出演:マーク・ウォールバーグ / マイケル・ペーニャ / ダニー・グローヴァー / ケイト・マーラ / イライアス・コティーズ / ローナ・ミトラ / ネッド・ビーティ / レイド・セルベッジア / ジャスティン・ルイス / テイト・ドノヴァン / ブライアン・マーキンソン / アラン・C・ピーターソン / トム・バトラー / レヴォン・ヘルム
作戦中、部隊に戦場へ置き去りにされた狙撃手スワガー
それから3年、生き延びた彼は退役していたが、そこに大統領暗殺阻止の協力要請がくるのだった
極大射程とかふざけた素敵サブタイつけるファッキンジャップの感性を疑いつつ、あきらかにこの邦題は損してると言わざるえない
誰がどうみてもB級の限りなタイトルですが、中身はクソB級以上A級以下という普通よりちょっと面白い部類の作品でしたね
なによりがんばってサスペンスしようとしていた所は評価できます
内容的には一度、軍に裏切られたスワガーが退役後に「愛国心」という言葉を武器に、大統領暗殺計画に狙撃手として実行犯側の行動を推測してほしいと要請がある
そこから色々あって大きな陰謀に巻き込まれながら時には逃げ、時には反撃しつつ真相に迫っていく
そんな感じですが、最初は「そうはいっても脳筋アクションだろ」と思ってたら、けっこう序盤からサスペンスな展開で楽しめた
特にFBIの新人をからませてくるのがいいアクセントになって、話を多角的に描くことで厚みがでてます
しかし、話が進むにつれて不安になる展開もあるわけで
大きすぎる敵が最終目標になるような内容だと、どうしても収集がつかずに「俺たちの戦いはこれからだ」とお茶を濁す終わり方な作品も事実多いわけで
これもそんな感じになってしまうんじゃないかと思うわけで
でもそんなことは制作側も承知のようで、劇中でなんとなく「おまえごときでどうにかなる相手じゃない」みたいな流れになり、逆にそう描くことで「この作品ではキチンと最後までケリをつけてくれるのか?」と期待できます
そして前半の地味なサスペンス展開とかわって後半はアクションパートがはじまるわけですが、どうしてもゲームの「メタルギア・ソリッド」を思い起こすのは私だけでないかと
サバイバルの果てのスニーキングミッション、そして盛り上がった所で派手な戦闘
じゃっかんCG丸わかりで引くシーンもありますが、狙撃アクションはなんか新しい感じで楽しいですね
サスペンスとアクションの見事な融合だなあ、とラストに期待が高まる…まさにその時、やはりというかなんというか、微妙なガッカリ感が最後に待っているのは確か
なんでこの手の映画は最後の最後にパワープレイにたよるのか
収集つかなくなったら派手に暴れりゃいいもんじゃないだろ、と
しかもそのパワープレイで誤魔化してるけど、これ目先の解決だけして裏の巨大な存在なアレはなかったかのように振る舞ってるよね
そんなラストは普通のB級アクションのテンプレ展開ながら、途中まではけっこう楽しめるそんな作品でした
個人的評価:60点
オススメ度:大佐のすごさがわからない
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