監督:アレクサンドル・アジャ
出演:ダニエル・ラドクリフ / ジュノー・テンプル / マックス・ミンゲラ / ジョー・アンダーソン / ケリ・ガーナー / ジェームズ・レマー / キャスリーン・クインラン / ヘザー・グラハム / デビッド・モース
恋人のメリン殺害の容疑をかけられるイグ
マスコミや町の人々の容赦ない追求と冷たい視線の中、ある日、彼の頭に角が生えてくるのだった
宗教じみていて、サスペンスでもあり、ブラックな面がありあがら、なんかダークヒーローっぽい魅力的な作品でした
テーマ性や復讐劇に凝り固まりすぎず、堅さと柔らかさを良い感じで兼ね備えていておもしろかった
大きなツッコミどころもあるけど、簡単に先読みをさせることで後々にいきてくる計算された隙もいいですね
恋人の殺人容疑をかけられ、すでに周りからは犯人確定扱いされる日々なイグくんの頭に角が生えてきたよ
そしたら、なんかみんなの態度がちょっと変になってきたんだ、っていうような内容
角という肉体的な変化もあれだけど、周囲の人たちがイグに奇妙な態度をとってきてから、その実が分かってくるまでの悪ふざけ&人間の内面のブラックさがおもしろい
しょうじき真犯人という核になる部分は序盤で容易に読めてしまい、さらに全体的に展開の裏側にある真意もけっこう透けて見えるとこが多い
なんだけど、それだからこそ「実はこいつは・・・」とか「ホントのところは・・・」とか真相を考察しながら観るのが楽しい
ネタバレ披露までまったく訳分からないのでなく、ヒントをちょいちょい出してくれてる感じ
そもそも角って、というツッコミは野暮だと割り切ることにして、人間の内面うんぬんというか本音と建て前の描写をガッツリ描くテーマ性の強さを大きく期待してると、けっこうなB級臭さにぎゃふんとなるかもしれないですね
個人的には悪ノリの部分も含め、なんか最後はもの悲しいというよりダークヒーロー誕生みたいな変な燃えを感じた一本でした
個人的評価:90点
オススメ度:真犯人が追いつめられ、しかもすごいものを目にしながらも立ち向かえるメンタルの強さに憧れるわ
ホーンズ 容疑者と告白の角 予告
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