2018年4月11日水曜日

生きる街 (2018/日)

監督:榊英雄
出演:夏木マリ / 佐津川愛美 / 堀井新太 / イ・ジョンヒョン / 岡野真也 / 吉沢悠 / 石田法嗣 / 小柳友 / ラサール石井 / 斎藤工 / 内田理央 / 新津ちせ / 菅原大吉 / 石倉三郎 / 仲間由紀恵 / 原日出子 / 升毅

東日本大震災後のとある港町に暮らす佐藤千恵子
彼女は大きな家でひとり、民泊を営んでいるのだった

ひとつひとつのシーン、そこにある芝居と演出から画面上の人々の関係や気持ちが、ほどよい透明感で伝わってくる
感性が鈍りまくり、読みとる能力が錆つている私でも、ぐっと体の芯に登場人物たちの想いが重く落ち込んでくる感じがいい
私個人においての日常で普通に耳にする、なにげない言葉や言い回しが震災の被害を被った当事者の皆さんには別意なものになる、と心に響く所が多い
年月が過ぎ去り、大人が感じることのほか、その時間を成長した子供たちの世代のドラマに感情が引き込まれた
そして根底に大きく重く大震災の葛藤がありながら、親子、関わり合う周りの人たちの姿、その編み込まれた人間ドラマも見応えがあった
考えさせられるとか、当時を忘却しない教訓とか、そういったものとはちょっと異なる心に響く良い映画でした

個人的評価:95点
オススメ度:映画を鑑賞し、また今に戻った自分、誰が見ていなくともけっぱらざるえない



生きる街 予告

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