監督:スティーヴン・セイント・レジャー / ジェームズ・マザー
出演:ガイ・ピアース / マギー・グレイス / ヴィンセント・リーガン / ジョセフ・ギルガン / レニー・ジェームズ / ピーター・ストーメア
2079年、国家安全保障局とのいざこざに巻き込まれ殺人の濡れ衣を着せたれたCIAエージェントのスノーは宇宙に作られた重犯罪者収容施設MS-1送りが決定される
だが、そこで収監者の暴動がおき、スノーには汚名返上の機会として同施設を視察に訪れている大統領の娘の救出が命じられる
ようするに周りが敵だらけの限定空間からひとりだけで娘っこを助け出せよ、っていう感じなハリウッド的脳筋アクション
と思いきや、意外とストーリー面も「それなりに」作ってあるのがフランス映画っぽい…か?
とりあえずスタイリッシュで見栄え重視な作りにはなってる気がするけど、途中途中でそんなスタイリッシュに作るスタイルにじゃっかん息切れが見える荒削りさもご愛敬
「これを見せたい」「これを作りたい」「これをやりたい」という部分以外がけっこうテキトーになっちゃってる印象がしましたね
話的にはスノーがはめられた事件のエピソードと、大統領の娘の救出&MS-1がらみのエピソードという大まかにふたつの話が同時進行していき、単に「大統領の娘を罪人どもから助けるぜ!イエー!」ってだけじゃない
かといって本格的なサスペンスやらミステリーやらになってるわけじゃなく、アクションのオマケのストーリーとしては良い感じ、って程度
見どころはとにかくベラベラと軽口をたたく主人公ですね
ワンマンヒーローとしての強さは一応そなわってるんだけど、その軽いしゃべりで存在そのものが軽い主人公になってる
そこがおもしろいんですけどね
逆に言えば、あんまり主人公が破天荒でスタイリッシュな肉体的アクションをやってる印象が乏しいかな
アクションといえば狭い宇宙の閉鎖施設で、ずっと逃げながらドンパチやってる単調さで退屈感をおぼえずにいられない
それでも囚人のボスがロックされたドアを開けるのに技師をふたり連れてこさせるくだりとか、主人公のヒロインに対しても変わらない軽口っぷりとか、ありえねえだろって感じの脱出シーンとか、細かいところの演出は楽しいですね
そんな楽しいシーンと退屈なシーンのむらがけっこうある一本でした
テレビでやってるのを観てたら、その気はなかったのに最後まで観ちゃったよ的な立ち位置の作品…かな
個人的評価:75点
オススメ度:もっと格闘シーンがあるべき
ロックアウト 予告
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