監督:フィリップ・ノイス
出演:アンジェリーナ・ジョリー / リーヴ・シュレイバー / キウェテル・イジョフォー / ダニエル・オルブリフスキー / アンドレ・ブラウアー
CIA工作員のイヴリン・ソルト
ある日、ロシアからの亡命者がアメリカで計画中の作戦について語り、その実行犯の名前は「イヴリン・ソルト」だと話すのだった
絶対にだまされるとか、あなたは見破れるか、みたいなのは映画の宣伝文句から外してもらいたい
「シャッターアイランド」の時もそうだったけど、観る前から「なにか仕掛けがある」と身構えているとろくなことがない気がするんで
まあ、それはそれとしても、この映画は本当にだまされるうんぬんなストーリーじゃない気はしますが
ロシアからの亡命者を尋問してたソルトが、米国で進行しているロシア大統領暗殺計画の実行犯がソルトだと告げる
で、ロシアのスパイに仕立てあげられた彼女は、自分が陰謀に巻き込まれたことにより、その夫の身にも危険が及ぶと感じて夫を救うためにCIAの仲間からも逃走してしまう
そんなこんなしてるうちに彼女もただ夫を心配してるだけじゃないような奇妙な行動をとりはじめて・・・
みたいなサスペンスアクションの形をとってはいますが、しょうじきなところ昔の映画によくあったような印象が強い普通のアクション映画でしたね
バカ正直に「このシーンは後々の伏線になるのか?」「実はこいつは・・・?」なんて真面目に先の展開を推察しながら観ててもろくなことはありません
けっきょく「ソルトとは何者なのか」という点が一番の肝になってるわけですが、その答えがあまりにしょぼいんでストーリー的にはガッカリ感が否めない
さらにアクション部分も微妙とくるからどうしようもない
それでも観てる間はアクションにつぐアクションとソルトの謎にそれなりに引き込まれる
あくまでそれなりに、ですが
しかし、真相が分かったとたんにがっくりくることは間違いないでしょう
「それでも、それでも最後の最後に何かある、はず・・・」とわずかに残った期待みたいなものも、あっさり打ち砕かれました
複雑なことはなにもない、わりとシンプルな真相ゆえに逆に「誰も予想できない」ような気がしないでもないです
そしてラストのアレ
「え?はあ?」と本気で思いましたね
クライマックスが始まると思ったらエンドロールだった・・・
尻切れトンボとかどこのB級クソ映画だよ
いや、むしろおまえこそ、この映画こそB級クソ映画だよ
これもある意味で「このラストは予想できない」と言わざるえない
しょうじきテレビ東京で平日の昼間にやるレベルな内容な作品でした
個人的評価:50点
オススメ度:虫か、蜘蛛か、それが重要だ
ソルト 予告
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