2014年8月17日日曜日

バトルフロント (2013/米)

監督:ゲイリー・フレダー
出演:ジェイソン・ステイサム / ジェームズ・フランコ / ウィノナ・ライダー / ケイト・ボスワース / ラシェル・ルフェーブル / フランク・グリロ / クランシー・ブラウン / イザベラ・ビドビッチ

元麻薬取引の潜入捜査官のブローカーは幼い娘とともに亡き妻の思い出の家で暮らし始める
しかし娘の学校での子供同士のケンカから、親を巻き込みじたいはどんどん大きくなっていってしまい・・・

引退した凄腕捜査官、愛娘との二人だけの家族の暮らし、そこへ襲いくる過去からの刺客・・・って、どんだけこのてのオヤジアクションを量産すればハリウッドは満足するのか
そんなありきたりな設定にプラスアルファな強烈なウリとなるナニかがあればまだ楽しめるけど、残念ながらこの作品にはそれが欠如してるから困る
特にコレといった見せ場がない、クソ映画ではないものの悪い意味で普通な作品

亡き妻と縁のある土地と家で、麻薬潜入捜査官を引退して幼い愛娘と人生の再出発をはかる主人公
しかし、子供同士のケンカからたちの悪い親にからまれ、なまじ強いだけに過剰反撃して、主人公はさらに恨みをかってしまう
報復はどんどんエスカレートしていき、やがて過去に因縁のある組織まででしゃばってくる、という定型ストーリー

子供のケンカからはじまってモンペのいちゃもんというこじんまりした発端に、じゃっかんイヤな予感はしてたけど、結局、最後まで全体的にこじんまりした内容でした
特に盛り上がらない報復劇、突き抜けないアクション、中途半端なロマンス、既視感しかない親子愛ドラマ・・・
「ここはすごかった!」という点がいっこも思いつかないのは逆にスゴいかもしれんね

ありきたりゆえに逆に安定感はあって、最低限のエンターテインメント性はあるっちゃあ、ある
引退した凄腕なオヤジが幼い愛娘のために悪党と戦う、というシチュエーションだと聞いても「そういうのあまり観たことないなあ」という人ならじゅうぶん楽しめるかもしれません

一人娘が護身術を身につけていてケンカが強く、父親のことも嫌ってるわけじゃなく逆に親子関係は超良好という部分はちょっとありきたりじゃない要素で、以後の展開に期待はあったんですが・・・
結局はよくある内容で終わっちゃって、個人的にはガッカリ感が強かったですね

個人的評価:60点
オススメ度:アクションスターのオヤジアクション映画は避けて通れない道なのか




バトルフロント 予告

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