監督:熊澤尚人
出演:吉高由里子 / 松坂桃李 / 松山ケンイチ / 佐津川愛美 / 清野菜名 / 清原果耶 / 木村多江
恋人の千絵が失踪し、さらに父が癌を患っていると分かった亮介
複雑な心境の中、父の家で「ユリゴコロ」と書かれた一冊のノートを見つける
それほど気にかけていなかった作品でしたが、ホラー映画だったのかと思うような序盤にすっかり引き込まれていった
静かな狂気と暗い瞳の演出にみごとにハマり、主人公がノートから目を離しても息苦しさからの解放とともに続きがたまらなく知りたくなる
ノートの話の外でも恋人の失踪という事件が並行して進み、作品的にもどうつながっていくか期待も高まった
だけどその恋人の真相が分かってから、ちょと「ん?」という違和感を覚え、ノートのネタバレがされてから急激に冷めていく感じになる
役者さんたちの熱演、変わらぬ演出の巧みさはいいけど、それでも終わりが近づくにつれてなんか安っぽい路線になってる気がしないでもない
まったく共感できないラストあたりの話と作品内での空気感の温度差、なんか気持ちが剥離されたような感覚という意味では前半と同じ気持ち悪い内容ではありました
個人的評価:75点
オススメ度:感動系胸くそ悪い映画
ユリゴコロ 予告
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