2011年4月17日日曜日

エンジェル・ウォーズ(2011/米・カナダ)

監督:ザック・スナイダー
出演:エミリー・ブラウニング / アビー・コーニッシュ / ジェナ・マローン / ヴァネッサ・ハジェンズ / ジェイミー・チャン / オスカー・アイザック / カーラ・グギーノ / ジョン・ハム / スコット・グレン / リチャード・セトロン / ジェラルド・プランケット / マルコム・スコット / ロン・セルモア / A・C・ピーターソン






母親が死に、遺産相続の絡みで父親の謀略によって精神病院にいれられた少女
そこで名前すら思い出すことのなくなるロボトミー手術を施されることになり・・・

予告を観た時から、その香ばしいB級テイストな映像に惚れた作品ですね
いわゆる夢と現実もので、自由になるための5つのアイテムゲットを目指す主人公たちが、戦争世界、ファンタジー世界、SF世界を舞台にした戦い(のイメージ)を通して冒険を繰り広げる、って感じ
まあ、やっぱり見た目通りのスタイリッシュB級美少女アクションでした

とりあえずプロローグ的なものから本編への導入部分はおもしろかったし、後の展開がどうなるのか、夢と現実の境界をあいまいに思わせる描き方はありきたりだけど個人的には好きですね
そして、本編ではそれぞれのアイテムごとのイメージ戦場でバトルする・・・まあ、しょうじきそれだけっていばそれだけですが、ハイスピード&スロー演出で無駄にスタイリッシュなものになってます
けれんみたっぷりなアクションシーン、これを受け入れられるかが重要なんですが、その初戦からしてなかなかにすんなり受け入れづらいバトルってのはどうかと思わざるえない

そんなスタイリッシュなアクションシーンなんですが、次々とゲーム感覚でステージが変わるのはいいですがさすがにだんだんと飽きてきます
基本的なアクションに代わり映えはなく、テレビシリーズとして各話で見せられるならともかく、こうもいっきにやられるとちょっとくどい
で、夢と現実の境界がうんぬんって作品に共通するのがオチへの期待感
いったいどう「そうだったのか」と思わせてくれるか、その着地点しだいで大きく評価が変わってくるでしょう
そんな期待に対して、この作品は・・・微妙にすっきりしないオチが待ってます

脳筋アクション映画専門な人がうなりながら頭をフル回転させて描いたって感じのじゃっかん分かりづらい上に、分かったとしてもイマイチすっきりしない
言わんとしてることは分かるけど、もうちょっと気持ちよく「なるほど」と思わせてほしかったですね
中途半端なストーリー性なんかこの際だから捨て去って、単純なアクション映画としてやった方がよかった気がしないでもない
「ぼくがかんがえたさいこうのストーリーとアクション」みたいなちょっとした寒さを感じるのは否めませんでしたね

こういう派手派手なアクションが好きな人でも、この中途半端なストーリー性のためにたぶん手放しで喜べない内容になってる一本かもしれません

個人的評価:70点
オススメ度:大剣と二丁拳銃は基本スタイル




エンジェル・ウォーズ 予告

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