2013年12月9日月曜日

キャプテン・フィリップス (2013/米)

監督:ポール・グリーングラス
出演:トム・ハンクス / バーカッド・アブディ / バーカッド・アブディラマン / ファイサル・アメッド / マハト・M・アリ / マイケル・チャーナス / コーリー・ジョンソン / マックス・マーティーニ / クリス・マルケイ / ユール・ヴァスケス / デヴィッド・ウォーショフスキー / キャサリン・キーナー

ある海運会社でコンテナ船の船長をつとめるリチャード・フィリップス
いつものように荷を積んで航行中に海賊船の追跡にあってしまう

実話ベースで、武装海賊に対する非武装の民間船、とか言われても予告をみただけで十分に内容が把握できちゃいます
そんな内容が分かりきっていながらもなお、おもしろい
とにもかくにもトム・ハンクスのためのトム・ハンクス映画で、フィリップス船長としての熱演を堪能できる作品ですね

コンテナ船「マースク・アラバマ」の船長であるリチャード・フィリップス
その航行中、ソマリア沖で謎の小型船2隻から追跡を受ける
しだいに接近する中、海賊船と認めた船長はなんとか振り切ろうと指示をだし、自らも無線でハッタリをかましつつ事態に対処するのだった
と、どうせ海賊に襲われて船長が~みたいに内容的な先は分かってる・・・んだけど「え?それじゃこの先どうなんの?」と思わせてくれるからおもしろい

見所はふたつに大きく分けられるホーム&アウェーでの船長の振る舞い、でしょうね
で、そんなふたつに分けられたパートそれぞれでも事態は常に二転三転するので、常に緊張感が継続して飽きることはない
フィリップス側だけでなく、海賊側にもアクシデントがつきまとい、船という限定された場面の中でも代わり映えのなさもあまり感じさせない

海賊側のボスであるムセのキャラもよくって、頭がキレすぎず愚かすぎずな人間くさい描写がストーリー展開を引き立てます
そしてなにより、主演のトムさん
トム・ハンクス映画でありながら、トムさんだけでもってる作品でもなく相互に支えあって作り上げてる感があるのがいいですね

親子愛的な部分にまで欲をかいて深く手をださなかった点は人それぞれに思うところはあるだろうけど、個人的にはこれでオーケイかと
むしろ数年後、主演を別の人にして親子愛編とかでももう一本くらい撮ればいいんじゃないですかね

個人的評価:90点
オススメ度:守るべき者がいない状況での船長のアウェー感




キャプテン・フィリップス 予告

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