2010年3月19日金曜日

ファイナル・デッドコースター (2006/米)

監督:ジェームズ・ウォン
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド / ライアン・メリマン / アマンダ・クルー / クリス・レムチェ / アレックス・ジョンソン / サム・イーストン / テキサス・バトル / シャーラン・シモンズ / クリスタル・ロウ / ジェシー・モス / ジーナ・ホールデン / マギー・マー / トニー・トッド


卒業を前に友人達と遊園地に来ていた少女、ウエンディ
ジェットコースターに乗った彼女は、脱線事故によって死ぬ予知をし、これを阻止しようとするのだが

あいかわらず邦題のつけかたがアレな感じです
2でヘンテコな邦題つけたから後にひけないのは分かるけど、どうせならサブタイにファイナル~3とかつければいいんじゃないんですかね
シリーズ物でここまでナンバリングのつながりが分かりづらいのもホントに珍しい
わざと狙ってるにしてもセンスないとしか言いようがない

話的には前作までは1を受けての2、という流れでつながりがあったけど、今作ではほぼつながりがない完全な仕切り直し状態でできてます
だけど、予知の存在と死の順番の法則性だけは受け継いでて、劇中でも「過去にあった」こととして認識されてるので、基本設定だけは前提にあるもしもシリーズ化してしまいましたね
そんな中での死に様エンタテイメントとして、今回もイヤな死に方が次々と展開するわけで
今作では死の順番の入れ替わりも積極的にとりいれて、じゃっかん複雑化してるようで実はそうでもない展開で、けっきょくは頭からっぽにして観てもなんの問題もない

しょうじきこのシリーズは死に様が違うだけでいいかげんパターンがおんなじなので、3までくるとさすがに飽きる
ひとりひとりの死に様やメンタル的な描写は見応えはあるものの、1では「おお、そういう話か」2では「ああ、今回はこうくるか」というようなちょっとした驚きが3にはないんですよね
つまらないまではいかないけど、軽い退屈感はいなめない
謎の黒人もでてこないし、観てる側が「おい」と思わずつっこまずにはいられない、基本設定をこえた「何か」がないのは痛いですね

クライマックスとオチもちょっと派手になってておもしろかった
おもしろかったけど、なんか腑に落ちないというかパワープレイすぎるというか…
本当につまらない、というわけじゃないけど何かケチをつけたくなる、そんな作品でした

個人的評価:65点
オススメ度:びっくりするほど記憶に残りにくい




ファイナル・デッドコースター 予告

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