監督:ジョー・カーナハン
出演:リーアム・ニーソン / ブラッドリー・クーパー / クイントン・ランペイジ・ジャクソン / シャルト・コプリー / ジェシカ・ビール / パトリック・ウィルソン / ヘンリー・ツァーニー / ジェラルド・マクレイニー / ブライアン・ブルーム / モーリー・スターリング / オマリー・ハードウィック / ドワイト・シュルツ / ダーク・ベネディクト / テリー・チェン / ユール・ヴァスケス
ハンニバルが率いる4人のレンジャーたちによるAチーム
数々の無茶なミッションを成功させてきた彼らに、今度は紙幣の原版を取り戻す作戦に乗り出すのだが
スタイリッシュさのかけらもない泥臭くて土臭い、むっさい野郎どものアクション、まさにAチームらしい展開が序盤から展開されます
Aチームファンが観たいものをよく分かってる出だしにおっさんは大歓喜もの
しかもこの映画版から入る人にも安心して楽しめるように、Aチームの映画化というより完全新作焼き直しとしてのAチームになってます
それこそチームが結成される所から「飛行機だけはカンベンな」にいたるまでの話までAチームの基本部分を描いてくれてるんで、これ単体で観ても問題ないデキ
最初からクライマックスなアクション映画はよくありますが、この作品はガチで最初からクライマックス
それどころか、次から次へとクライマックスの波が続いて、それぞれのアクションが本当にイカレててイカしてる
パワープレイを極めるとこういう作品になるって感じの内容でしたね
ストーリーなんてあってないようなもの、だけどそれがいい
単純明快な話をぶっとんだヤツらが想像の上をいくはっちゃけっぷりで豪快に乗り切っていくのが楽しい
3Dとか細かいギャグもかなりおもしろかったですね
だけど、そんなAチームらしい展開も途中まで
予告編にもある戦車にのって上空で戦闘するシーン以降は、ストーリーをまとめに入りつつ無難なアクションが続きます
それも本来の物語の終盤へ向けての助走だと思えば我慢できるレベルですが、そこから先の本当のクライマックスがあまりにAチームらしくない
普通の派手なアクション映画っぽい展開で、オチもじゃっかん肩すかし
ここまでの神がかったAチームアクションがなければ「アリ」ですが、最初のクライマックスの足元にもおよばない正真正銘のクライマックスとかどうよ
ずっと照明的に暗いシーンが続いて、「すごいことをやってるのは分かるけど、なにやってるかよくわからない」という典型的な派手さ重視の普通アクション映画な展開すぎる
やっぱり作戦は豪快でイカレてるハンニバルのおっちゃんがたててくれた方が燃えるわ
作品に華をだそうっていう理由かもしれませんが、フェイスマンを微妙に主人公ポジションにもってくるのは理解できる
理解できるけど、主人公ポジションからかシリアスになりすぎてるフェイスマンには違和感しかありませんでしたね
そんな感じで、ホントに途中までは神映画と信じて疑わなかったこの作品ですが、最後の展開は個人的にはきにくわなかったですね
あ、でも、最後の最後にちゃんとボーナス的なシーンがあったのはおっさん的にうれしかった
個人的評価:75点
オススメ度:AMF!AMF!
特攻野郎AチームTHE MOVIE 予告
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