出演:ジム・キャリー / ケイト・ウィンスレット / ジェリー・ロバート・バーン / イライジャ・ウッド / トーマス・ジェイ・ライアン / マーク・ラファロ / ジェーン・アダムス / デヴィッド・クロス / キルスティン・ダンスト / トム・ウィルキンソン
あるバレンタインの日、仕事をさぼって衝動的に浜辺にきたジョエル
そこでちょっと奇妙だけど気になる女性と出会い…
ロマンスものもたまには観た方が良い…ような気がしないでもないってことで
というかジムひさしぶりだな、おい
ライト層にバカ受けのやっすいリアクション顔芸芸人というイメージだったのに、たくましく育ちやがって…
などと自分のスペックを棚に上げて他人を悪く言う私の底が知れますね
映画としてはリア充な人が観たらそうとうおもしろい作品になってる感じ
それ以外の人がみてもけっこう楽しめる内容です
浜辺で出会った地味男ジョエルと不思議娘クレメンタイン
正反対な性格のふたりはすぐに恋に落ちる
いきなりクレメンタインが自身の脳内のジョエルの記憶をきれいさっぱり消した
序盤の流れはそんな感じなんですが、最初はちょっとコミカルなロマンス映画化と思ってたら、ジョエルの車の窓を叩く男がでてきてから「これは普通じゃないな」と思えるギミック臭がしてきます
序盤の時系列の把握にちょっと混乱するけど、まあ、しょうじきすぐに「最終的にはこうつながっていくんだろうな」と理解できるので、そう複雑すぎる話でもないですね
ホントに個人的にロマンスものは受け付けづらいんですが、電車内でのジョエルとクレメンタインの会話は楽しかった
そこからふたりのラブラブっぷりが描かれるんですが、おどろくほどにイライラ感がなかったですね
記憶を消すというちょっとトンデモ展開になんともいえない気持ちにならんでもないけど、まあ、観てるうちに気にならなくなるレベル
記憶を消すってことで思い出の品を用いるわけですが、ようするに消したい過去を思い出すことでそこをピンポイントで記憶から消去していくわけです
消したいために思い出す、で、なんだかんだやってるうちに…って感じで
実際はそんなにストレートな話の進みじゃないし、単調にならないように主人公以外のドラマもはさんでくるので飽きずに観続けられます
そして、クライマックスが終わるとたいがいの人がそうだろうなと思ってる流れになるんですが、制作側もさすがにそこら辺は承知でちょっとひねたエピローグを展開してくるから楽しすぎる
このオチがあるからこそ、ホントにこの作品は輝いてるな、と言わざるえない
よくある甘いロマンスってだけじゃ終わらない魅力がありますね
そんなちょっと変化球なロマンスものですが、こういう作品だったらロマンスでも苦痛を感じることなく観ることができる、そんな一本でした
個人的評価:85点
オススメ度:オッケー牧場
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