監督:武正晴
出演:唐沢寿 / 福士蒼汰 / 黒谷友香 / 寺島進 / 草野仁 / 日向丈 / 小出恵介 / 及川光博 / 杉咲花 / イ・ジュンイク / 加藤雅也 / 松方弘樹 / 和久井映見
スーツアクターの本城に顔を出す映画の仕事の話があった
しかし、そんな役もアイドルの一ノ瀬にとられてしまい・・・
どうしてもちょっと前に観た「太秦ライムライト」と比べちゃう部分があるんですが、これはこれ、また別のおもしろさがある映画でした
全体的に昭和の暑苦しいノリが最近では珍しく、主人公の一本気で熱い部分もひじょうに良かったですね
話としてはとてもオーソドックスで、本当に昭和ドラマにありがちな展開なんだけど、そんな先が読めるながらも不思議な心地よさがある
俳優でもない、特撮番組でスーツの中に入ってスタントアクションを演じる主人公が、そんな自分たちのことを冷めた目で見るアイドルと出会ってうんぬん、という話
スーツの中の表現者が、その熱い演技を理解できないアイドル若造にしらしめるみたいな感じ
エキストラなんて役はない、雑用なんて仕事はない
日陰な感じの俳優とスタッフの現場を体育会系なノリで熱く描いてます
冷静に考えれば「しょせん子供番組」という感じなのに、一生懸命やっている人たちの姿をまっすぐに受け止めざるえない
というか、クライマックスで撮影される映画も一般的にな目で見ればしょうじきB級アクションな部類で、けっしてアクション超大作なものじゃない
そんな仕事でも命をかけ、手を抜かずにぶつかっていく姿の描写がおもしろい
昭和っぽさのレトロ感にあぐらをかかず、スーツアクターの現場をちゃかしてない作りが伝わってくる一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:本城さん、レッドの中のレッドだな
イン・ザ・ヒーロー 予告
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