監督:クリストファー・マックァリー
出演:トム・クルーズ / ロザムンド・パイク / リチャード・ジェンキンズ / デヴィッド・オイロウォ / ヴェルナー・ヘルツォーク / ジェイ・コートニー / ジョセフ・シコラ / マイケル・レイモンド・ジェームズ / アレクシア・ファスト / ロバート・デュヴァル
5人の罪なき人の命を奪った狙撃事件の犯人から名指しで呼び出された元軍人のジャック
事件は異常者であるジェームズの犯行かと思われたが、ジャックが捜査を進めるうちに…
荒くれ者のジャックがパワープレイなアクション満載で真犯人をぶっ殺す、そんな派手な内容じゃなくて、ヒントを拾ってはジャックが推理して地味に推理していく内容でしたね
その過程でアクション要素はあるものの、基本は捜査パートの方に重きをおいた探偵もの
トータルで言えば元軍人でそれなりに身体能力の高い主人公の推理とアクションの融合した探偵アクション映画って感じ
狙撃事件の犯人として捕まったジェームズ、彼はジャックを呼んでくれと要求するが、その事件の報道をみたジャックは自主的に彼の前に現れる
ジャックはジェームズの隠された異常行動の過去を担当弁護士のヒロインに話し、有罪であると思いつつも弁護士の言葉とわずかな引っかかりを感じ独自に捜査を開始する
というストーリーで、「アウトロー」とかいう邦題ほど荒くれな捜査はしません
そりゃ巻き込まれて派手に立ち回ることはあるけど、街中で無駄に銃をぶっ放したりとかは無し
主人公設定としてハードボイルドって言えばそうなんだけど、チンピラ5人相手に華麗に立ち回ったかと思えば普通に不意打ちくらったり、けっこうお茶目な一面もある
基本的な身体能力は高いけど、無敵な強さとはいえない微妙な強さでどっちかといえば知能派な主人公キャラ
作品全体的に犯行が暴かれていくストーリーとちりばめられたアクションのバランス、ハードボイルドな雰囲気がすごく良い
それゆえに時折みられるコミカルなシーンがなんかイマイチ作品にマッチしてない気がしますね
完全なハードボイルドになりきれてない、かといって「ナイト&デイ」みたいにお茶目さを前面に出してエンタテインメントに徹してるわけでもない…うーん、基本はすっごいおもしろいんだけど、なんかほんのちょっとだけなんか惜しい印象がします
主人公のキャラにしても完全に掴みきれないし、総じて良くできてるんだけどホントにちょっとしたささくれが気になる、 そんな一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:敵側の事情をもっと詳しくと言わざるえない
アウトロー 予告
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