2010年1月2日土曜日

ニンジャ・チアリーダー (2008/米)

監督:デヴィッド・プレスリー
出演:トリシェル・カナテラ / ジニー・ウィアリック / メイトランド・マコーネル / ジョージ・タケイ / マイケル・パレ / オマー・J・ドージー / ナターシャ・チャン / マックス・パーリッチ / ラリー・ポインデクスター / エリック・ストーンストリート / マイケル・フィッツギボン


モニカ、エイプリル、コートニーの三人組はセクシーなチアリーダー
しかし、その実態はなんとニンジャだった

アメリカ人はどんだけチアリーダーと忍者の組み合わせが好きなんだよ
というわけで、ええ、これもたぶんにもれずクソ映画でした
分かってる、分かってるけど、ほら、クソ映画と分かってても観なくてはいけない心意気ってもんがあるじゃない

「チアリーダー忍者」と違って、こっちの三人組はビッチ属性は備えつつも基本的にみんな頭いいです
キャラ的にはよくある三姉妹ものの典型な長女、次女、三女みたいな立ち位置
セクシーとはいうものの、どっちかといえば美少女系かもしれませんね
きれいというよりかわいい感じ
で、そんな三人は目標があります
「お金をためて短大から立派な大学に編入したい」という目標に向けて、昼は学校でチアリーディングしつつ夜はストリップバーで脱衣なしのポールダンサーとしてアルバイトをしてるわけですよ
そうしながらも師匠であるヒロシの道場で忍者としての鍛錬をつんでいるって設定

そして、ある日、ポールダンスコンテストに優勝すれば、その賞金で念願の大学行きの資金が貯まるってんで、はりきってる所にお金を預けていたヒロシの道場と店が襲撃されて師匠のヒロシがさらわれてしまう事件が発生します
ヒロシを助けようと怪しいヤツを締め上げて情報を収集するかたわら、大学の試験を受けたり、チアリーディング活動をしたり、ポールダンスコンテストに出場したりとせわしない日常
かなり慌ただしいものの、ぶっちゃけ見ててダルイことこの上ない
いちおマジメに事件は追ってるものの、わざわざ映画でやるまでもない低レベルな捜索&日常パートにげんなり
敵側のクノイチであるキンジが出てきて、やっとそれっぽいアクションがはじまるのかと思ったら、なんかしらないですが次のカットでは戦闘すっとばして何事もなかったように話が進んでる不思議演出

こりゃ見るところもなにもない残念映画だなあ、と思っていた…まさにその時ッスよ
最後の展開だけはちょっと面白かった
師匠をさらったボスのアジトに乗り込み、いよいよだぜって時にヒロシさんがいきなり忍術で自分の拘束をといて敵のボスをあっさりにこやかに殺っちゃいます
そんな所に三人組が到着…って、これで終わりとかシュールだなと思ってたら、そこに再びキンジが登場
うん、まあ、やっぱりヒロイン三人組のラストバトルは必要だよな、なんでキンジが出てきたのかよく分からないけどと思わざるえない
ヒロイン三人がキンジ一人に斬りかかり、だけどキンジは余裕のよっちゃんでいなしていきます
その姿、まさに主役級のキャラが群がる雑魚敵を軽くあしらうように

そして、ここからが一番の見所ですよ
見かねた師匠のヒロシがキンジと一騎打ちという展開に
斬り合う二人、なぜかそれまでいっさいなかった刀と刀のせめぎ合う火花のエフェクトもついて、さらにほとばしる雷光のエフェクトもおまけでのっかります
おまえ最後の最後でどんだけヒロシ映画なんだよ、と
で、もちろん最後はヒロシがきれいにきめてフィニッシュ
アホや、このかんとくアホやで…でもそんなセンスが素敵

誰も見ないだろうから普通にネタバレしてますが、気にしちゃなんねえ
それより、ニンジャ・チアリーダーなのにかんじんの「チアリーダー」分が皆無なのはどうかと思う
まあ、この映画は基本的に三人組のかわいこちゃんを視姦するか、ヒロシにときめくかって内容なので多くは望んじゃいけません
そんな感じで、そろそろアメリカ人は忍者に対する妄想は捨てた方がいいと思いつつ、またこんなクソ映画が観たいなと思う自分もいたりいなかったり

個人的評価:30点
オススメ度:ヒロシ




ニンジャ・チアリーダー 予告

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