出演:アデル・エネル / オリビエ・ボノー / ジェレミー・レニエ / オリビエ・グルメ / ファブリツィオ・ロンジョーネ
診療所で代診をしていた医師のジェニーは、ある夜遅くの来訪者に対応しなかった
後日、その時間のカメラ映像を見せてほしいと刑事がやってきて、その来訪者の死を知るのだった
謎や事件の大きさ、トリックに過剰なまでにこったミステリとは違ったいぶし銀的なおもしろさがあった
環境音が曲とるくらい静かな流れの中、主人公をふくめた登場人物たちのわずかなボタンのかけ違いがどんどん気持ち悪さを増していくドラマが秀逸でした
特に主人公の事件を追う姿勢が明るみになると同時に、新たなストレスや自責が葛藤を深めていく、事件の様相もそうだけどそんな姿を観ているだけでも楽しめる
ただ息苦しいだけじゃなく、日々の中でちょっと喜ばしいこともあり、それがさらに悩みとの明暗をくっきりさせて飽きることがない
地味と言えば地味だけど、謎の部分をウリにしている作品が多い中で地力で勝負というか匠の技がきらりと光る一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:地道にまいた種が実るのはいい
午後8時の訪問者 予告
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