監督:永井聡
出演:佐藤健 / 宮崎あおい / 濱田岳 / 奥野瑛太 / 石井杏奈 / 奥田瑛二 / 原田美枝子
悪性の脳腫瘍が見つかり余命幾ばくもないと分かった男
絶望の中で帰宅すると、そこには自分にそっくりな男がいて世界からなにか1つ消す代わりに1日寿命を延ばしてあげようと持ちかけられる
この映画を観て心になにか響くものがない自分は不感症なんじゃないか、とちょっと心配になるくらい感じるものが希薄だった
消されるものとによって思い出が引き出され、それによって主人公をはじめとする周りの人たちの人となりが分かってくる、というのは理解できる
でも、その消されるものと思い出のリンクがあまりに直結しすぎていて、ちょっと安易に思えてしまう
それでも話じたいは退屈することなく観ていられたので、なんというか悲しく優しい物語を下手な朗読で読み聞かされている印象がする
言葉、情景、物語、人物の方に体や心が引っ張られることもなく、逆に自分のなかにそれらがしみこんでくるでもない、ずっと上っ面をなぞっているかのような感じ
演技も見応えあるし良い話だ、と思えるだけに本当に自分の受け止めるためのアンテナがさび付いたのか、と変なもどかしさをおぼえた作品でした
個人的評価:60点
オススメ度:お父ちゃんとキャベツの関わりは素直ににんまりできた
世界から猫が消えたなら 予告
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