監督:スティーブン・フリアーズ
出演:メリル・ストリープ / ヒュー・グラント / サイモン・ヘルバーク / レベッカ・ファーガソン / ニナ・アリアンダ
1944年アメリカでクラブの創設者であるフローレンスは舞台に上がっていた
彼女はカーネギー・ホールのコンサートで聞いた歌声に感激し、自分も歌うためにレッスンをはじめる
音痴なマダムと一般人のピアニスト、音楽の本質としてふたりの友情が周りを感動に包んでいく、わけでもなかった
しょうじきカーネギーのくだりで「これで感動しろというのか?いや、無理だろ」と思ったけど、最後の最後でいっきにもっていかれた
マダムでもピアニストでもない、夫であるシンクレアさんの物語じゃないですか、これ
ラストシーンから作品内での彼のマダムに対する行動や言動が、良しも悪しもかけぬけるように思い起こされる
コメディタッチの友情、絆物語、音楽ってやっぱりいいよね、という内容とは違って最後の最後で評価が上がるけっこうトリッキーな作品かもしれない
むしろ個人的にはあまり音楽にこだわっている作りには思えなかった
名優の演技をぞんぶんに堪能できたし、最後には笑顔になれる一本でした
個人的評価:75点
オススメ度:劇場の大音量で聞くマダムの歌声は本気でヤバイレベルの破壊力
マダム・フローレンス! 夢見るふたり 予告
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