監督:サム・ペキンパー
出演:ジェームズ・コバーン / マクシミリアン・シェル / ジェームズ・メイソン / センタ・バーガー / デビッド・ワーナー
第二次世界大戦下、ロシア戦線で劣勢をしいられるドイツ軍
偵察小隊を率いるシュタイナー伍長のもとに、ソリの合わない上官がやってくるのだった
こういう男か、とカテゴライズしようとすると、そこからいとも簡単にはみ出る主人公のダンディさが魅力的すぎる
戦争の凄惨さと皮肉、そこら辺は十分に描かれながら「戦争映画」という型ありきでない、出来上がったものが戦争映画だったという濃さがたまらなくおもしろい
古い映画ながら「この当時からこういう画を撮ってたのか」というハッとさせられる部分も多く、本当に古いとか新しいとか観ているうちに気にならなくなる
苛烈な戦闘描写、中でも戦車の暴れまわりっぷりの印象が強烈
主人公たちの小隊、中隊の面々、敵兵たちの織りなすドラマも見応えがありアクション要素と相まって満腹感が味わえた
ただ男前な外見だけでなく、内面の複雑さにも目が離せないシュタイナーさんが素晴らしすぎる一本でした
個人的評価:90点
オススメ度:小ぎれいな格好より薄汚れた軍服が一番かがやくシュタイナーさん
戦争のはらわた 予告
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