監督:ライアン・ジョンソン
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット / ブルース・ウィリス / エミリー・ブラント / ポール・ダノ / ノア・セガン / パイパー・ペラーボ / ジェフ・ダニエルズ / トレイシー・トムズ / フランク・ブレナン / ギャレット・ディラハント / ニック・ゴメス / ピアース・ガニォン
30年後の世界から送られてくる、”組織”にとって邪魔者を殺して処理する仕事をするジョー
ある日、いつものように処理しようとするジョーの前に束縛されていない未来のジョーが送られてきて…
オッス!オラ、ジョー!未来から送られてくる対象を殺す仕事をしてるんだ!
おっと、今日も送られてきたな…って、ハゲ!激しくハゲ!ハゲだけに!
つーか、これ俺じゃん!俺、ハゲちゃってるじゃん!
とかなんとか言ってるうちに逃げちゃったし…うわ、やっべ!みすみす逃がしたら組織におしおきされちゃうよ!
というノリを想像してたんですけどね、もう、こう銃をバッキュン!バッキュン!アババババァァ!ってな感じのアクションを期待してたんですけどね、みごとにそんな映画じゃなかったですわ
序盤からみょうに重苦しい雰囲気で、どっちかといえば時間ネタを扱った本格SFっぽい作りの作品でした
バイクも宙に浮くし、超能力も存在する独特な未来世界観ですが、主人公の立ち位置やら話の設定やらもわりと丁寧に描いてくれてるんで作品世界という点は理解しやすいと思います
ヤング・ジョーとオールド・ジョーが共存する世界での、後天的であってもヤング側で起こったことはオールド側にも影響するっていうのもおもしろいし、こりゃけっこうトリッキーなのを期待できるか?と思わせてくれるところも良い
ただ、ヤング・ジョーが農家を訪れたところからおかしくなる
眠い、ダルイ、びっくりするくらいつまらない中盤の農家生活
時折、オールド側の展開が挿入されて眠気を飛ばしてくれるけど、ホントに軽く怒りがこみ上げてくるくらいうっすい農家での日常シーンはどうにかしてほしかった
素人目にも、もっとコンパクトに、描きたいポイントだけをテンポよく展開させることもできると思うんだけどなあ
そこからのクライマックスの流れは盛り上がるし、すんごいおもしろいだけに中盤の残念っぷりが心底もったいない
で、肝心のオチは賛否両論あるだろうな、と
「は?意味わかんねえんですけど」という人もいれば「ああ、そういうことね」という人もいるかと思われます
個人的には「うーん、まあ、分からんでもないけど…」って感じでなんとも嫌な後味がしましたね
もっとシンプルに、分かりやすく、気持ちよく終わらせる表現でラストをむかえてくれれば文句なしに最高の映画だ、と言えただろうそんな一本でした
個人的評価:75点
オススメ度:自演乙
LOOPER 予告
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