監督:ゴンサロ・ロペス=ギャレゴ
出演:シャルト・コプリー / トーマス・クレッチマン / ジョシー・ホー / ジョセフ・モーガン / エリン・リチャーズ
死体の山の中で目覚めた男は見知らぬ女に助けられる
記憶を失っていた男は一軒の家にたどりつき、そこで同じく記憶を失った4人の男女と彼を助けた女と出会う
副題に感染とかつけちゃうことで、いっきにB級感が増してますね
さらに安易に「まーたゾンビもの?もしくはパンデミックものか?」と思われてしまい、この作品は敬遠されちゃうんじゃないのかな
でも実際にはホントに観てて心配になるくらい延々と何が起こっているのかハッキリせず、真相が分かるラストまで緊張感が続く良作だと個人的に言わざるえない
それでもあくまで良作、すっげえおもしろかったってほどじゃないのがアレですが
ストーリーに関してはあまり書くとネタバレに直結しちゃうんで、簡単に言うなら記憶喪失な人たちが互いに疑心暗鬼な状況で、ちょっとずつ物や人を頼りに記憶を取り戻していくみたいな作品
何か知っているんだろうけど言葉は通じないし口もきけない女、数日後には何か起こる、森に張り付けられた死体、明らかに異常な行動をする拘束されている人、とヒントっぽいものから記憶の断片を思い起こしては次のヒントを得ていく、と
なにはともあれ、「けっきょく皆が何者で、それぞれどんんな状況でここにいて、周りでは何が起こっているんだ」というのを登場人物といっしょに手探りで探っていく緊張感がおもしろい
記憶の断片や得た情報から、なんとなくふわっとしたモノは推測できるけど、なかなかはっきりと真相が見えてこない作りはいいですね
ただ、作品としてオチを示した後でも、なんとなく推測で納得せざるえない部分とけっきょく分からない要素があって鑑賞後に完全にスッキリしない
超基本的な「感染」の部分は「そういう設定だから」と飲み込めなくはないけど、カカシの効果ははっきり説明してほしかったかな
マニアックな作品として隠れた名作、とまではいかないけど、埋もれがちなちょっとおもしろい作品くらいにはなってる一本でした
個人的評価:80点
オススメ度:すべて揃ってる状態から問いを導く、みたいなね
オープン・グレイヴ 感染 予告
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