいですね
ただそんな中でぴょんぴょんアクション映画ばりにスタイリッシュに飛び回る敵スナイパーとか、銃弾スロー演出みたいな部分は作品から浮いてる気がする
あとは終盤の退役後の話を個人的にはもっと尺をさいてやってほしかったかも
とりあえずなにか思ってほしい、感じてほしい、という作りは分かるし、作品に肝となるものが内包されてるのはうっすら分かる
しかしながらホントに個人的に感じ取ることができなかったゆえ、どうにも微妙な表情で「うーん?」と鑑賞後にもやもやしてしまいました
個人的評価:70点
オススメ度:レジェンドも連呼がすぎると安っぽく響くね(それが狙いのか知らんけど)
アメリカン・スナイパー 予告
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