出演:リッカルド・スカマルチョ / ニコール・グリマウド / アレッサンドロ・プレツィオージ / エンニオ・ファンタスティキーニ / ルネッタ・サヴィーノ / イラリア・オッキーニ / ビアンカ・ナッピ / エレナ・ソフィア・リッチ / ジョルジョ・マルケージ / マッテオ・タラント / マッシミリアーノ・ガッロ / カルミネ・レカーノ / マウロ・ボナフィーニ / ジャンルカ・デ・マルキ / ダニエレ・ペッチ / ジャンカルロ・モンティチェッリ / ジェア・マルティーレ
ある日、ゲイであることを兄に告白するトンマーゾ
家族の夕食会の時、皆にも言うつもりだったが、その席で兄が先に自分がゲイであるとカミングアウトしてしまい…
たぶんあえてそうしてるんだろうけど、全体的にぼんやりしてるというか、なんか濁した描き方をしてる感じがしますね
エピソードのしめ、シーンのしめが「…」みたいになってる感覚
なんとなくは分かるんだけど、絶対的に「これはこうだ」という明確な答えが描かれてない…気がする
ここら辺は私の理解力の問題かもしれないんで、なんともアレだけどあくまで個人的にはそんな風な印象を受けました
話的にはゲイである弟が言おうとしてた矢先、先にお兄ちゃんが家族に自分はゲイだってカミングアウトしちゃってさあ、たいへんという流れ
あまりの衝撃にお父ちゃんは卒倒してしまい入院するはめになったことから、弟くんは自分までゲイだなんて言ったらヤバすぎるだろコレって感じで言い出せず
そうこうしてるうちに事態はどんどん言い出せない状況になっていき、同時にファミリーの面々のサイドストーリーが描かれていって本編を肉付けしていく
ようするに「生きたいように生きてるかい?」「やりたいようにやってるかい?」「世間体やらなんやらで自分を殺してないかい?」という内容
ベースはコメディでゲイであることをコミカルに描きつつも、すっごいマジメに描いてる
そしてそれぞれの登場人物も過去や現在に問題があったりなんだりで、主人公の物語を良い感じで厚みをもたせてますね
ただおばあちゃんのエピソードがけっこう大きく扱われてて、けっこう重要な描かれ方をしてるわりにあまり本編にからみきってない気がしないでもない
おばあちゃん関連の話をそこまで長々と伏線やら描写やらやる必要があったのかな、と
最後もなんかぼんやり終わっちゃうけど、話の組み立てと主人公の心の揺れ動き、コメディとシリアスの絡み合う演出はけっこうおもしろかったです
これでもうちょいはっきり分かりやすく描いてくれれば個人的にもっと楽しめたかな、と思った一本でした
個人的評価:65点
オススメ度:知らぬは父親だけなり、か
あしたのパスタはアルデンテ 予告
オンリー・ハーツ (2012-03-02)
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