2010年3月21日日曜日

ファイナル・デッドサーキット 3D (2009/米)

監督:デヴィッド・R・エリス
出演:ボビー・カンポ / シャンテル・ヴァンサンテン / ミケルティ・ウィリアムソン / ヘイリー・ウェブ / ニック・ザーノ / クリスタ・アレン / アンドリュー・フィセラ / ジャスティン・ウェルボーン / ステファニー・ホノア / ララ・グライス / ジャクソン・ウォーカー / フィル・オースティン / ウィリアム・オギラード / ブレンダン・オギラード


ニックは友達とともにサーキットにレースを見に来ていた
そこで彼はレース中のクラッシュが原因で客席をまきこんだ大惨事がおこる予知を見るのだが

うーん…まあ、なというか、良く言えば水戸黄門ばりに安定感のある死に様ショーを楽しめるってことで
一度生還してからの死の連鎖に謎もドキドキもない状態で、いつものように「過去に同じようなことがあった」という一言で死の筋書きが進行していることと順番の法則性が解決しちゃうという…
それでもこのシリーズに期待するのは、3があんなだったんだからそろそろ法則性を観てる側が知ってることを利用した「それは予想外だ」と思える展開がほしい、というところなんですが…ね、まあ、どうなるかはネタバレになるから書きませんが察してください

ストーリーももう多く言うことはない感じで、生還者が次々死ぬ→俺には予知能力がある→法則性を知る→なかなか信じてもらえない…という流れ
しょうじき今作は3Dでちょっとグロイのを表現してみようぜ、っていうアトラクション性に特化してるんでホントにドラマがうっすいうっすい
ピタゴラのスピード感と、「こっちでくるのか?それともこっちか?」という楽しみ、さらになんか小粋な皮肉演出があったり、3よりはじゃっかんおもしろい
特にサーキットの大惨事のエグさから、生還者が死に始めるところまではかなり楽しめます
でも、そこから「予知についてちょっと調べてみたんだけど」という流れで「またか」といっきにテンションが落ちます

で、ちょっと内容からそれて3Dについて
ソフト版なので付属の眼鏡をかけて観るわけですが、いわゆる赤と青のフィルムがはってある紙の眼鏡が4つ付いてきます
これをかけて観るわけですが…なんというか、あんまり立体感が味わえない上に暗いし色調がおかしくなるので、思ってた以上にどうしようもない感じでした
よくある表現の「3Dはおまけ」という言葉がピッタリ
イヤになって途中で通常ディスクに入れ替えて続きを鑑賞したんで、最後まで観ればすごい迫力なのかもしれませんが

そんな感じで良くも悪くもいつも通り、3をじゃっかんテンポよくした感じの内容
劇場できちんとした3D環境で観てれば、もっと評価が変わったかもれしないですが、その恩恵がない状態だといたって「普通」な印象でした

個人的評価:65点
オススメ度:ラストの展開も分からんでもないけど地味




ファイナル・デッドサーキット 3D 予告

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