2011年4月9日土曜日

マチェーテ (2010/米)

監督:ロバート・ロドリゲス / イーサン・マニキス
出演:ダニー・トレホ / ジェシカ・アルバ / ロバート・デ・ニーロ / スティーヴン・セガール / ミシェル・ロドリゲス / ジェフ・ファーエイ / ドン・ジョンソン / シェイ・ウィガム / リンジー・ローハン / チーチ・マリン / エレクトラ・アヴェラン / ダリル・サバラ







連邦捜査官のマチェーテは上官の制止も無視して麻薬王トーレスのアジトに乗り込む
しかし罠にはまり手痛い敗北をきっし、そしてそれから3年がたとうとしていた…

ワイルド&バイオレンス、そしてある種の趣味の持ち主にとっては飛び上がらんばかりのキャスト、それだけで最高にテンションが上がらざるえない
というかセガール先生の存在が個人的にテンションをマックス振り切り状態まで高めてくれます
敵の大ボスみたいな位置づけで、もう悪の道を説きながら片手で主人公なんざ地面に這いつくばらせられるイメージしかわいてきません
開始早々、ラストバトルは先生との一騎打ちなんだろうなって感じで期待がふくらみまくってうれしょんが止まりません

主人公のアクションもかっこよくて、序盤のナタ&刃物の扱いはひじょうにワイルドで気持ちいい
その他のアクション全般もスタイリッシュとは真逆な感じの泥臭さとテンポのよさが楽しすぎる
じゃっかんゴア描写がアレなんで、そっち系がダメな人は注意…っていうか、そもそもそんな人が手を出すパッケ絵じゃないか
主人公以外のキャラもクセが強くてアグレッシブに前に前にでてくるので、いかつい主人公だけで映画を支える危うさが薄れてます

しかし、そんな主人公周りのキャラのアグレッシブさが逆にあだになってる気がしますね
特に終盤の盛り上がりに向かって各キャラがどんどん前面にでてアピールしまくるたびに、もともと主役顔じゃない主人公のマチェーテの影がうすまっていきます
しょうじきマチェーテは序盤のアクションは神がかってるけど、中盤からはもう忘れられないようにたまに画面にでてきては逆担当として存在してるだけな印象が強い
そして、全体的に空気が読めてる作品なんですが、ラストバトルがあまりに迫力がなくってガッカリ
だって、ある意味で夢の対決なわけですよ
エピローグで描かれたことの決着なわけですよ
それがあれだけじゃ、なんとも食い足りない

終盤の上院議員のはっちゃけっぷりとオチは楽しかったけど、逆に言えば真主人公のおもしろみが足りないというわけで
かなりおもしろい作品だけに、やりすぎ感が加速しすぎてあと一歩だけかゆい所に手が届いてない気がした一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:セガール先生が将軍様のようで、なんとも




マチェーテ 予告



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