2014年9月7日日曜日

フルスロットル (2014/米)

監督:カミーユ・ドゥラマーレ
出演:ポール・ウォーカー / ダビッド・ベル / RZA / カタリーナ・ドゥニ

犯罪者の巣窟として壁によって隔離された街、ブリック・マンション
そこで暮らすリノは街の麻薬組織と対立、一方、組織のボスを狙う潜入捜査官ダミアンも行動を開始するのだった

予告を観た時から「これアルティメットじゃね?」と思ってたら、やっぱりハリウッドリメイクな作品だったんですね
個人的には「アルティメット」はけっこう好きな映画の一本なんだけど、さすがにハリウッドリメイクされるほどかと思わざるえない
まあ、ポール・ウォーカーさんのことがあって商業的に日本で公開しようと思ったと邪推するけど、頭からっぽにして観る映画としてはじゅうぶんおもしろいアクションになってました

犯罪者の吹き溜まりとして壁で隔離された街
そんな街を舞台に囚人と刑事がやむなくタッグを組んで、悪人相手に飛んだり跳ねたりアクロバティックにあれこれする、という感じの作品ですね
ストーリーは、まあ、この際あまり気にしないで、リノのサーカス的なアクションを堪能し、従来のハリウッド的アクション担当のダミアンさんの活躍を楽しみましょう

細かいところまでは覚えてないけど、基本的に「アルティメット」なまんまな内容で、演出を派手にしてる印象
とにかく派手で大暴れしてる深く考えなくていいアクション映画が好みな人にはピッタリですね
ハリウッドリメイクフィルターの効果でじゃっかんB級っぽさも薄くなってる気がするような、しないような

アクションがみどころってのは間違いないんだけど、それでも気になるのが悪人の扱い
さんざ襲ったり殺したりヤクを売ったり警官を買収したり、悪事に手を染めまくってきた輩が、最終的になんか良い奴っぽい扱いになるのはさすがに解せないだろ、と
いくらアクション映画バカで頭を使わない人でも引っかかるんじゃなかろうか

という感じでポール・ウォーカーさんうんぬんは抜きにしても、大ざっぱな感じで観れば楽しめる一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:おじいちゃんが地味に素敵




フルスロットル 予告

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